Gospel Night~CECE WINANS(#325)

2008年03月28日 | Gospel
吉田英樹のレッスンサイト【Soul-Jam Music Factory】


CECE WINANSは現在の女性GOSPELシンガーの中でも指折りのビッグネームである。1964年、Michigan州Detroit生まれ。

WINANSファミリーと言えばそのまんまグループ名の【THE WINANS】が有名である。CECEはソングライター、最近ではプロデューサーとしても大活躍の兄BEBEとのデュオでデビュー、6枚のアルバムを発表しGrammy賞やDove賞を多数獲得。その後'95年にアルバム【Alone In His Presence】でソロデビューした。最新作は今年1月にリリースしたばかりの【Thy Kingdom Come】。

Thy Kingdom Come
Thy Kingdom Come by


CECEは非常に柔らかいトーンの声質を持ちながら、GOSPELらしいDeepさも兼ね備えたすばらしいシンガーだ。この声質はWINANSファミリー独特とも言える。Yolanda AdamsやKaren Clarke Sheirdのようなエッジは効いていないが、その分ヒーリング的であるとも言える。

CECE WINANS:Albums
Alone in His Presence(1995)
Everlasting Love(1998)
His Gift(1998)
Alabaster Box(1999)
CeCe Winans(2001)
Throne Room(2003)
Purified (2005)
Thy Kingdom Come(2008)

BeBe & CeCe Winans - Greatest Hits
BeBe & CeCe Winans - Greatest Hits by

BEBE & CECE WINANS:Albums
Lord Lift Us Up (PTL Records, 1984)
BeBe & CeCe Winans (Sparrow/Capitol, 1987)
Heaven (Sparrow/Capitol, 1988)
Different Lifestyles (Sparrow/Capitol, 1991)
First Christmas (Sparrow/Capitol, 1993)
Relationships (Sparrow/Capitol, 1994)
Greatest Hits (Sparrow/EMI, 1996)
The Best Of BeBe & CeCe Winans (Sparrow, 2006)
TBA (Early 2008)

BeBeがソロ、プロデュースで活躍する他、ファミリーからは他に【THE WINANS】のMarvin、Daniel、Vickie、Mario等たくさんのGospelシンガーを輩出している。

今回は2003年に共演アルバムを発表したThe Born Again Church Choirと共に来日する。
Cece Winans Presents The Born Again Church Choir
Cece Winans Presents
The Born Again Church Choir
Tennessee州Nashvilleの教会のChoir。2000名が通うビッグチャーチで、有名シンガーも集う有名な教会である。このChoirは音楽的はもちろん、信仰的にも選ばれた50名のメンバーで構成されているが、今回はさらに選抜された12人で来日する。
2003年には初アルバムを発表、Grammy awardノミネート、Dove賞とStella賞を受賞した。2005年n【愛・地球博】で初来日している。

非常に楽しみですね、無料招待当たればいいな!

吉田英樹のレッスンサイト【Soul-Jam Music Factory】


Gospel Night(#324)

2008年03月27日 | Gospel
吉田英樹のレッスンサイト【Soul-Jam Music Factory】

東急電鉄が粋なプレゼントを!

東急ワールドミュージックスペシャルinBunkamuraVol.9
GOSPELNIGHT 6月3日(火)・4日(水)開催
抽選で両日合計2,000組4,000様を無料ご招待

渋谷の文化村【オーチャードホール】でGOSPELコンサートが行われる。なんとあのCECE WINANSがやって来るのだ。
     
CeCe Winansは現在の女性Gospelシンガーの中でもYolanda Adamsと並ぶスターである。1984年に兄のBeBeとのデュオでデビュー、1995年にソロデビューした。

このチケットを2000組4000名にプレゼントするそうだ。私は東急電鉄の回し者でも何でもないが、こんな素晴らしいプレゼントをくれるとは東急さん、何とも粋じゃああーりませんかあああ!
みなさんが応募すればライバルとなるが、この際関係ねえ~。

東急電鉄のサイト:東急からのお知らせ

CECEに関してはまた改めて紹介しますよ!


