ルーツを掘り下げよう!#152

2007年01月06日 | soul,r&b
皆さ~ん今年もどうぞよろしくお願いします!


では2007年初ブログと言う事で~


新年明けて思ったのは、まずは『原点に戻ろう』と言う事だ。


つい先日、昨年12/25にFUNKの帝王James Brownが亡くなった。199歳まで生きると豪語していたのに...73歳で人生の幕を下ろした。まあ彼が寝たきりになったりするのはあまりに似合わないので、入院して1日で亡くなったのは彼らしいと言えばらしい。JB以外にも21世紀を迎えてからSoul系の大物が次々と亡くなっていく。2004年にはRay Charlesが亡くなり、昨年の1月19日にはまだ64歳でWilson Pickettが亡くなった。ちょうど1年程前の事である。さらに6月6日にはKeyboard PlayerのBilly Prestonが59歳の若さで亡くなった。

彼らは時代的に50's後半から70's前半にかけて大活躍をした人たちだ。かれこれ40年ほどは経つわけだから、だいたい70歳前後には達するわけだ(Billyは10代前半から活躍していた)。寿命と言えばそれまでだが、ほとんどの人が現役で活動していたので本当に惜しまれる。特に60年代~70年代にかけてはポピュラー音楽が生まれてから一番進化をした時代である。その時期を支えてきた偉人たちであるからなおさらだ。

さて、原点に戻ると言う意味ではSoulを聞き始めた頃ならばKool&The Gang、EW&F、Ohio PlayersやStevie Wonderらになるが、このあたりはよく取り上げているので、自分がSingerとして一番影響を受けたアーティストについて考えてみよう。

好きなシンガーはたくさん、山ほどいる。その中で大きく影響を受けたと言えるのはSam Cooke、Al Green、Donny Hathaway、意外と思われるかも知れないがPeabo Brysonである。

Sam Cookeを聞き始めたのはPeabo Bryson('80年当時は売れてなかった)の初国内盤に付いていたライナーを呼んでから、彼はRay CharlesやDonnyも好きであったが、何と言ってもSam Cookeの影響を強く語っていた。それがSamを聞くきっかけとなったのである。それ以前になぜPeaboであったかを話さなければならないであろう。

18歳の時初めてDonny Hathawayを聞いた、名盤『Donny Hathaway/LIVE』である。時期的にはDonnyが亡くなった直後になる。当時の情報は今のようにはいかなかったので、まだ季刊であったADLIB紙によって知ったのは数ヶ月後の事である。大学軽音の先輩からPeaboがDonnyにちょっと似ているからきっと気に入るよ、と奨められた事がきっかけ。そこからPeaboにハマって行くのである。
Duetの帝王と呼ばれるようになってからしか知らない方は意外に思うだろうが、Capitol時代のPeaboは結構Deepだ。特に'77年のヒット"Feel The Fire"は超名曲であり、名唱である。'81年のRoberta FlackとのLIVE盤収録バージョンは凄い!

最初にSam Cookeを聞いたのはFMで聞いた"You Send Me"だと思った。柔らかいその歌い口はすぐに私を魅了した。なんて優しい声をしているんだろう?しかし日本編集の二枚組LPを買って聞いた時、ひとつ受け入れられなかったのがその古くさ~いサウンドである。正直今は聞けるが当時Ray Charlesとかはほとんど聞かなかったのである。つまりそれ程Sam Cookeが私の感性にアピールしたのである。

私のFavorite Songは”A Change Is Gonna Come”、彼の代表曲と言われているが、実際にヒットしたのは彼の死後であったようだ。


次回Sam Cooke、Peabo、Donny、Alについてさらに語ります!


     よろしく~!