#栄湯


・哲学をモチーフにしたデザイナーズ銭湯
・水回りが最強
・熱湯が真面目に熱い




都営地下鉄大江戸線
#落合南長崎駅

▲落合南長崎駅。池袋の西に位置して、近くにはトキワ荘マンガミュージアムがある。漫画の黎明期を築いた先人たちが青春時代を過ごした場所だ


▲都営ということでオリンピックを1ヶ月前にしてこのようなステッカーも貼ってあった

▲路線図

▲皇居から左上に位置する

▲エスカレーターでのぼり


▲改札口

▲改札口を出た先にある地図。いまここで

▲まっすぐ上をみると

▲栄湯の表記がある

▲A1をめざそう



▲左の出口にでると

▲左にむかう

▲大通りがみえてくるので

▲右に進む

▲ちょっと歩いたら止まって

▲左の横断歩道を渡る

▲右に進む


▲猫地蔵堂なる文字を発見

▲小判を抱えた招き猫の像があった

▲さらに進むと分かれ道があるので、左を選択

▲左を進んだところ



▲すると、なにやら電車がみえてくる


▲こちらはホビーセンターカトー東京というジオラマを販売している会社。知る人ぞ知る模型の聖地らしい。偶然通り掛かってはじめて知った
※ホビーセンターカトー東京は最後に紹介してあります

▲まだまっすぐ進み


▲ここでストップ

▲左に曲がる

▲ちょっと歩くと

▲セブンイレブンがみえてきたらここでも立ち止まる

▲右折する

▲あとはもう近い

▲右に栄湯がみえてくる

▲右にコインランドリー

▲左に入り口

▲案内板



▲マンション銭湯である

▲まだまっすぐ進み


▲ここでストップ

▲左に曲がる

▲ちょっと歩くと

▲セブンイレブンがみえてきたらここでも立ち止まる

▲右折する

▲あとはもう近い

▲右に栄湯がみえてくる

▲右にコインランドリー

▲左に入り口

▲案内板



▲マンション銭湯である


▲到着
入り口からして純白の下足箱に敷居の高さを感じる。手前にはアルコール液があって、それで手を消毒する。
下足箱に靴を預けて自動扉手前にある券売機でチケットを購入。
入浴料は470円の貸しタオル(フェイスタオル+バスタオル)で100円は安い。
扉をあけて中に入ると、目の前には小さいながらもコンパクトにおさまったロビーがあり、奥左には受付のフロントがある。座るのは、20代後半ぐらいの女性。
チケットを差し出すと、ジェスチャーで自身の手首を指して「手首を出してください」と言われる。検温が終わると、今度は「下駄箱の鍵を出してください」と言われる。出すと、タオルのセットといっしょに番号の振られたタグが渡され、それで帰りは下駄箱と交換するようだ。
ここは男女入れ替えがあるらしく、今回の男湯は左側だった。
のれんをくぐると、やはりデザイナーズ銭湯ということで、すごく洗練された脱衣場である。
入り口から白く塗りつぶされているが、脱衣場や浴室もすべて白を基本色としており、元々きれいな上にさらに清潔感がある。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ロッカーはコインリターン式。事前に100円玉を用意しよう
ロッカーは、入ってすぐ目の前と右列にあって、ドレッサーはもちろん完備。面白いのは、ドレッサーの台に小さく折り畳まれた新聞紙が、幾重にも置いてあったことだ。
注意書きには、髪の毛やゴミをこの中に入れて捨ててくださいとあった。
ここまでするのはほかの銭湯で見たことがないのでかなり神経質な感じもしたが、マメな経営者なのだろう。
洗面台はこじんまりしたのが一つ。体重計はスペースを確保するためか家庭用なのが残念だった(小さくて見えにくい!)。
注意書きは手書きのイラストが添えられており、この手のデザイナーズ銭湯にありがちな全てを既製品で埋め尽くす工業的な空間ではないところに好感がもてる。
真ん中には背中あわせの椅子が3つずつ、合計で6脚並び、足元には小さな荷物置きのカゴが置かれてある。このへんの細かい気遣いはとてもいい。
浴室のガラス戸にはカントの湯と書かれてあった。カントは近代哲学の地平を切り開いた大御所。と受験勉強で覚えさせられた名前をまさか銭湯でお目に掛かるとは思ってもみなかった。
学校でも哲学の本を読まされたのだが、あまりの難解さに数行読んで睡魔に襲われた記憶がある。
扉をあけて中に入ると、目の前には島カランが2つ。真ん中のスペースを開けるためか、左側の島カランは右側面のみ。
右手前には、立ちシャワーが2つある。
カランは椅子と桶が事前に並べられてあり、左のハンドルをひねると、シャワーの湯量が半端なく多いのでビックリした。お湯の重さを感じるほどだ。浴びててると、とても気持ちいい。
メーカー名を確認するとLIXIL。さすが日本を代表するメーカーである。
立ちシャワーに関しても使いやすくて良かったが、ちょっとして不満をいえばお湯と水がどっちのハンドルなのか色がついていないのでわかりにくい。
デザイン性を重視した作りなのだろうが、自分みたいなはじめて来た人間だとパッと見分からないから、せめて色(赤と青とか)をつけてほしいと感じた。

