高松 南珈琲店 ( #162 )

2007年01月31日 | コーヒー
昨日は特に告知はしていませんでしたがNorth West Smithの『池尻大橋Chad』でLIVEでした。

昨年12月29日のLIVEでは全く予定のない『Sex Machine』(James Brownの追悼の話から)を突然始めたらメンバーが何とか合わせてくれました。『Fellas get up and do mad thing!...』1,2,3,4,ジャッジャッジャッジャッジャッジャッジャッ、Get up...
今回はChris Kennerの『Something You Got』と言う曲をやる前に、やはりChrisの曲である『Land Of 1000 Dances』の話をして、おもむろに1、2、3~、と言ったらジャーンとみんな合わせてくれたもんで、一番を歌い切ってしまいました。

こうやって全く打ち合わせもなくやっても合わせてくれるN.W.S.のメンバーが大好きです。


さて本題に行ってみよう。

N.W.S.のLIVEに欠かさず来てくれるお客さんが数人います。その中でもhidekichiのLIVEには80%以上の確立で来てくれる『JUNちゃん』と言う奇特なお客さんがいます。お客さんと言うよりはお友達と言う感じ、一緒に呑みに行ったりもします。
結構厳しいことも言ってくれるので非常にありがたく思っています。

その『JUNちゃん』が高松のお兄さんがやっているコーヒー豆を持ってきてくれました。かなり香ばしい香り、中を見るとフレンチよりはローストが深いイタリアンローストっぽい色をした豆が出てきました。

このブログを見てくれている皆さんにはhidekichiのコーヒーに対するこだわりを良ーくご存知かと思います。まず香りは合格、と言うか早く飲んでみたいと言う衝動にかられました。コーヒーってのは香りが命なのでこの時点でかなりのポイントを得ています。さて帰るとすでに深夜、でも香りにはかないません。挽いて飲んでみたところ美味ーい!これは本物ですよ。

最近『下北沢モルディブ』はご無沙汰だったのでホントに『JUNちゃん』ありがとう!

残念ながら今のところネット販売等していないらしいので、高松以外の方に飲んで頂く機会が無いのが残念です。近郊の方是非お試しになって下さーい!

ところで先程の『Something You Got』と『Land Of 1000 Dances』はWilson Pickettがやっているバージョンを参考にした。この時代のWilson Pickettはカッチョイイ!下の画像はその2曲が収録されている『Exiting Wilson Pickett』である。

Soulが好きな人は必ず聞いて欲しい。

エキサイティング・ウィルソン・ピケット

LAKESIDE #1 (#161)

2007年01月28日 | FUNK
  
    ====Lakesideって?====

今回は80'sにR&Bチャートのみならず、Popチャートまでも席巻したSolarレーベルの中でも異彩を放ったバンド、Lakesideの特集に入る。先日某SNSサイトでにわかに話題に上っていたもので、今回特集に踏み切った。

  ☆☆☆Soul/FUNKバンド=Horn Section?☆☆☆

Soul/FUNK系のバンドと言うとHorn Sectionがいるのが定番であり、70's~80's前半はレコーディングで贅沢にStringsを入れることも多かった。その定番からはみだした大物は『The Isley Brothers』である。70'sはEarnieのJimi Hendrix譲りのGuitarをフューチャーして、Funk Rock ( 当時Black Rockと呼ばれた ) 的アプローチで毎回チャート上位を席巻していた。しかし彼らは正式メンバーにドラマーがいなかったので一般的なバンドとはちょっと趣が違うが…

そしてHorn、Strings無しと言えば『Maze Featuring Frankie Beverly』であろう。Frankieの野太い声ながらアタックの柔らかい唱法は本当に飽きが来ない。彼らのLIVEアルバム『Live In New Orleans』は名盤である。

Horn無しと言えば『Rufus』や『Graham Central Station』とかもHornsはいない。しかし彼らはレコーディングではHornやStringsを使っているので、条件から外れてしまう。IsleysやMazeではあえてHornやStringsを入れないと言うことがコンセプトであるからだ。

