銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

新生湯(東京・荏原町)

2021-06-08 07:07:00 | 銭湯
#新生湯
(太陽の湯)


・東急沿線の代表的な銭湯
・注意書きのオンパレード
設備がとにかくユニーク





東急大井町線
#荏原町駅

▲東急大井町線の荏原町駅


▲路線図はこんな感じ








▲出口に向かおう


▲改札口


▲改札口を抜けてまっすぐ進み


▲先を抜けたところ


▲通りを右に歩く


▲まっすぐ進む






▲auショップを横切り


▲賑やかになってくる


▲スーパーをすぎて




▲まいばすけっとが見えてきたら


▲左折する


▲あとはまっすぐ行くだけだ


▲しばらく歩くと






▲新世湯が左にみえてくる






▲今回は左側の方








▲到着


中に入ると下足箱と廊下が一体になっており、狭い銭湯によくある作り。ただ、ここはスロープがついているので、そのための構造かもしれない。
すぐ手前にアルコールスプレーがあり、手を消毒した後に奥にある券売機でチケットを購入する。
進んで右側が受付だ。
座るのは20代前半ぐらいの若い男性。率直に言うと、極めて愛想が悪かった。
今まで銭湯巡りをしてきて若い男性にハズレはなかったけれども、中にはこういう例もあるだろう。
最初に手首の内側で検温してもらい、貸しタオルを受け取る。今回は男湯が左側なので太陽の湯である。ちなみに帰りのときは受付が20代ぐらいの女性に代わり、とても愛想が良かった。


のれんをくぐると、まず目に飛び込んでくるのは、無数の注意書き。その注意書きが壁にビッシリと覆っている。
隙間恐怖症なのかと思うぐらい、とにかく注意書きのオンパレード。木を隠すなら森の中というが、情報過多で逆に目に入ってこない。
情報は優先順位を決めるのが鉄則だ。


脱衣場は真ん中にロッカーがあって、左壁のところにもロッカーがある。
ここは鍵付きと、ダイヤル式が混在しており、ダイヤル式なら鍵の紛失を心配する必要もないが、逆にダイヤルを忘れてしまったら元も子もない。
洗面台のほかに入り口横には給水機があり、こういうサービスがあると嬉しい。


浴室の扉を開けて中に入ると、島カランが一つと、右壁(間仕切り)にもカランが並ぶ。右手前に一つだけ立ちシャワーがあった。
左側に目を転じると、すぐ横にサウナで、サウナの左奥に水風呂がある。広さはそんなになく、2人が入れる程度だったが、水温はしっかり冷たい18度前後である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


ここの目玉はいくつかあるが、その一つがサウナの目の前にある流水歩行プールである。
水流を作る機械が前後に一つずつ設置してあり、長さは、4~5メートルほどだろうか。ぐるぐる回れるようになっている。深さは腰ほどで水温はたぶん25度あたりではないかと思うが、ちょっとした体を冷やすのにも使えるだろう。
歩行方法が色々と掲示されてあるが、流れに逆らって歩くとちょうどいい運動になりそうである。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、左手前の円形が炭酸泉。その奥と横に繋がる形で白湯の主浴槽がある。
白湯は右が深浴槽で、ヒップジェットとボディジェットに分かれている。
真ん中がバイブラで浅浴槽。
左がさらに浅い腰掛け湯だ。
主浴槽は全体がつながっているので、広く感じる。
ボディジェットのところではなぜか上下運動をしている変わった人がいて、お湯が波立つので困った。
温度は41℃と若干低めだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


炭酸泉は、かなり詰めて5人程度かなというスペースで、決して広くはないが、濃度は高濃度なので嬉しい。くわえて、ヒマラヤピンク岩塩というのが縁のところに置いてあり、それにお湯を掛けて塩を少しずつ溶かしている。
この岩塩の効果がどの程度か分からないが、なんとなく体に良さそうな気がした。温度は39℃ぐらい。
ここまでが室内。


左にある扉を開けると、目の前にあるのは外気浴用の椅子で、そのまわりを造花のバラが囲む。当日はゴールデンウイークに近いということもあって、鯉のぼりの旗も飾ってあった。
もちろん、その隙間を注意書きが埋める。せっかくの雰囲気が注意書きで相殺されてしまっている。


さらに奥に進むと、ここは単なる露天風呂ではなく、なんと洞窟仕様だ。
手前は狭いながらふつうの露天風呂で、通路を抜けると洞窟になっている。
完全な密室ではなく、頭上を空気穴があるので湯気はこもらない仕組み。
薄暗くて、秘密の隠れ家的なようだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


全体的に企画力で直球勝負しており、ここは東急沿線にある銭湯の中では指折りの銭湯ではないかと思う。
温度は一般的に比べてかなり低めで、ガッツリ熱いお湯を求める人にはちょっと物足りないだろう。
ここまで注意書きを張り巡らせた銭湯はたぶんここ以上はないと思う。そうした点も含め、新生湯は良くも悪くも個性あふれる銭湯である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 荏原町
経路 商店街を抜ける
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 和風
壁画・眺望 ペンキ絵
統一感 あり
置物 注意書き
照明 明るい

★設備
休憩所 小さなロビー
脱衣所 注意書きがいっぱい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、流水歩行プール、バイブラ、ジェット、洞窟湯、水風呂
サウナ あり
温度 39~41℃
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 愛想が悪かったり良かったり
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり

◆人
受付 20代の男女
客層 高齢者から子どもまで


【案内】

住所
〒142-0064
品川区旗の台4−5−18

電話番号
03-3781-3476

アクセス
東急大井町線・池上線「旗の台」駅下車、徒歩5分
東急大井町線「荏原町」駅下車、徒歩5分

休日
月曜
祝日月曜は営業営業時間15:30−24:30
土曜は15~24時半、日曜は11~24時、祝日月曜は13~24時

※東京銭湯ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (batasyan)
2021-06-09 20:29:33
ココは私が行ったことのある銭湯ですね。私の時は定休日でしたけど。面白い構造だったのですね。
東京の銭湯ってこんな路地の狭いところにあるんだと思った店でした。
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Unknown (southandnorthface)
2021-06-09 21:00:14
@batasyan batasyanさんへ

そうそう、batasyanさんが一度訪ねられてましたね。
ここは東京の中でも特に変わったところです。
地元横浜なんかでもこういう細い道のところが多いので、逆に普通と思ってました。
和歌山だと広い道に面したところがほとんどなんですか?
このあたりの違いも面白いと思いました。
最近訪ねた銭湯はもっと狭い道のところにあって、下町になるほど路地裏に突如として現れる感じがします。
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