銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

湯~ゆランドあずま(東京・要町)

2021-03-13 07:25:00 | 銭湯
#湯~ゆランドあずま







東京メトロ副都心線
#要町駅


▲要町駅


▲要町駅は、東京の北西端に位置する

▲ちょうど池袋の隣である。東京銭湯によると湯~ゆランドあずまは西武池袋線の椎名町駅が最寄り駅とあるが、要町駅から歩いてもほとんど変わらず。東急東横線なら直通で来られるので、今回は自分の都合で(毎回そうであるが)要町駅から来ることにした





▲目指すのは6番出口




▲上にあがると有楽町線


▲さらにのぼると


▲改札口


▲改札口の先にある地図。上にみえる緑の線を右に歩くだけだ


▲改札口を出て右をみると出口がみえる


▲エスカレーターであがる


▲さらに階段をのぼり


▲地上がみえてくる。緑道は、奥にあるファミリーマートの横にある


▲出てきたところを振り返る。先に進めば、山手トンネルがある


▲今回は緑道を歩くので、こっち方面


▲緑道の脇にある地図


▲緑道を進もう



▲茂みに隠れてタバコを吸ってる子ども



▲甲子園の試合で負けて土を集めてる高校生球児




▲様々なブロンズ像が顔を覗かせる








▲左手に公園がみえる。トイレもあるので、用を足したい人はこちらで







▲緑道マップ


▲今はここ。もう少しだけ歩く


▲こちらの道路も渡る


▲左に横断歩道がある


▲横断歩道を渡り


▲渡って右に戻る


▲再び緑道を進む






▲右に見えるのは幼稚園


▲すると、ここらあたりで左手に湯~ゆランドあずまがみえてくる






▲マンション銭湯だ






▲ゆっポくんをしっかり活用してる




▲コインランドリーも併設



▲午前中はマットを干していた 


▲到着


開店前になるとゾロゾロと人が集まってくる。ここは入り口にピッタリ張り付く人たちと、遠慮がちに遠巻きで待ってる人たちに分かれていた。
開店5分前ぐらいになるとシャッターが開き、張り付いていた人たちは一斉になだれ込む。取り囲んでいた人たちも遅ればせながら入っていく。


下足箱のスペースはかなり狭いのだが、足下が絨毯で珍しい。下足箱も色とりどり。こうした多彩な色使いは、脱衣場も浴室も一貫して同じだった。





 
奥に進むとロビーがあり、その突き当たりに受付のフロントがある。
ロビーは真ん中にテーブルがあって、まわりをソファーが囲む。奥にテレビ。古い銭湯のよくあるロビーだ。

出典:spa-tokyo.netホームページ引用


受付に座るのは60代後半から70代前半ぐらいの女性。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると「30円ですが大丈夫ですか?」と言われた。実はあとで気がついたのだが、受付の右側に貸しタオルの案内が手書きで表示されていた。
フェイスタオルが30円でバスタオルが70円。かなりお得な値段だ。
ちなみに帰りのときは若い客がフロントで検温されていたのだが、自分のときはなかった。たまたま忘れただけだろうか?(あるいは、サウナに入る人だけだったかも)
脱衣場に向かおうとすると、「(コインリターン式の)ロッカーの100円は大丈夫ですか?」と聞かれた。すぐに「はい、大丈夫です」とこたえる。日頃からこういう事態に備えて100円は必ず用意してあるので、ノープロブレムだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


脱衣場に入ると、だいたいほかの銭湯と同じ配置ではあるが、真ん中付近に座るテーブルがあって、その中心部分に背の高い植木がある。
左側の壁沿いにロッカーが並ぶが、交差部分はかなり詰めてるので、端っこは使いにくかった。ロッカーはオレンジにピンクと、原色がふんだんに使われている。
右側に洗面台とドライヤーがある。ドライヤーは有料なので、使うなら10円玉を用意したい。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲特徴的な壁紙。ロッカー側は薔薇の絵の壁紙だった


