#宮下湯
京急本線
#生麦駅
▲京急の生麦駅。歴史の教科書に出てくる生麦事件があった場所だ。日本の歴史をおおきく変えた場所である
▲エレベーターでのぼり
▲改札口
▲ひだりに進めばキリンビール工場があるが、今回は右の山側へと進む。ちょうど法政大学国際高等学校を横切るため、そこを目指す
▲右にむいて
▲跨線橋を歩く
▲そのまま右に進む
▲線路をわたってるところ
▲降りて
▲右に進む
ちなみに東口(改札口を出て左)から踏み切りを渡っても来ることができる
目の前の線路が京急本線で、その奥にJRの踏み切りがあるのだが…
▲京急の踏み切りとJRの踏み切りの間に、なにを血迷ったか歯医者がある。
その名もふみきり歯科
▲こちらがJRの踏み切り
跨線橋から俯瞰した写真。JRの東海道線、京浜東北線、横須賀線の上下あわせて計六本の路線が並ぶ。
過去に人身事故を起こしているので2014年から踏み切りの廃止を掲げているが地元と自治体の折り合いが悪く、まったく進展がみられないそうだ
そんな呪われた踏み切りを歩いたら、
▲突き当たりを左に曲がる
▲左に曲がったところ
▲すると国際高等学校の案内がみえるので、その通りに進む
▲みぎの坂道をのぼり
▲学校がみえてくる。こちらはNHKの鈴木奈穂子アナウンサーの出身校である
▲そのまま上にあがり
▲左に進む
▲下り坂になっている
▲右の屋根では野良猫が日陰で寝ていた
▲降りたら右折
▲ちょっと歩けばみえてくる
▲住宅地のど真ん中にある銭湯だ
▲到着
のれんをくぐると入り口から男女で分かれている。
左が男湯で、右が女湯。
扉をあけるとすぐ右手に受付の番台があり、座るのは70代ぐらいの女性。
「いらっしゃいませ」とハキハキとした声で挨拶をしてくれて、「こんにちは」とこちらが話すと「こんにちは」とこちらもハッキリと返してくれる。
貸しタオルをお願いするとすぐに出してくれて、千円札のお釣りが510円だったので貸しタオルは無料のようだ。
脱衣場は外観から想像できたようにかなり小さく、真ん中に島ロッカーがぽつんと鎮座。そのとなりに昭和らしい丸テーブルが置かれてあった。
左壁にもロッカーが並ぶが、そんなに数は多くなく、マッサージチェアや洗面台、冷蔵庫、棚などがところ狭しと隙間を埋めていた。
決して整然としているわけではないのでごちゃごちゃした印象を抱くが、全体的に調和が取れているので汚いというよりも家庭的な雰囲気。これぞ昭和の銭湯という感じである。
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
浴室の扉をあけて中に入れば、浴室も同様に狭い。真ん中に島カランがあるが、こちらは4つほどしかなく、左右の壁にも短いカランが並ぶ。手前左側には余裕ある空間を確保した立ちシャワーがあった。
カランにしても立ちシャワーにしても勢いがあるので使いやすかった。設備管理や清潔さに関してはかなりしっかりしているなという印象だ。
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
浴槽は奥にあって深浴槽の座湯と、浅浴槽のジェットバスに分かれる。
原則的に浅浴槽のほうがぬるい傾向にあるのでまずは浅浴槽から足を突っ込むと、思ったよりも熱い。
おおよそ45℃~46℃ぐらいだろうか。
かなり熱いなと思いながら入ってみると意外といける感じで、銭湯ならこれぐらい熱くないとな!と思ってる自分がいた。とはいえ調子に乗って長湯するとのぼせてしまうので、早めに退却した。
右側の深浴槽は少し温度がさがって43℃ぐらいだろうか。決してぬるくはないけど、ほどほどの温度。最初はこちらから入ることをオススメする。
水まくらが設置されてあるが、ちゃんと冷たくて機能していた。古い銭湯だとほぼ壊れているので、ここはかなり優等生である。
壁絵はチップタイル絵で、上高地が描かれている。店主が山好きなのだろうか。一時期山登りをしていた身としては嬉しい題材である。
客層は全員高齢者。入浴客同士の会話はまったくなかった。
なのでとても静かに入浴できた。
ここは駅からさほど離れてないとはいえ、住宅地のど真ん中にあるのでほとんど地元客で占められた場所だろう。
正直言って取り立てる部分はほとんどない銭湯であるが、余計な装飾やムダな機能を排し、手の届く範囲でコンパクトに収まってるのが心地良かった。
細部まで手が行き届き、お手本のような銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 生麦
経路 山方面
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 上高地のチップタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 狭くて少し雑然としてる
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、ジェットバス
サウナ なし
温度 43~46℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ハキハキしてる
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし
◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者
【案内】
住所
〒230-0078
横浜市鶴見区岸谷1-15-12
電話
045-573-1688
営業時間
15:00〜23:00
定休日
第3土曜日
※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載
土地代はいくらぐらいなんでしょうね。踏み切りに挟まれているのでそんなに値段は高くないと思うのですが、駅から目と鼻の先にあるのでニッチだけど一等地でもある予測の難しい場所です。
鈴木アナはここの高校出身らしいですね。NHKの番組で鈴木アナの女子高生時代の写真が出てましたが、アムラーでした(笑)
国際高等学校は元々女子高だったのですが、最近になって共学に変わりました。少子化の影響で女子高だと厳しいのかもしれません。