   ====Lakeside Story #1====

そして今回取り上げた『Lakeside』も同様にリズムセクションのみでのサウンドだ。彼らの特長は早くからSynthesizerを多用したFUNKバンドであるが、バリトン系テナーMark WoodとファルセットのOtis StokesをフロントにVocal面を全面に出していて、コーラスもVocalグループ並に厚くてFUNK物だけでなく、バラードにもかなり佳曲が多い。そしてFUNK物ではSynth Bassを早くから使用していて分厚い低音が魅力であった。

1970年頃GuitaristのStephen ShockleyとVocalのMark Woodが結成したバンド『Ohio Lakeside Express』と言うバンドが前身となっている。彼らは後にL.A.を拠点とするわけだが名前の通りOhioで生まれたバンドだったのである。だってL.A.の近郊には大きな湖なんて無いからね、余談であるがNBAのL.A.Lakersは'61年にL.A.に移転する前にはMinneapolisに本拠地があったのである。



その後1974年頃Frank WilsonのプロデュースでMOTOWNから二枚のシングルを制作しているが、これは未発表に終わったらしい。さらにABCに移籍してまたFrankのプロデュースで'76年にアルバム『Lakeside』(上の写真)を発表するが、残念ながらパッとしなかったようだ。このアルバムを持っているが、裏ジャケ写真には9人のメンバーが映っているのだが、どうやら彼らは演奏していないらしい。クレジットには聞き覚えのあるL.A.のスタジオミュージシャンの名前が列記されている。当時のMotownのレコーディングスタッフが参加しているのでサウンド的、Vocal的にもに当然悪いわけは無いが、内容的にはその後のSolarでの音楽性からはほど遠い。

最近この1stの裏ジャケを利用したベストアルバムが発売されている(下のジャケ)。内容はすべてSolar時代のものになるが、これはとりあえずLakesideを聞いてみたいと思う方にはもちろん、Solar初期のアルバム『Shot Of Love』、『Rough Riders』は未だ復刻されていないので是非聞いて欲しいところだ。
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三日坊主?

2007年01月24日 | 生活習慣
タバコをやめてそろそろ8ヶ月になる。

昨年11月、区の健康診断に行ったら尿酸値とγ-GTPの数値が高かった。『アルコール性肝炎の疑いあり』と診断されて、年末に病院に行ってまた血液を採られて再検査だ。年明けに結果を聞きに行ったら健康診断時よりは数値も下がっていて、とりあえず気をつけましょう(休肝日を作ろう)と言う事で大事に至らず。

なにしろ20年以上も病院に行ってなくて、ろくに検査もしていなかったし、どこかに異常があっても不思議ではないかな~?なんて思ってたけど、とりあえずひと安心!


さらに健康維持、体力維持のためにとうとうジムに通い出した。本日は初日と言う事でトレーニングメニューを決めるためのオリエンテーション。また体力測定をしたが、やっぱ年齢的にみると心肺機能がかなり優秀なようです。(典型的な木に登るタイプ...)

がぜんやる気が出てきたのだ~!

単細胞な事は時として快方の向かうのである...





3日で終わると思っている皆さん、



私は生まれ変わったのだー、負けるもんか。


継続は力なり、続けるしかないだろ?金も払っちゃったし...

Side Effect #2 ( #159 )

2007年01月19日 | Gospel

ホントに毎度こんなマニアックで独りよがりなブログにお付き合い下さいましてありがとうございま~す!Side Effect第二弾、行っちゃいますよ~!
     
==== Side Effect/Goin' Bananas ====

女性Vo.だが、前作からSylvia St. JamesからHelen LoweにメンバーチェンジしているはずなのにクレジットにはSylviaの名前になっているが、Helen Loweの間違いであろう。
Helen Loweの下世話なおばちゃんボイスと『天は二物を与えない』と言う言葉通りのルックス。口もでかいが口の中もかなり広そうだ。発声的に見ると黒人特有の響きはあの口の中の広さにあるのだ。そう言った意味ではHelenはかなり恵まれているのであろう。よく吸い込まれそうと言う表現をするが、まさにその通りであろう、しかしそのおかげで素晴らしいを聞かせてくれる。Vice Of Side Effectと言っても過言ではないだろう。

さーて、ちょっと乗ってきたから3rdアルバムは一曲ずつ紹介しちゃおーっと。


A-1. Goin' Bananas

3rdアルバムはいきなりドFUNKなタイトル曲"Goin' Bananas"から始まる。Banana、Banana!とアカペラで連呼するところにディレイらしきエフェクトがかかりバンドが入って来る。おお~!カッチョイイ、何度聞いても何年聞き続けても色褪せる事はないもんだ! Boppersの演奏も最高なのだ。
それにしてもバナナと言えばAndy Warholか?いやいや~、と言うかこのジャケ見て『Kid Creole&The Coconut』を連想した私は変?トロピカルムードたっぷりで何とも下品なデザインなのだ。Percussionを多用したサウンドもなかなかLatin FUNK調でトロピカルである。ちょうど前作の"Always There"と"Honky Tonk Scat"足して2で割るとこんな感じ?