浴室の扉を開けると、目の前に島カランがあり、右側の壁(間仕切り側)にもカランが並ぶ。
面白いアイデアだなと思ったのは、島カランの上にステンレス棚が二段重ねになってることだ。
これなら沢山の物が置けるし、極力濡らしたくない物は上に置いて、下の段は濡らしていいものと使い分けられる。
棚がなかったり、棚を置くスペースが難しい銭湯などもあるが、このようにすれば問題解決である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


左側に目を向けると、一番目手前が水風呂。詰めれば4人は入れるかなという広さで、手を入れてみたところ16℃ぐらいだった。かなり冷たいと感じた。その隣(奥側)に立ちシャワーが2つ並ぶ。こちらはハンドシャワーで勢いがあって使いやすい。
そして立ちシャワーの奥がサウナ。
ここはちゃんとサウナ➡立ちシャワー➡水風呂の流れになっている。これなら自然とサウナからシャワーを浴びて水風呂に入る客が多いだろう。
いくら口酸っぱく水風呂に入る前はシャワーを浴びろと言っても、水風呂が隣にあれば、ほとんどの客は水風呂に直行してしまう。単にマナーに訴えるばかりではなく、いかに仕組みで解決するかが重要だろう。


浴槽は奥と、左奥にある。
奥にあるのは、右がハイパージェット。これは最初から最後まで常連客に占有されていて入れなかった。
その左隣(真ん中)が座湯。ふつうのジェットとバイブラが続く。その左隣が電気風呂。強さは普通だった。そして最後の左端が薬湯で、たしか「モモノハ刻み」といった名前だった。薄茶色で、ちょっと変わった色をしていた。白湯の部分が41℃で、薬湯が43℃ほどか。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右がハイパージェット。真ん中が座湯と電気風呂。左が薬湯だ


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲湯船から眺めた全景


左側にある湯船は、露天風呂のような形状をしており、おそらく露天風呂を作りたかったけど作れなかったので室内にしつらえたという感じだ。
真ん中に勢いのあるミクロンバイブラがあり、周囲を岩が囲む。タイルは様々な岩盤を砕いて焼き固めたもので、マイナスイオンや赤外線がでるというもの。
壁に埋め込まれた竹の模造品が目を楽しませてくれる。
一応端っこは座湯みたいなところもあるが、ここはジェットとか一切なし。たぶん壊れたままなのかもしれない。座ってみたが、頭をあずける部分が岩でゴツゴツしてたので首がうまく座らない。
この岩風呂の横がガラス張りになっていて、外側の観葉植物が並ぶのだが、鉢が傾いたり立ち枯れていたり、正直あまりパッとしなかった。


出典:spa-tokyo.netホームページ引用


浴室内は下足箱からそうだったのだが、80年代後半の感性を彷彿させるポップカラーに溢れ、とにかく色彩が賑やか。
今は落ち着いた内装が主流だが、こうした感性を残した空間は懐かしい気持ちと同時に気分を明るくさせてくれる。
間仕切は、お城の塀を彷彿させるもので、段差になっているなど随所に工夫が感じられた。
壁紙は大きなタイル絵で、迫力ある滝が目の前に迫ってくる。
天井もマンション銭湯にしてはずいぶん高くて開放感がある。言葉にすれば、2、3行足らずだが、作るには相当の努力とお金が注がれただろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用



客層はほぼ高齢者で、稀に中年と若い男性がいるぐらい。
一部で話している人たちがいたが、基本みんな静かでコロナ対策に協力してるのかもしれない。かなりの大人数がいたがとても静かな銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 要町
経路 南下
周辺の環境 緑道、住宅、コンビニ

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 滝が描かれてタイル絵
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ハイパージェット、座湯、バイブラ、電気風呂、薬湯、ミクロンバイブラ
サウナ あり
温度 41~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け なし

◆人
受付 60代後半の女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒171-0021
豊島区西池袋4−13−9

電話番号
03-3986-6997

アクセス
西武池袋線「椎名町」駅下車、徒歩8分

休日
火曜

営業時間
15:30−25:30
日曜は14:00から営業

※東京銭湯ホームページ転載