吉田英樹のレッスンサイト【Soul-Jam Music Factory】

またRAD.がやって来る!(#323)

2008年03月22日 | FUNK
【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン


昨年初来日してCOTTON CLUBで熱いFUNKなLiveを繰り広げ、かなり好評を博したRAD.が来日記念盤【Live In Japan】を引っさげて戻ってくる!

Live in Japan
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RAD.はフィリピン系アメリカ人、シンガーでありソングライター、そして卓越したテクニックを備えたJazz FUNK Keyb.プレイヤーである。1992年にドイツのSoulcietyからデビュー、丁度Acid Jazzの流行に乗って出てきたと思いきや、ほとんどのアーティストが消えていく中、本国USAに戻ってからもコンスタントに作品を発表してきた。さらに【Shiela E】のサポートで来日、PRINCEのNPGに参加するなど活躍した。

RAD.はなぜFUNKなのか?

彼女はFUNKの宝庫『Oakland』の出身なのである。非常に小柄(150cm以下?)な身体ながらSoulfulなボイスとそのパフォーマンスはめっちゃパワフルである。それでいてステージを降りるとシャイな一面も見せる。

今回はスペシャルゲストに元JB's、P-FunkのHornsとしても活躍した【Fred Wesley】(Tb)が参加する。昨年のメンバーとはSaxのEric Leedsの代わりにCharles McNealが参加する他は同じメンバーである。
 
Members:
RAD.(Keyb.&vocals) / Charles McNeal(Sax)/ Ray Obiedo(Guitar)/ Marc Wageningen(Bass)/ Billy Johnson(Drs.)with Fred Wesley(Trombone)

この中で一番のベテランであるRay Obiedoを私は何と30年前に【Herbie Hancock】の来日公演で見ている。何とパンフレットも残っていた。


            ↓


この事をRayに話したところ'78年と言う事を覚えていたのだが、そうかあれ以来の来日であったのだ。このパンフを持って行ってサインをもらおうかな(笑)?

いやあ今から非常に楽しみだ。


【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン




BOBO MR. SOUL(#322)

2008年03月13日 | soul,r&b
【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン


Answer To The Want Ads/BOBO MR. SOUL

私が輸入7インチシングルを紹介するのは初めてであるが、20数年前に一時知り合いのSoulマニアに便乗して通販で購入していた事がある。コレクターさん達のように全く知らないアーティストの物を買ったりはしなかったが、有名シンガーの無名時代のシングルを中心にオーダー、計30枚前後は所有している。

さて今回紹介するシンガーはBobo Mr.Soulと言う吹き出しちゃいそうなネーミングだが、80'sに活躍したBeau Williamsが70's前半にこの名前で【Ovido】と言うレーベルからシングルを出していたが、これは彼の出身地Texas州Houstonのレーベルである。『Answer To The Want Ads』~【Honey Cone】のヒット曲に対するアンサーソング。
 

当然のごとく音は原曲と比較するとかなり落ちる。Mixingバランスも良くないのでちょっとBeau(BoBoか)がかわいそうになるが、こんなサウンドの中でも彼の歌は凄い!カップリングの『H.L.I.C.』はBeauの真骨頂のシャウトが炸裂するFUNKナンバーだが、これはもっとひどく、リズムがかなり不安定でチューニングも少々ヤバくてレコードが歪んでいるかと思った程だ。まあこんな事は当時のインディーSoulシングルには珍しい事ではないが...

ネットで検索していたらレーベルが違う盤を見つけた。この辺の事情はあまりよく知らない。


Ovideではもう1枚のシングル『Hitchhike To Heartbreak Road/ She's My Woman』を出している。
Hitchhike...はジャンプナンバーらしいが聞いたことがない。She's My Womanは3連のバラードでBeauがDeepに熱唱している。ちょっと暑苦しいぐらいである。彼のハイトーンボイスは凄い、前回登場したJohn Edwardsと同様鋭いが、Beauの方がはるかにDeepなTasteである。
こちらのリイシュー盤で聞けるようだ、Hiの1964~1978のレアな音源集だ。
        ↓
Forgive This Foolish Man: Hi Records' Deep Soul Brothers 1964 - 1978
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これは是非聞いてみたい内容なので買ってみようっと!

