Rufus #4

2006年04月30日 | soul,r&b
私の独断と偏見で(最近聞かなくなった表現だな/俗に言う死語?)Rufusの三部作と選定した第二期の最後のアルバムを紹介しよう。

   =====Rufus Featuring Chaka Khan/Ask Rufus=====

このアルバムタイトルは結成当初のバンド名である"Ask Rufus"である。アルバム発売前ご機嫌なFUNKナンバー"At Midnight"が発売されR&B#1のヒットになり、出す曲すべてゴールドディスクという流れは相変わらず継続している。アルバムチャートではR&B#1/Pop#12と大ヒットになっている。

そのAt Midnightはアルバム1曲めに登場する。何と言うスリリングなイントロであろう!Tower Of PowerのHorn Sectionがまたしても大活躍。Chakaのダイナミックなボイスが炸裂する。しかし4/4の中に時折3/4の変拍子が登場するのだが、それでも大ヒットしてしまうほど自然に溶け込んでいる。ダンスするには少々きつい気もするが...

A面2曲めは"Close The Door"、曲のクレジットを見るとDavid Wolinskiと言う名前がある。次のアルバムでメンバーになるKeyboardプレイヤーであるが、彼は70's前半に"Madura"と言う3人組Rockバンドをやってた人で、Chicagoの弟バンドとして紹介されていた。2003年にCD復刻されている。彼はChicagoのアルバムでも作曲、レコーディングにも参加していた。
前作まではGavin Christopherが絡んでいたがまた新しい人脈である。曲自体はミディアムテンポのなかなかいい曲である。

A面3曲めはメドレーでインスト曲。"Slow Screw Against The Wall"はStringsが美しいまるでChick Coreaの70'sのソロ作
を思わせるヒーリング系のナンバー。その後"A♭Fry"というBobby Watson作の短いFUNKインスト曲に繋がる。何でもいいけどCDではクレジットと違いこのA♭Fryは次曲のEarth Songに繋がっている。演奏がまったく繋がっているためそうしたのだろうが、CDで初めて聞く人は理解出来ないだろう。ちゃんとクレジットして欲しいものだ。

A面4曲めは"Earth Song"、これもミディアムナンバーでいい曲だ。演奏も素晴らしい。

A面5曲めは"Everlasting Love"はシングルカットされたがR&B#17までしか上らなかった。平凡な曲である。

B面1曲めは"Hollywood"、シングル曲でやはりミディアムナンバーであるが本当にいい曲だDavidとDrs.のAndreとの共作。
Rufus史上でも指折りの名曲だ!四の五の言わず聞いてみろ。

B面2曲めはスローバラードで"Magic In Your Eyes"。ヒーリング系ですな。

B面3曲めはミディアムFUNK曲。前作よりも演奏の部分で進化してるように感じる。全体的にどこかJazzフレイバーを感じる曲が多い。
アルバムラストは"Egiptian Song"、スローFUNK曲で、その名の通りアラビアン調のメロディーとバッキングである。

う~ん、FUNK系の曲が減ったのは寂しいが、内容的にはRufusizedを上回る最高作といってもいいだろう。三部作はFUNKファン、Chakaファン必聴である。

このあとオリジナルメンバーでもあるDrs.のAndreが脱退してしまう。Chakaと大喧嘩をして決裂したというエピソードを聞いた事があるが、残念!


Rufus #3

2006年04月29日 | soul,r&b
お~っと、今月15タイトルめに突入ダー!月初めにサボったせいもあり、頑張っちゃいましたな。

       =====Rufus Featuring Chaka Khan=====

4thアルバムはRufusの最高傑作と言われている。そしてHidekichiにとってこのアルバムはリアルタイムになる。

A面1曲めはミディアムナンバー、"Fool's Paradise"である。 KevinのWurlitzer el-pから始まり、ストリングスがサウンドの奥行きを持たせて、Chakaの気持ちよさげなフェイクで始まる。Tonyのバッキングはホントに上手い。ハムバッキングにコンプ、使用のGuitarは裏ジャケで写っているフルアコであろうか?柔らかくていい音だなあ。