リードがどんどん入れ替わるスタイルはSlyが”Dance To The Music”あたりで始めてTheTemptationsがそれを取り入れ、The Dramaticsが発展させたと勝手に分析する私だが、Side Effectもその手法を取り入れたとみるべきであろう。とにかくこのスリリングな展開が大好きなのだ。

A-2. Open Up Your Heart

ドアを開ける音?に導かれメロウだがテンポのあるナンバー、Augieがリードを取る。彼の声はちょっと存在感は薄いが柔らかくて飽きが来ない。
作曲者はGuitaristのArthur Adamsである。彼はLarry Carlton加入前にThe Crusadersのサポートで参加していた人で、ソロアルバムも出しているはず、聞いた事はないが歌も上手いらしい。Jimmy SmithのLiveアルバム、『Root Down』にも参加しており、Jazz、Blues、Soulと何でもイケるさしずめ元祖Fusionギタリストと言ったところだ。

A-3. Watching Life

Gregory Mattaがリードを取るスローナンバー。どうも彼らのバラード曲はメロディーが良くない。フックが無いんだなあ。GregはBass~ファルセットまで担当する広ーいレンジの持ち主。ファルセットの音色、そしてその技術は素晴らしいものがある。

A-4. Keep On Keepin' On

2ndではThe Crusadersの"Keep That Same Old Feeling"に歌詞をつけてカバーしていたが、その続編と言った趣きの曲である。Horn、Chorus共にカッチョイイー!事務所の社長、Wayne HendersonがTbソロを吹いている。

B-1. It's All In Your Mind

曲的には並だがHornがカッチョイイFUNKナンバー!

B-2. Privarte World

HelenとGregのリードのミディアムナンバー。

B-3. Mr. Mr. Monday

Augieのリードで、EW&Fの "Can't Hide Love" のセクションフレーズに良く似たフレーズがリフレインされる。さらに途中"Shining Star"のようなフレーズが出て来るのだ。当時のSoulシーンに対するEW&Fの影響力を強く感じさせる瞬間である。ほのぼのしたAugieのJazzyな歌声がちょっとThe WhispersのScott兄弟を彷彿させる。

B-4. Never Be The Same

Bobby Lyleと思われるPianoとHelenの語りから、ルバート気味のVerse部分を経てインテンポになる乗りの良い佳曲で、Helenの良さが十二分に出ている。終盤Richard Tee風のPianoが出て来るがやっぱBobbyだよね?

B-5. Back In Time

ルンバ風のリズムに乗ってAugieが軽快に歌う。途中Ed "Funky Thumbs" ReddickのBassソロがフューチャーされる。このビートでもSlapかい?     

B-6. Cloudburst

Pointer Sistersを思わせる高速4ビートのJazz Chorus!(オリジナルはLambert,Hendricks&Ross)。これがSide Effectの正体であったのである。リーダーのAugieの歌い方やアレンジセンス等でその志向性はかなりJazz寄りなのは明白であったが、ここまでやられちゃうとねえー、まいりました。Side Effectの実力のほどがわかるであろう一曲である。きっとLIVEがめっちゃ楽しかったのではないだろうか。

そう言えば歴代の女性Vo.はHelenも含めみんなJazz寄りであった。4代目のMiki HowardなんかBillie Holidayのトリビュートアルバムまで出していたもんね。

この3rdアルバムは復刻していないけど、2003年に『In Full Effect-The Best Of The Fantasy Years』と言うベストアルバムが発売されているので、3rdの音源も聞けるよ。要チェック!