さてさて、BeauはLouis Priceの後任にThe Temptationsに誘われたほどの実力者であり、Tempsには身長が足りなくて話が流れたと言うエピソードは有名であるが、ちなみにTempsの条件は6フィート(183cm)以上であったのである。全く余談であるが初期の中心人物David RuffinやEddie Kendricks等は190cm以上あったと思われる。70's後半には【Solar Heat】と言うバンドにも参加していた(下の画像)。Soulファンの間では当時まだ無名だったGlenn Jonesが参加していた事で有名な【Norman Connors】の作品に参加もしていた。

Solar Heat


その後大手のCapitolからセルフタイトルアルバム『Beu Williams』(1982年)をリリースしたのが32歳ということであるからかなり遅咲きと言う事になる。翌年リリースした2ndアルバム『Stay With Me』(1983年)は人気が高く、プレミアがついているらしい。簡単にレビューを書きます。
        ↓
Stay With Me/Beau Williams
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1曲目の『S.O.S.』はアップテンポのFUNKナンバーでBeauが水を得た魚のように生き生きと歌っている。やはりこんなメジャーなサウンドが彼には合っているね。久々にレコード棚から引っぱり出してクレジットを見ると、この曲のバックにはAverage White Bandの『Steve Ferrone』(drs.)、USで放映されていた番組【Motown Live】のホストバンドのバンマス『Ricky Minor』(Bass)の名前があった。そしてTrampsやSalsoul Orchestraのメンバーとして活躍した『Ron Kersey』(Keyb.)のプロデュースである、なるほどサウンドもかなり良いのは当然である。

FUNK物はもちろんいいが、バラード系ナンバーが非常にいい。A-2、4、そしてB-2はあのLarry Grahamも歌っていた『You've Been』を歌っている。Sam DeesはホントSoulと言う範疇を超えたメロディーメーカーですな。ちなみのA-2も
Samの曲。A-3はあのAl Greenの名曲『Love And Happiness』である。この曲はよくカバーされるがBeauのバージョンは指折りでいいね!DrumsのクレジットがRoland 808、懐かしい!まるでメンバーのようなクレジットの仕方(笑)。BassのMelvin Davisのスラップにも耳が奪われる... 

その後GOSPEL界に舞い戻って数枚のGospelアルバムを発表している。私が所有しているのは1枚目の【Wonderful】のみであるが、これも聞きごたえがあるので、機会があったら聞いてみたいと思っている。

Wonderful
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Beau Williamsのサイト(Gospel)


数年間壊れて無かったアナログプレーヤーを昨年購入するまで完全CD生活だったが、最近は結構ターンテーブルに盤をのせることも多くなった。それにしても終わるのが早い(笑)。

【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン


Mother's Kiss(#321)

2008年03月07日 | アーティスト紹介
【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン


Mother's Kissのテーマを私の友人のユニット【東風】が歌う。



Mother's Kissとは?:以下東風のブログからの抜粋

最初にこのマザーズ・キス・システムの話を聞いた時に、僕は少し度肝抜かれた。

針のいらない注射器がある!?
 僕らが日頃病院などで目にしているのは、160年にも前に開発されたもの。長い間ずっとこの従来の注射器は多くの問題を抱えてきた。針による感染症の問題。薬の入れ間違い。使用した針を高いコストで廃棄しなけらばいけなかったり、その際に発生する二酸化炭素による環境問題など医療従事者だけではなく世界各国で多くの人を苦しめ続けてきた。

この無針注射器は針が無いから痛くないのはもちろんのこと、カートリッジ式の容器になっているので前記に書いた様々の問題を一気に解決してくれるというわけだ。

続きはこちら: 東風のブログ~Mother's Kiss


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おおお!この針がいらない注射器、何と素晴らしいじゃないか!

それも同じボイストレーナーで同僚でもあった、『こっちー』と私がGospelの講師を始めた頃の生徒でもあった『康子』のユニット【東風】がそのテーマ曲を歌う。実はこれがまた非常にインターナショナルなわけで、東風として初の英詞曲(康子はベルギー/USAからの帰国子女)。

【東風】とは
2004年にクラウンレコードから『想い歌~ウムイウタ』でメジャー・デビューしたこっちーと康子のユニット。元は沖縄出身であるこっちー(Guitar&Vo.)と康子(三線&Vo.)に加えAto No Recordsの社長【田中直人】(Piano)氏の3人で2002年頃始めた【有限会社】が母体であった。彼らはLiveが命!まるでプロレスラーのごとく年間200試合とかやってしまう身軽さ、それも全国を廻っているのである。
東風のサイト    

【想い歌~ウムイウタ~】
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~この歌はマジで名曲(元々は【春夏秋冬】と言う歌だった)!