2曲めはTower Of PowerのHornsが参加した"Have A Goodtime"。テンポのあるFUNKナンバーで、実はこのEPを持っている。かっちょいい~!Drs.のAndreがかなり派手目に叩いているが、彼の後に参加するドラマーよりも好きだなあ。手数は多いがいいところを押さえている。またT.O.P.のHornがいい効果を出している。4小節の短いSaxソロはLenny Pickettによるもの。さすがこんな短いソロでもバッチリ表現出来るのである
A面はこの2曲がとても素晴らしい。ちなみ日本のEPではA面が"Have A Goodtime"、B面が"Fool's~"になっている。
3~5曲めは曲として平凡な出来でつまらないので割愛する。

さて、B面は名曲バラード"Sweet Thing"から始まる。Mary J.Blige等にカバーされたことでも良く知られているだろう。Soul Classicとして語り継がれるであろう作品だ。TonyのGuitarの印象的なダブルノートフレーズがフックになっている。

B面2曲めは"Dance Wit Me"、超かっちょいいFUNKダンスチューンに仕上がっている。Hidekichiはこの曲がSoul Trainの
終盤に催されるSoul Train Lineで何週か続けてかかったのを聞き、たまらなくなりレコード屋に向かった。終盤にBassがSlapし始めGuitarが絡んで来て、Drs.がそのシンコペ-ションに合わせてくるあたりはたまらない。B面は"Sweet Thing"であった。ちなみにこの時代のシングルには流行りのステップが足あととアフロのイラストで図解されていたんだじょ。この曲、後にLIVEアルバムでやっているが、そちらは全然ダメ。ノリが全く違う、Andreのドラムの方がシャープでよろしい。

3曲めはストリングスがいい味を出している”Little Boy Blue”。TonyのGuitarは小さいが、誰かのプレイに似てないか?Earnie Isleyだ。TonyもJimi Hendrixにかなり影響を受けているのが解るだろう。Jazzっぽいプレイも上手いが、Rock的なのもかなりよろしいではないか!そりゃRufus解散後もバックアップGuitaristとして活躍を続けているのだから...

4曲めはインストナンバーでメンバーのソロというよりGrooveを大切にした演奏だ。

5曲めはBee Geesのヒットのカバー。別段とりあげる程の出来では無い。

トータル的に見ると前作の方がバランスが良く、シングル以外の曲もいい曲が多い。しかしそれにも関わらずこのアルバムの評価が高いのは、やはりシングルになった4曲の出来が尋常でなく良かったと言うことであろう。わたしもやはりこのアルバムが一番好きだな。

Rufus #2

2006年04月28日 | soul,r&b
#1で書き忘れたが、American Breed並びに初期RufusのメンバーそしてChakaもChicago出身である。ABCと契約後L.A.に移ったのかどうかは定かではないが...
       
          =====3rd Album Rufusized=====

3rdアルバム"Rufusized"はタイトル名からして自信たっぷりである事を感じさせる。Funkバンドと言えばHorn入りの7~8人と言うのが定番である。6人だったメンバーも最小限の5人とシェイプアップしてチャートに殴り込みをかける。
ここで全盛期である当時のRufusのメンバーを紹介しておこう。

Chaka Khan/Vocals:言わずと知れたSoul Divaの草分け。
Kevin Murphy/Keyboads:オリジナルメンバーであり、バンドのMusical Director(だったであろう)。
Andre Fischer/Drums:彼のシャープなドラミングはこの時代のRufusサウンドの要であろう。フラムがかっちょいい!
Tony Maiden/Guitar&vocal:新メンバー、最高のGuitaristの一人。Vocalもかなり良し!
Bobby Watson/Bass:新メンバー。会った事があるが、人柄も良くBassらしいBassist!

Gavin Christopher/Song Writer:彼はRufusのヒット曲、Once You Get Started、Dance Wit Meの作曲者。Vocal/Keyboards/Guitar。数枚のソロアルバムを出しているほか、Herbie HancockのMonster、Magic Windows等でフューチャリングヴォーカルとして参加している。なぜかCDには作曲家のクレジットが無い。彼についてはまた別枠で紹介しようと思ってます。