In Full Effect
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今回もすっかり長文となってしまいました、次回はSide Effectは一回お休みで、バックバンドの『L.A. Boppers』を取り上げてみようと思う。

Side Effect (#158)

2007年01月17日 | soul,r&b

     ==== SIDE EFFECT ====

Side Effectと言うVocal Groupをご存知であろうか?ご存じなくともFUNK系リスナーであれば、彼らのヒット曲『Always There』はFantasy系のJazz FUNKコンピ等に入っていたり、UKのJazz-Funkバンド『Incognito』もカバーしているのできっと耳にした事があるだろう。

  ====幻の1stアルバム『Effective』====

私の知っている限りでは彼らは'75年~'81年の間に6枚のアルバムを発表している。'73年には『Effective』と言うアルバムを制作していた。ほとんど評判にもならず、売れなくて忘れ去られていたようだ。この幻の1stアルバムは2001年に復刻された。当時はセッションシンガーで有名なJim Gilstrapが在籍していた。彼はL.A.の70's~80'sのレコーディングにはかなりの数参加していた。ちなみにStevie Wonderの『You Are The Sunshine Of My Life』の冒頭のリードは彼である。
このアルバム、その後のSide Effectを知る私には少々物足りないが、紅一点Lomotaのリードは80'sの女性リード、Miki Howardに少々近くていい感じである。楽曲やサウンドもクォリティーが高く、Side Effectのコンセプトはまだ確立されていないが、別グループとして聞いてみるとかなりいい作品ではないか?Free Soulあたりがお好きな方はきっと気に入るのではないか?

上のジャケットは幻の1st『Effective』

Members : Lomita Johnson
Augie Johnson
Jim Gilstrap
Gregory Matta
Louis Patton



   ====1stアルバム『Side Effect』====

彼らの転機はJazz-Fusionバンドの雄、The CrusadersのTrombone奏者であった"Wayne Henderson"との出会いである。
Wayneが立ち上げた『At-Home Production』に所属して、Fantasyレコードと契約する。こうして1stアルバム『Side Effect』が制作、発売されたのである。私は1stは持っていなかったのでこのCD復刻は非常にありがたかった。
この時点でのメンバーはリーダーのAugie Johnson、Gregory Matta、Louis Patton、そして紅一点Sylvia Nabors(Sylvia St. James)であった。SylviaはGeorge Dukeの『Aura Will Prevail』に参加していた。ただ歴代のリードと比べると線が細くて物足りなく感じる。バックのメンバーは2ndからレギュラーになるL.A.Boppersではないが、サウンド的にはすでにSide Effectサウンドになっている。(バンドではないのだが...)
そして何とBassにBrothers JohnsonのLouis Johnsonが参加している。当時はBilly Preston、Quincy Jonesのバンドもやりながら結構レコーディングセッションに参加していたみたい。

Member :
    Sylvia St. James
Augie Johnson
Gregory Matta
Louis Patton


   ====2ndアルバム『What You Need』====

私はこのアルバムを最初に聞いたのであるが、6枚目だけは新譜で手に入れたから多分'80年だったと思う。とにかくそのサウンドのFunkyさにやられてしまった。なにしろGraham Central Stationに夢中だった頃である。Tower Of Power並に(以上?)分厚いHornsにタイトなリズムセクション、時にはJazzっぽく、Gospelっぽいコーラス、全員がリードを取れる、少々難を言えばバラードが今ひとつである事だ。

このアルバムの注目はヒット曲"Always There"のバックが彼らと同じ『At-Home Pro.』所属のバンド、『Pleasure』が務めている。"Honky Tonk Scat"はRobert PopwellのようなスラップにFunkyなコーラス、G.C.S.を彷彿させるドFUNKナンバーで、全面で弾きまくっているPianoはGenius、Bobby Lyleである。終盤で他の楽器がフェイドアウトしていく中フューチャーされ、Augieリードの"Finally Find Someone"に間髪入れずに繋がっているところがたまらなくカッチョイイ!



