====スムースな音の移行と発音=====
前回までは子音と腹式呼吸についてを中心に書きました。今回は『母音のスムースな移行』と言うテーマで進めていきます。
さて、以前も書いたと思うがまた確認のために書いておきますが、発声をする時に余計な動きをしてないかどうか、鏡を見ながら練習するといいでしょう。これは母音の移行にはかなり有効になると思います。
=====口を余計に横に開かないように気をつけよう=====
流れるように歌うためには、母音自体つなげて発音出来なければならない。だからよくレッスンでは余計に口を横に開く癖を直して行きます。特にi (イ)の発音の時に横に開く人が多いのですが、実は横に開かなくても舌の位置で発音が変えられるのです。そして口を横に開くと首の筋肉が緊張し、声帯をコントロールする筋肉にも影響します。さらに次の母音への移行が難しくなります。つまり歌の中では発音する時出来るだけ口のアクションを大きくしない方が音が繋がりやすいのです。
=====ア、エ、イ、を繋げて発声してみよう=====
先程書いた通りアとエ、イは舌の動きだけで変化させる事ができます。アからエはほんの少し舌を外側に出せば移行できます。舌の先を下唇に乗っけてやるとわかり易いかもしれませんね。そしてちょっと引くだけでアの発音になります。そしてそのアの状態から舌を少し持ち上げる事でイの発音が出来ます。これを『アエイアエイアエイ』と繰り返し高速で出来ればバッチリですね!これはちょっと難しくて出来ないな、と言う人は『アエアエ』、『アイアイ』を繰り返しやって見よう。しつこく言うけど鏡の前で練習すれば、余計な動きをしていないかチェック出来るぞ。もしどうしても口を横に開いてしまう人は軽く頬っぺたに両手を添えて練習だ~。
言葉、文章だけで説明するのは難し~い!
でもまだまだやりますよ~!