GuitarのTonyはA面1曲目からいきなりリードボーカルも取っている。その"OnceYou Get Started"もやはり大ヒットする。Horn sectionが参加する豪華なサウンドのFUNKナンバーで、終盤の演奏はかなりかっちょいい!特にTonyのGuitarカッティングはたまらん。R&Bチャート#4まで上る。
2曲めの"Somebody's Watching You"はSlyの曲のタイトルにもあったな。全く別曲で4/4と4/5のリズムが交互に出て来る変則ビートであるがChakaはのびのびと歌ってる。
3曲め "Packed My Bag" はKevinのPianoソロの導入部分からメローな感じでChakaが入って来るが、途中からFUNKビートに変わりまたメローになったりと展開があるなかなかの佳曲である。
5曲めはFunkyなインスト曲、前作の“TellMe Something Good”のGuitarは正式メンバーでなかったTonyが弾いていたのでは?と思っているのはHidekichiだけか?
B面に移って1曲め "I'm A Woman"、後の "I'm Every Woman'はこの曲がモチーフになった?
2曲目の"Right Is Right" もなかなか良い出来である。FUNK度はRufus史上ナンバー1だな。
4曲めは "Prease Pardon Me" もStringsとHornが絡む力作。

ほとんどの曲でChakaがコーラスをやっているのだ。

アルバム最後の曲はBobby Womackの名曲 ”Stop On By” 。Tonyとのデュエットになっているが、原曲を上回る程の出来。Liveアルバムにも収録されている。HidekichiもよくLIVEで歌う曲でもある。

トータル的に考えるとこのアルバム、Rufusの最高作と言っても過言で無い程の出来である。ジャケはNorman Seeffと言う当時超売れっ子の写真家、その中でも指折りであろういいジャケだよ!アルバム自体、R&B#2/Pop#7と素晴らしい売れ行きを見せた。

Rufus #1

2006年04月27日 | soul,r&b
Oceanさんからリクエスト頂いたRufus特集であります!
Oeanさんのブログ: http://ocean461.blog23.fc2.com/ (Rock系強し!Soulも重要なところ紹介してるぞ。)

========Rufus Featuring Chaka Khan=======

Chaka KhanはSou/R&Bの代表的な女性シンガーとしてスーパースターの一人であるが、このRufusに参加して知られるようになった。78年にソロ活動を始めるが、83年まで同グループと制作を共にした。

Ask Rufusと言う名前が当初のグループ名であったらしい。そしてAmerican Bleedと言うPopsグループがRufusの前身と言われている。68年に"Bend Me,Shape Me"というTop Tenヒットを飛ばしている。Ask Rufusと名前を変えた当初Paulette McWilliamsがリードボーカルであったが、彼女がQuincy Jonesのレコーディングに参加するために脱退、その代わりに入ったのがChaka Khanであった。abcレコードと契約、1stアルバムリリース前にRufusと改名する。

1stアルバム "Rufus" ではかなりRock色の強いサウンドで、Chaka以外のメンバーが白人であったせいもあるかもしれないが、バンドのコンセプトも明確でなかったように思う。それはVocal&KeyboardプレイヤーのRon Stockertが中心であったのが原因であったようで、正直あまりよろしくない内容だ。唯一Stevie Wonder作(Talking Book収録)の"Maybe Your Baby"をカバーしていて、それを聞いたStevieがいたく気に入り、2ndアルバム収録の大ヒット、"Tell Me Something Good"を提供するきっかけになった。これがこの後のRufusの快進撃に繋がったわけである。そしてIsleysやAretha Franklinのカバーで知られる"Love The One You're With"(Stephan Stills)をやっている。

2nd "Rag to Rufus" はオリジナルメンバーでの最後の作品。A面1曲めのドFUNKナンバー、”You Got The Love”はシングルカットされ、R&Bチャート#1を記録、作曲者にChaka khan/Ray Parker Jr.となっているが、GuitarもRayが弾いているであろう、クレジットはないが音を聞けば明白である。初期の名作、Chaka節炸裂、かっちょいい曲である!もう1曲のシングル、前出の"Tell Me Something Good"はR&B#3まで上る大ヒットになる。アルバムチャートでもR&B#4/Pop#4と大成功を収めている。この2曲以外では3曲めの"Walkin'In The Sun"がSouthern Soul調でなかなか良い。ChakaはあまりこのようなCountry風の曲を歌っていないので珍しいが、このような曲でもいい味を出している。あとB面1曲めのAshford&Simpson作の”Ain't Nothin' But A Maybe”は曲も良ければChakaも良い!Quincy Jonesの76年作 "Stuff Like That" でValerie Simpsonと共演しているのは偶然?

そんな訳で2ndアルバムを大ヒットさせこれからと言う時大幅にメンバーチェンジがなされる。Vocal&KeyboardのRon、GuitarのAl CinerとBassのDennis Belfieldが脱退、代わりにGuitar/Tony MaidenとBass/Bobby Watsonが加わった。
これで最強のメンバーが揃った!