Helen Lowe :
Sylviaに代わってこの2nd~4thまでメインリードを務めた『Helen Lowe』の野太くパワフルな声がSide Effectの魅力のひとつとなっている。

Augie Johnson :
リーダーでありChorus、Hornのアレンジをこなすスーパーバイプレイヤー、コーラスの要でありスムースなテナーボイスの持ち主、Jazz寄りのテイストは彼の志向であろう。

Gregory Matta :
彼のファルセットは素晴らしい!実は時々Bassを担当するのが彼である。"Time Has No Ending"でのソロは圧巻だ。もっといい曲を歌わせてみたい。

Louis Patton :
ハスキーなテナーボイスの持ち主、高音のシャウトはめっちゃカッチョイイのだ!
リードとしては彼が一番好きである。

ってなわけでVocal GroupファンにもFUNKファンにもアピールする実力派グループである。2ndアルバムはG.C.S.好きなら100%気に入ってもらえるだろう。1stがLouis Johnsonだから一枚で二度おいしいCDである。

次回は3rd以降のLPも紹介しておこう。お楽しみに!



Side Effect & What You Need
Side Effect & What You Need




わっ君と一緒!横浜でLIVE(#157)

2007年01月16日 | LIVE Information

1/24 (水) 

若林大道セッション@YOKOHAMA Hey JOE


前売り 2.300円(予約して下さい。045-313-3631) 当日 2.800 円
open 18:00 start 19:30 (2 Stages)
   
   === MEMBERS ===

 Guitar:若林大道 Bass:神戸芳郎 Drums:熊丸久徳 Keyb.:小林義範  Guest Vo.:吉田英樹

InstrumentalとVo.ものが半々ぐらい。hidekichiは70's Soul中心に全7~8曲ほど歌う予定です。

  ==== 横浜Hey JOE ====
住所 横浜市神奈川区鶴屋町3-32-14 新港ビルB1

Tel:045-313-3631 http://www.ne.jp/asahi/hey-joe/yokohama/

☆徒歩でお越しの方・・・・・ダイヤモンド地下街経由が便利です
横浜駅西口よりダイヤモンド地下街中央通路を直進 南12(ホテルキャメロットジャパン前)出口より地上に出て、首都高速高架下をくぐり、ジョナサン手前を左へ(階段があります)50m程進んだ角のビル。

★ James Brown追悼企画と言うことで普段滅多にやらないJBナンバー2~3曲やります。昔よく仕事でやってウケました、結構似てるみたい(笑)。

予約をすると前売り価格で入れますよ、是非予約してね!





皆さ~ん、是非来て下さ~い!

ルーツを掘り下げよう#3~Al Green (#156)

2007年01月16日 | soul,r&b


==== カラス発声とAl Green ====


私が今まで強烈に影響を受けたシンガーをハマった順番で言うと、Donny Hathaway、Peabo Bryson、Sam Cooke、Bobby Womack、L.J. Reynolds(The Dramatics)、Al Green、Eddie Levert*(The O'jays)といった感じである。

Al Greenを最初に聞いたのは結構早くて'78年、東京音楽祭で来日した時である。当時はまだHiレコードに所属してて、『Bell』と言う曲で参加し、グランプリを獲得した。当時は彼のファルセットまじりのMixed Voiceは私には奇妙にしか聞こえなかった。はっきり言って変な声を出す黒人と言う認識だったが、30歳を過ぎた頃から『Love And Happiness』や『Let's Stay Together』などをカバーするようになってだんだんハマって行った。なぜか大人(音楽的)になってからじわじわときたのだ。

'67年にソロデビュー後Hiレコードに移籍した彼は前出の『Let's Stay Together』(R&B#1/Pop#1)や『I'm Still Love With You』(R&B#1/Pop#3)などのトップ10ヒットを連発してHiのドル箱スターとして大活躍する。その後Al はGospelに転身して牧師にな、自分の教会を持って伝道する道を選んだ。そして最近はまたWillie Mitchell(元Hiのオーナーでプロデューサー)と組んでR&Bアルバムを出しているが、懐かしSoulイベントなどにも結構出演している。

本格的にAlの凄さが解ったのが自分でボイストレーナーをやるようになってからである。Alの発声は時に『カラス』のようだ。
彼のMixed Voiceの秘密はここにあるのである。通常より口の前にスペースを取ると少し似てくる。要はカラスくちばしのようにすればいいわけだ。例えばOhio PlayersのSugerfootも近い発声をする。彼の得意技に『アォ!』と言う奴があるが、あれはかなり口の前側にスペースを置いているのである。そうすると良ーく響くのでそれ程力を入れていないにも関わらずかなり大きな声になるのだ。

特に彼の場合映像を見た方が魅力倍増!とにかく熱くて楽しいLIVEである。GospelのDVDが出ているので紹介しておこう。私はこれをVIDEOで所有しているが...
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そんなAl GreenのCDは結構復刻されているが、初めての方にはやはり『Greatest Hits』がお奨めだ。
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Al Green が大好きだあ~!


