Gavin Christpher #1
彼の名前をを最初に見たのはRufusの全盛期のヒット『Once You Get Started』、
『Dance Wit Me』、『Have A Good Time』の作曲者としてであった。ただこの
時点では彼がいったい何者なのかは良く知らなかった。
彼の歌を初めて聞いたのはHerbie Hancockのアルバム『Magic Windows』('81 )
であり、数曲ゲスト参加していた。この時代のHerbieは積極的に歌入りFUNKをやって
いた。このアルバムは結構最近復刻されている。参加メンバーもFUNK系なRay Park
er Jr.(guitar)、George Johnson(guitar)、Louis Johnson(bass)、Wah Wa
h Watson(guitar)、元EW&FのAl McKay(guitar)らに加え、変態系のAdrian
Belew(guitar)が参加している。
かれのハスキーで切れのあるVocalスタイルが何とも私の耳を引いた。
Chicagoで生まれ育ったGavinは『Lyfe』と言うバンドをやっていた。そこには後に
Rufusに参加するChaka Khanが在籍していたらしい。バンド解散後は『High Volta
ge』と言うバンドに参加、そこにはRufusに参加するBobby WatsonとTony Maide
nがいた。このあたりの見るとRufusの入り乱れた人脈に驚く!
アルバム『Rufus Featuring Chaka khan』にはGavinの曲が3曲も収録されている
わけが解ると共に、なぜRufusに参加しなかったのであろう?と思ったりもする。
さて、彼はL.A.で'76年 『GAVIN CHRISTOPHER』( Island ) を発表。Rufusの初期
のプロデューサーであるBob MonacoがExective Producer、Arrangerとしてバック
アップ、Tony Maiden、Lee Ritenour(Guitar)、Harvey Mason(Drums)Tower Of
PowerのHornsあたりが参加している。
とにかく4枚のアルバムを発表したが、どれもけして成功したとは言い難い。しかし
Rufusがヒットさせた曲やアルバムの内容を聞くと、彼が才能あふれたアーティストで
あったことが良くわかる。マイナーに終わってしまったことはとても残念に思う。
次回はこの1stと2ndアルバムをもう少しつっこんで紹介してみよう。