次回3rdアルバムに突入!

PS. そう言えば私はBobbyとは共演経験がある。10年程前に黒人メンバー中心の”Bay Fort”と言うバンドに参加、LIVE直前にレギュラーであるBassistがクビになり、かわりに来たのがなぜかBobby!Bobbyは当時日本に住んでいた。(今は知らない)一度しかリハをやらなかったのだがさすがバッチリであった。印象としては地味であるがGrooveが凄い、ひとつひとつの音符が長い。とても素敵な経験でした。


Peabo Brysonとは

2006年04月26日 | soul,r&b

Peabo Brysonと言えばデュエットの名手としてPops界でもかなり有名である。彼を本物のSoul Singerであることを知らない人、認めない人もたくさんいるだろう。少なくとも'82年Electra/Asylumに移籍してからやたらPop路線になり、さすが
に嫌気がさしたのであるが…
Capitol時代の1st~4th、そしてRoberta FlackとのLIVE盤は素晴らしいの一言に尽きる。

私がPeaboを知ったのは学生時代、軽音部のA.O.R.好きの先輩から『Donny Hathawayが好きならPeaboも絶対気に入るから聞いてみな』と言われ、早速当時の新譜である"Turn Back The Hands Of Time"を購入、思い切りハマったものである。このアルバムはメジャー(Capitol)からの4枚めの作品になるが、マイナー時代の音源を中心とした内容になっていて結構Deepな曲も多い。そして前のアルバムを揃えて行く。

77年発表の1stアルバム”Reachin' For The Sky”には”Feel Te Fire”という彼の最高作が収められている。この曲はHidekichiも時々LIVEで披露するが、N.Y.Apollo Theaterのアマチュアナイトでは良く歌われる曲と聞く。要はアマチュアのシンガーにとっては目標にされる、または技術的な意味でもアピールする絶好の曲なのである。生半可では歌えない、そのDeepさは他に類を見ない程である。ポップシンガーと決めつけ無視して聞いていないSoulファンには絶対に聞いて欲しい曲である。

78年の2ndアルバム”Crosswind”では"I'm So Into You"と言うFeel The Fire系の三連バラードがあり、これも素晴らしい出来だ。79年には3rdアルバム"Paradise"を発表、同年レーベル名とであるNatarie Coleとのデュエット版"We Are The Best Of Friends"で好評を得る。Bobby Caldwellの名曲"What You Won't Do For Love"をやっているが、これは即席デュエットであるのが見え見えで正直それ程の出来ではないが、黒人シンガーが良くカバーするきっかけになったであろう。Sam Cookeの”You Send Me”をメドレーながらカバーしているが、実はHidekichiがSamに傾倒するきっかけになったのはPeaboが一番影響を受けたと言うことを知ってからである。PeaboがきっかけでSam Cooke、意外に思う人もいるだろう。本当にこの時代はPeaboにハマっていたのである。

そして4thを発表後81年Roberta FlackとのLIVEアルバムを発表する。これは79年にDonny Hathawayが亡くなったためにPeaboがその代役として抜擢されたわけだ。Donnyの死後発表されたRobertaの"Donnyに捧ぐ"に収録された"You Are My Heaven" "Back Together Again"をデュエットしているが、Donnyを凌ぐ熱唱である。この名唱でデュエットシンガーとしての地位を確立した。そしてソロで歌われる"Feel The Fire"はRobertaを差し置いてこのアルバムのハイライトと言えるだろう。ちなみにRobertaのバックにはその後Luther Vandrossのデヴュー作の制作に関わっているメンバーで固められている。BassのMurcus Miller、Drs.のBuddy Williams、GuitarのGeorge Wadenius、そしてChorusにLutherが参加している。バックの演奏も素晴らしいので、Roberta並びにPeaboに興味の無い方、Donnyをこよなく愛する人にも是非聞いて欲しいアルバムである。

その後の”I Am Love” "Don't Play With Fire"もなかなかの出来である。残念ながらこれらのCapitol時代の作品は復刻されて無く、ベストアルバム以外では聞く事が出来ない。