みんな是非聞いてみてね!

ルーツを掘り下げよう#3~Sam Cooke #155

2007年01月13日 | soul,r&b
   
  ====最近のSam Cookeフォロワー達====



最近のシンガーでは90年代後半にSOLOと言うグループがSam Cooke節をかなり聞かせてくれた。1stではインタルードで"Cupid"と"Wonderful World"をアカペラでやっていて、ラストナンバーで"A Change Is Gonna Come"(フルコーラス)をやっているが、かなり素晴らしい出来であり、さらにオリジナル曲もイケている。10年程前に来日した時見に行ったが、今まで行ったLIVEの中でも指折りで良かった。とにかく昔のR&Bの名曲を畳み掛けるように、それもアカペラでメドレーだ。バンドも連れてきていたが、ハイライトはストリートで磨いたアカペラスタイルなのだ。最高でした!

2nd(これもかなりいい!)を'98年に出した後音沙汰がないのは全くもって寂しい限りだ。



もう一人若手ではCalvin Richardsonと言うシンガーがSam節で歌い上げている。2ndの1曲目が"A Change…"そっくりのバックで別のメロディーをSam節で歌っている。Samフォロワーと言うワクにはハメられないが、Soulの伝統を引き継いでいる貴重なシンガーだ。

   
   ====マイナーなそっくりさん達====



Sam Cookeのフォロワーとしては南部のDeep Soulレーベル、『GOLDWAX』の『The Ovations』が有名である。彼らと言うかリードのLouis WilliamsはDeepファンには人気であるが、技術的にはちょっと荒さが目立つ。もちろんかなり似ているがSamはもっと柔らかい。20年以上前に来日した時見に行ったが、オリジナルメンバーだと言う二人のサポートメンバーが思いのほか年食っていたのに驚いた。もちろん見た目よりは歌はよかったが、Louisは残念ながら2002年に60歳で亡くなったらしい。

あとWillie Hightowerと言うシンガーもいたが、彼もかなり似ている。

さらにSamの実弟であるL.C. Cookeもデビューしていたが残念ながら実力不足であった。WillieやL.C.は昔P-VineかVividからLPが出されていたなあ。WillieはCD復刻されているみたいです。





Al GreenやRonald Isleyあたりを聞いていると非常に個性的な中にSam Cookeの影響が節々に見えてくる。そしてここに取り上げていないそっくりさんはまだまだいるし、影響を受けた人なんか星の数以上いるだろう。

むろん私もその一人である。


   Sam Cooke最高!

ルーツを掘り下げよう #2~Sam Cooke #154

2007年01月12日 | soul,r&b
 
==== 私のSinging Roots~Sam Cooke ====

私はSam Cookeの音源(LP、CD)をそれ程たくさん持っているわけではない。どうも50's後半~60's 前半のサウンドはあまり好きになれない事がその要因である。しかしそれを差し引いてもSam Cookeの声が魅力的だと言う事であるが...
ちなみに同時期に活躍したRay Charlesのレコードは"What'd I Say?"のEPを持っている以外、LPはゼロ、CDもベストが二枚(廉価盤)あるだけだ。


Samは元々GOSPELの名門グループであるSoul Stirrers出身で、その当時からかなり人気があったようだ。もちろんその時代の音源もCD化されているので興味のある方には是非聞いて欲しいところだ。基本的にはR&Bを歌っている時とそう変わらないのだが、サウンドがかなりシンプルでアカペラに近いスタイルだ。

Sam Cookeを最初に聞いたのは大学生時代、81年ぐらいだと思われる。その流れもあってOtis ReaddingやWilson Pickett、Sam&DaveなどのATLANTIC系のアーティストにハマっていた時期も少しある。時代的にはYAMAHAのデジタルシンセDX-7がでてきた頃であるから、まるっきり逆行していたのである。ちょうどその頃は映画『Blues Brothers』が日本でも公開され流行った頃であり、そのせいと言うわけでもないがATLANTICやMOTOWNのコンピレーションアルバムがたくさん出ていたのである。