そのLiveに時々ジャンベを持って乱入していたのが私、hidekichiであった。某沖縄居酒屋でのLiveはマジで楽しかった。ビールに泡盛、ゴーヤチャンプルに中身汁、ラフテーにソーキそば、そりゃたまらんわい。こっちーが書くポップなメロディにこっちーの野太い声に康子の透き通った声のミスマッチ具合がまた東風の魅力だが、それにまた私が適当にハモリをつけたりしてた頃が懐かしい。 下の画像は懐かしい【有限会社】私の髪も、まだもじゃもじゃな頃である。



そんな【東風】にも大きなチャンスが回って来た。Mother's Kissそれはインターナショナルである上に、何と日本語詞ではあの【和田アキ子】さんとコラボするらしい。すげ~え!

きっと近々皆さんのお茶の間、耳、目にも届くであろう【Mother's Kiss】のCM。
   こちらでどうぞ
      ↓
MTV Japan:Mother's Kissのページ



最近の東風のリリース状況(この他にもH.P.上でLive DVD等の情報が見ることが出来ます)
言花~コトバナ~
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Ribbon of the hearts
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画像左はMother's Kissのロゴ、中央は有限会社時代の写真から(康子の日記より)私もいる。右はMother's Kissのレコーディング時の東風、かなり最近の二人の映像である。

二人共に人間的にも最高である、こんな仲間がメジャーになっていくのは本当にうれしいもんだ、是非一度聞いて頂きたい。

皆さん、是非【東風】を応援しましょう!


【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン



SOUL/FUNK BEST 100(#320)

2008年03月01日 | soul,r&b
【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン


このブログにたまにコメントをしてくれるBOXさんが、別のサイトのコメントで書いてくれたので数年ぶりにレコード・コレクターズを買ってみた。最近はよっぽど興味のある特集でも発見しなければ音楽雑誌は購入していなかった。レコード・コレクターズを買ったのは確か
『The Isley Brothers』特集の時であったと思う。

さて、60's~70'sのSoul/FUNK Best 100、20年間の中から100枚?ハナからまず100枚に限定して選ぶこと自体考えられない程難しいだろう。正直ここに参加している評論家の方達はそう思ったのではないだろうか?

まあ制作側としては売れないと意味が無い、これだけ情報が氾濫してる中、面白い企画を立てなきゃ雑誌なんか売れないでしょう。その企画に協力して生計が成り立っている評論家さん達は、オファーがあれば絶対にその要求に合ったコメントを残さなければならない。そう言った意味で考えてみると音楽は趣味で聞いていた方が楽しいですよね。まあおまんま食うためには好きな事ばかりでは世の中成り立ちゃあしませんからね。

それにしてもこの100枚と順位には賛否両論が出るでしょうね~。BOXさんが言う通り人によってランキングは違うので当然ですが...

すんまへ~ん、ちょっと物申したくなりました。

正直Barbara LynnやBarbara Lewis、Blowfly、Marlena Shaw、Sylviaあたりが入っているのに、なぜ【Gladys Knight&The Pips/Imagination】が入っていない?Motown時代の【Standing Ovation】はかろうじて97位に入っているが、ちょっと信じられない思いだだだだ~。もうひとつ、【Rufus Featuring Chaka Khan】も入っていないのはちょっと信じられねえ~。

Gladys Knight&The Pips/Imagination
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Rufus Featuring Chaka Khan
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正直Otis Clayの【I Can't Take It】、私はOtis Clayは大好きだしこのアルバムも好きだが、上記のGladys Knightより評価されるべきとは全くもって思わない。もちろん【Tryin' To Live My Life】は評価されるべきだとは思うが...

Otis Clay/Tryin' To Live My Life Without You
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【Soul-Jam! Music Factory】吉田英樹のSOUL/R&B歌唱法レッスン