銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

おふろの王様海老名店(海老名・かしわ台)

2020-12-22 05:45:00 | スーパー銭湯
海老名・かしわ台
#おふろの王様海老名店






相鉄本線
#かしわ台駅

▲かしわ台駅


▲路線図をみると、こんな感じ。海老名駅の隣にある


▲階段をのぼり




▲改札口


▲改札口を抜けたら左にむかう


▲そのまま進んで



▲横断歩道も渡る


▲横断歩道の先に、おふろの王様の案内がみえる


▲案内に従って右折する


▲しばらく坂道を下ると






▲左に相鉄ローゼンがみえてくる


▲ここは地方のショッピングモールみたいな感じで(実際にここも地方みたいなものだが)、相鉄ローゼンやクリエイトSDなどと駐車場を共有している


▲なのでこのまま駐車場へと入っていく。相鉄ローゼンからだと、右奥におふろの王様がみえる


▲車に気をつけながら歩こう




▲奥まで進み




▲入り口がみえてくる


▲案内板


▲到着


▲対面にはコメダがあった


玄関に入って下足箱に靴を預けようとすると、めんどくさいことにコインリターン式だった。あいにく小銭がないので両替機を探したら、さらにめんどくさいことに券売機で崩してくれとある。
土日の料金が大人950円だから、千円札を投入しても50円しか返ってこない。
この場合は、どうすればいいのだろうか??
今回はタオルも購入したので100円玉が出てきたが、そうでなかったらフロントで両替してもらうしかないだろう。
ここは100円をあらかじめ二枚(脱衣場のロッカーもコインリターン式)用意しておく必要がある。


券売機と下足箱を往復した後に、左にあるフロントに向かうと、受付に立つのは50代ぐらいの女性。べつにもう一人の若い女性も立っていた。
チケットを差し出すと、タオルを出されて、「検温をお願いします」と言われる。
ここの検温器は初めてみるタイプで、戸惑っていると、「おでこを近づけてください」と言われた。
おでこを近づけると(接触させるわけではない)、規定より低い温度だったら「平熱です。お通りください」(だったような記憶)と音声が流れる。
浴室は右側の通路奥だが、前に進むと食事処になっている。その手前に小さな休憩所があって、テレビを取り囲むように長椅子が並ぶ。子ども用の遊技スペースがあったりと、一つひとつはコンパクトだがかなり詰め込んだ印象だ。

 

右側の廊下を歩くと、その廊下手前に散髪屋やマッサージルームが続き、その途中でトイレや飲み物の自販機、最後は寝っ転がれる畳みの休憩所があった。
一番奥に浴室の入り口がある。男湯はその左側。ほかのスーパー銭湯も同様に一番奥に作られているが、通路途中でお金を使わせる仕組みだからだろう。


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場もそんなに広くはなく、またロッカーとロッカーの間は狭いので、後ろの人の服がぶつかってくるなど窮屈感は否めなかった。
右奥には外気に当たることができるスペースがあり、スーパー銭湯で縁側のような場所があるのは珍しい。


奥の浴室扉をあけると、広い浴室が目の前に飛び込んでくる。
ちょうど町田にある同じ系列店のおふろの王様と比べると、1.5倍ほどの広さはあるだろうか。


全体をザッと見渡すと、左側がL字型にカランが並び、右側は同じくL字型に浴槽が並ぶ。
個別に見ていくと手前左には立ちシャワーが2つ。勢いがあって気持ちいい反面、勢いがありすぎるせいか最初は冷たい水が出てくるという難点も。
温度調節も右に回しすぎないでくださいとあるので、場合によっては熱湯になってしまうのかもしれない。


立ちシャワーの奥にはサウナ。
こちらは扉が一つで、開けて中に入るとギッシリ人で詰まっていて座る場所が一つもないので唖然とした。すごい人気だなと思っていると、全員が一心不乱で見てるのは競馬中継で、G1で初めて白毛の馬が優勝したと中継が伝えていた。自分が入ったときはちょうどそうした例外的な時間帯だったのかもしれない。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用
▲コロナ渦とは思えないぐらい肩を寄せ合ってギュウギュウ詰めだった


そのサウナの前(入り口からみて右)に水風呂がある。こちらは階段状になっていて、かなり深めに作られており、そこそこ広め。温度は18℃と標準だ。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用
▲水風呂の裏側に足湯があった


サウナから奥はカランが続き、かなりの数をそろえているので快適。
備え付けは、ボディーシャンプーの他にシャンプーとリンスがちゃんと分かれているのはうれしい。花王製だった。