Sam Cookeはスタンダード曲を歌ったりかなりポップス寄りな作品も多かったため、Soulファンから比較的過小評価されているきらいがある。特に我が国ではOtis ReddingあたりはLegend的に扱われる事が多いが、SamのSoul Musicへの功績を考えれば過小評価以外の何物でもない。Otis Reddingの場合唯一無二と言えばそうだが、個性が強すぎるのと訛りがひどいせいもあり、彼のフォロワーはけして多くない。まして有名なシンガーは皆無だ。

   ==== Sam Cookeのフォロワー達 ====

逆にSamの場合彼に影響を受けてないシンガーの方が少ないであろう。マイナーなアーティストを除けば(そっくりさんみたいな人が多い)、Samの直弟子であるBobby WomackやJohnnie Taylor、Otis Reddingの秘蔵っ子Arthur Conley、そしてSpinnersの3代目リードシンガーJohn Edwards、 Carl CarltonあたりはまるでSamのコピーである。

さらにその影響はRock系にも波及していた。スーパースターのRod Stewart、そしてJourneyのSteve Perryである。RodはFaces時代(70's前半)にソロアルバムでSamのカバーを数曲やっている。どれほどSamを敬愛しているかは歌を聴いてもよくわかるだろう。

Rodの場合かなりSoul/R&B寄りの志向であるが、JourneyはAmericam Hard Rockの元祖的バンドであるから、ここでSteve Perryの名前が上がるのはかなり意外に思われる方も多いだろう。さすがに私はJourneyにはあまり詳しくないが、『Lights』と言う三連のバラードの名曲の歌い回しはまるでSam Cookeである。LIVEアルバムにも入っている"Lovin',Touchin',Squeezin'” と言う曲はメロディーまでSam Cookeである。彼がソロアルバムを出す時にもしかしたらSam CookeのカバーやR&B風の内容になったりして?なんて期待をしてみたものの、ヒット曲である『Oh, Sherrie』の流れだあったので落胆した覚えがある。それ以降Steve Perryからは興味が全く薄れてしまった。

    ==== Sam Cookeのお奨め音源 ====

★Live At The Harlem Square Club~真のSam Cookeが聞けると評判になった死後20年後に発売されたアルバム。バックを当時のKing Curtisのバンドが務めている。

★At The Copa~生前に発表されたLiveアルバム。白人客が多いためポップな内容だが、GentleなSam Cookeもなかなかよろしい!
★Sar Records Story~Samが作ったレーベルであるSar Records、The Valentinos、Johnnie Taylor、The Soul Stirrers、Samの師匠とも呼べるR.H. Harris等のレアな音源が収録されている。『You Send Me』のデモ(SamのGuitar弾き語り)が聞ける。それだけでも必須!
★Sam Cooke/Legend~正規物の動いているSamが見れる優れものなDVD!彼の口の動きを見てくれ~!

その他ベストアルバム、復刻物はいくつか出ていると思うので、是非聞いて欲しいものだ。

体力年齢 (#153)

2007年01月09日 | 生活習慣
私hidekichiは昨年11月に46歳になったのであるが、日頃の運動不足が気になっていた今日この頃であった。そこで武蔵小杉にある某大手スポーツクラブに体験に出かけた。いつまでも若くて健康なつもりでいたが、年々疲れやすくはなって来ているし年齢的に成人病の不安もある。

昨年11月には区が催している健康診断を受けたり、がん検診も受けた。アルコール性肝炎の疑いがあると言う診断を受けてちょっとへこんでいる今日この頃。

某スポーツクラブでは体力年齢チェックと言うのをやってくれた。問診とエアロバイクでの持久力テスト、体脂肪率チェックをした結果、何と37.1歳と言う判定が出た。実年齢が46.1歳なので9歳も若い事になる。検査の項目に柔軟性テスト(長座前屈)があったがなぜかやらなかったのだが、未だにー15cmは固い。高校の時、ー22cmでクラスで二番目だった。もしこの数値を加えれば確実にー10歳以上であっただろうな?と考えると何かモチベーションアップして来た!

多分今月中に某スポーツクラブに通っている事でしょう、このまま体力年齢30代を保っていきたいなあ...









多分バカな事も若さを保っている要因であろうが...





風邪は引かない方が得だしなあ...