出典:東京銭湯ホームページ引用
左手前にはサウナ。小さくて狭いが、中を覗くと天井にはお釈迦様の絵が描かれている。合掌。しかし、なぜカントの湯にお釈迦さま? 一応仏教も哲学に数えられる分野だけど…。

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲天井の絵。迫力がある
浴槽は奥にあって、L字型をしている。左側が手前にせり出しており、サウナと隣接する形で水風呂になっていた。
スペースは2人が入れる程度で、手を入れてみたところ20℃ぐらいとぬるめ。
その奥となりが主浴槽で、こちらは左端にジェットバスが2つ並ぶ。真ん中はバイブラ。
温度は41℃か42℃ほどで、誰もが入れる温度設定になっている。スペースも広くて、5~6人は入れるだろう。長湯をするにはもってこいだ。
そして、最後は右端にあるのが、熱湯。
といってもこの手のデザイナーズ銭湯で熱湯といえばせいぜい44℃前後あたりだろうと舐めて掛かったら、なんと47、8℃はあろうかという温度だった。
めちゃくちゃ熱くてソッコー退散した。
どうりで誰も入っていなかったわけだ。

出典:東京銭湯ホームページ引用
壁絵はなくてほぼ真っ白い壁なのだが、よくよく見ると、かなり労力を注いでいることが分かる。間仕切り壁や立ちシャワーのところはハニカム構造の小さなタイルが幾重にもかさねられている。
浴槽側はクロスされた線上の縁部分が小さく盛り上がっている特殊なタイルで、それらが並ぶ壁はウィットに富んだ景観だった。
間仕切り壁のところと左の壁上には色彩豊かな間接照明が照射され、とても魅惑的。シックすぎない差し色の使い方がこれまたセンスがあり上品である。
客層は、デザイナーズ銭湯にしては珍しく高齢者ばかり。扉には黙浴と書かれてあってか、みんな静かだった。
設備はいま流行りの炭酸泉がなくてやや寂しい部分もあったが、水回りの設備はとても使いやすい。
熱湯(あつゆ)も新規の客に忖度しない常連客仕様であったり、伝統的な風呂屋としての矜持も伺わせる。
全体的な完成度はきわめて高く、とても快適な銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 落合南長崎
経路 西へ
周辺の環境 住宅地
●空間演出
建物外観 マンション銭湯
壁画・眺望 お釈迦様の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 超使いやすい
浴槽の種類 水風呂、ジェットバス、バイブラ、熱湯
サウナ あり
温度 42~48℃
棚 あり
男女入れ替え あり
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり
◆人
受付 20代の女性
客層 高齢者や若者
【案内】
住所
〒161-0031
新宿区西落合2−6−2
電話番号
03-3953-6562
アクセス
都営大江戸線「落合南長崎」駅下車、徒歩8分
休日
月曜、金曜
営業時間
15:00−24:00
※東京銭湯ホームページ転載
ホビーセンターカトー

▲駅の階段に広告があった

▲入り口に入ると、さっそく芸術的なモニュメントが出迎えてくれる

▲左に入り口

▲模型がズラリと並んでいた

▲目玉はコチラ。巨大ジオラマだ

▲Nゲージが縦横無尽に走り回っていた




▲なんと2階もある。ジオラマは2階の方が本格的だった

▲階段を上る途中で撮影した俯瞰図

▲2階。小さな子どもも大きな子どもたちも夢中になってジオラマを囲む

▲ここは500円以上購入した人のみ運転できるようだ

▲こちらは大きな汽車


▲汽笛を鳴らしながら走ってるのにはビックリした。いまのNゲージは音の演出も可能なようだ

▲ちなみに外にある赤い電車は京急の古い電車だそうだ。買い取って持ち運ぶには相当な労力が必要だったろう。会社の熱意を感じさせるアイコンである

今回は二度おいしい記事で。
お風呂の方は、私が嫌いなタイプ(^^ゞ
落ち着かない感じでお風呂熱いの苦手なので。
私もちょっとした鉄ちゃんなので、鉄道模型も興味ありましたね。場所を取るので今では無理ですけど。
おはようございます。
こういうデザイナーズ銭湯は苦手なんですね。
最近の新しい銭湯は設備がしっかりしてて機能的にはすごく快適なのですが、たしかに落ち着かない気持ちも分かります。
お湯は予想以上に熱くてビックリしました。高齢者の中には、これぐらい熱くないと!と言う人もいますけど、さすがに47℃前後はちょっときつかったです(笑)
鉄道模型は自分も中学生ぐらいのときに興味を持ったことがありましたが、やっぱりスペースの都合上断念しました。お金もけっこう掛かるし。ここはとにかく熱気がすごくて、見てるだけでも楽しかったです。