右の浴槽は、奥側が二列に併設された座湯で、水まくらはしっかり機能していた。一般的な銭湯だと水まくらは大抵壊れているので、管理がガッチリしてるのはさすが大手チェーン店である。
その手前隣がバイブラで、奥に一カ所だけ電気風呂がある。使ってる人がブルブル震えていたので、ちょっと怖くて使えなかった。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用


最後にバイブラ湯の隣が高濃度炭酸泉。
こちらは単に炭酸泉なのではなく、天然温泉に炭酸を加えたものだから、かなり質が高い。炭酸も十分に濃度が高く、常に泡を弾いていた。
こうした合わせ技はスーパー銭湯でもそれほどあるわけではないので、かなりの人気のところだった。実際に自分もここはつい長湯をしてしまった。
白湯は41℃ほど。炭酸泉は39℃ほどだろうか。ほかの施設と変わらない安心できる温度設定である。


ここまでが室内で、二重扉をあけて外に抜けると、露天風呂がある。
この露天風呂も敷地が広く、横長に続いている。
手前右側にスーパー銭湯でお馴染みの壷湯。温泉仕様で、入ってみると塩化物泉の匂いが漂ってくる。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用


奥側に露天風呂が続き、右端にはミストサウナの施設。
入り口がとても低く、おそらく子どもでも屈まないと入れないだろう。
扉を開けると、こちらは二重扉で、とにかく蒸気の多さに閉口した。
真っ白い暗闇状態で、ほかに人がいるのかすら判別不能。元々薄暗いので、恐怖すら感じるほどだった。温度もそれなりに熱く、長くはいられなかった。ただ出入りする人は多かったので、慣れたらクセになる設備なのかもしれない。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用
▲町田のおふろの王様もすごかったので、系列店の特徴か?


露天風呂は左奥からみると、寝ころび湯。ゆるやかな勾配に寝っ転がって、背中の部分にお湯が流れるものであるが、ここはお湯の厚みが薄いので、しばらくしたら肌寒くなった。
寝湯は好きだが、ここはちょっと微妙。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用


その寝湯の手前に、白湯がある。こちらは膝掛けのような石の間に挟まれて入るので、太ってる人は厳しいかも。
併設された形で、ツボ足湯。
スペースはかなり小さく、バリエーションを多くするためにとりあえず作った感がある。真ん中に手すりがあり、その周りを歩くのだが、足下の突起(石ころ)は大したことなさそうと思って入ってみると、かなり痛い。2、3歩あるいて退散した。


そこから隣にあるのが、高い位置に作られた湯船。これは男湯のみそうだ。
手すりのついた階段をのぼると、白湯の湯船になっていて、眺望の良さが売りのようだが、高さが微妙なのでそんなに見晴らしがいいわけでもなかった。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用


ここまでが露天風呂の白湯で、手前側から塩化物泉の天然温泉になる。
最初が掛け流しの湯で、40℃ほどとぬるく、またスペースが狭い。


出典:おふろの王様海老名駅ホームページ引用
▲3人が身を寄せ合って入れる狭さ


隣が、ここで唯一の熱(あつ)湯。温度は42℃ほどで、寒い時期だとこれぐらいなければ湯冷めしてしまうだろう。
その手前側が露天風呂の主浴槽といえる円形の湯船になっている。こちらは大勢が入れるような構造になっているためか、若者の集団が入り浸っていて、自分が滞在していた間は最初から最後まで絶えずおしゃべりをしていた。
最後が足湯。蒸気風呂の隣にあるのだが、端っこにあるためか、これは誰も使っていなかった。


こんな感じで、ほかのスーパー銭湯と比べると基本的な部分は変わらないが、敷地が広いためか人気のあるところだった。
客層は多彩だが、ここではアイランダー系の外国人を初めてみた。ラグビー好きなのでそういう人たちはよく見るのだが、改めて筋力の付き方が全然違うなと妙に感心した。
子ども連れのファミリー層も多く、それと先ほど書いたように若者の集団も。


全体的に管理はしっかりしてるので欠点となるようなところは見あたらず、完成度は高い。駐車場も広く、喫茶店やスーパーが目の前にあって、しかも駅から近いとなれば人気なのも頷ける話だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 かしわ台
経路 西口
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 スーパー銭湯
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 
サウナ あり
温度 38~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(円)
備え付け あり

◆人
受付 50代ぐらいの女性
客層 多彩


【案内】

住所
〒243-0402 
神奈川県海老名市柏ヶ谷555-1

電話番号
046(236)0268

営業時間
9:00~24:00(最終受付23:00)

※東京銭湯ホームページ転載