その後Robertaとのデュエット版を発表、”Tonight I Celebrate My Love”を大ヒットさせた。この曲、当時大嫌いでマジ魂を売ったと言う思いであったのである。さらにElektraに移籍後はポップス志向が強くなり全く興味の外になって行った。しかしRegena BelleとのDuet、A Whole New World(アラジンのテーマ)での熱唱はSoul Singer復活を復活を感じさせる熱唱であった。六本木あたりでで歌う仕事をしていた当時、18番にしていたものだ、10年も前になるな。

生Peaboを6年程前にブルーノート東京で見ることが出来た。友人が突然行けなくなっおかげでタダで見させて頂きました。あのエンターテインメント根性にはホント感激した。三波春男並にお客様は神様な扱いである。最終日の二回目だったせいか声の調子は今ひとつだった。彼のようにチェストボイスが強いと喉に対する負担が大きいせいもあるかな。しかしあのパワフルな高音域は健在!名曲Feel The Fireが聞けなかったのは残念だったが、たどたどしい日本語(カンペを見ながら)で我々とコミュニケーションを取ろうとするあたりは本当に敬服しました。

そんなわけでPeabo Brysonの素晴らしさがほんの少しでも理解されたらうれしいな。何しろSam Cookeを教えてくれたのはPeaboである、HidekichiのSoul Singerとしてスタートしたばかりの事である、多大な影響を与えて頂きました。

Peabo Bryson、ありがとう!



Rubicon #1

2006年04月25日 | FUNK
前回Blue Eyed Soulって記事を書いて思い出したのだ!

    ======Rubiconって知ってるか?======

Rock系、FUNK系、そしてSlyファンの皆さん、Rubiconと言う78年にデビューしたベイエリア出身のバンドを知っているか?バキバキのスラップベースにHorns、なぜかギターはHard rockという白人FUNKバンドであった。SlyのオリジナルメンバーであったSaxのJerry Martiniが中心になり、元Cold BloodのMax Haskett(tp.&vo.)、バンド解散後80'sにブレークしたNight Rengerを結成したBradley Gillis(guitar)とJack Blades(bass)、Jerryと共にSlyの"High On You"に参加しているDennis Marcellino(sax)、Jim Pugh(keyb.)、Funkyな声を持つGreg Ecler(drs.)の7人で二枚のアルバムを発表した。


その1stアルバムであるが、FUNKに焦点を当てて紹介しよう。

A面1曲めは"And The Moon's Out Tonight"はいきなりチョッパーバキバキのHornバリバリのポップなFUNK。サビがThe BeatlesのDrive My CarとSlyのSomebody's Watching Youを足して2で割ったようなメロディーと演奏である。リードはGregであろう。BassのJackはNight Rengerに行ってからはVocalに徹し、全くチョッパーをやらなくなったのであるが、Larry Grahamマナーのアタックが強いプレイが本当にFUNKだったので非常に残念である。

A面4曲めのVanilla GorillaはBassが超バキバキ!Clavinetとの絡みがかっちょええ!超ヘビーFUNK。MaxとGregがリードを分けあう。声が似ているが高くてスムースな方がMax、ハスキーでGrawlを多用するのが多分Gregだ。GuitarはやはりかなりHard rockである。Bradley Gillis、彼はこの時点でまだ20歳だったらしい。後の8フィンガー奏法?で有名になる人だが、すでに地味ながらもここで片鱗を見せている。カッティングも結構上手い。

B面3曲め、"Cheatin' "はアップテンポのFUNK。J.B.並にシャウトしている野太い声のリードはGregであるが、同じ白人であるWild CherryのRobert Parissiに近い歌い方だ。とにかくこの曲はかっちょいい!BassラインはG.C.S.のEntrowに似ている。G.C.S.のアルバム、Star Walkに収録されている”Foxy Lady”のHornアレンジがこのCheatin'に酷似しているのだ。Maurice Spears HornsとなっているがHornアレンジにJerryの名前があるので、多分Rubiconのメンバーも参加しているのであろう(Maurice Spearsはtrombone player)。ちなみにStar Walkの前々作、Now Do U Wanta Danceにすでにデビュー前のRubicon Hornsが参加している。後半に出て来るテナーソロはもちろんJerryによるもの、Funkyなソロだ!
RubiconのHornsのサウンドはT.O.P.あたりと違いAlto saxがいるので、高音域が中心でちょうど同じ編成のSlyのFreshあたりのサウンドに近い。

そしてアルバムラストはメンバーのソロがある”That's The Way Things Are”。やはりBassソロがハイライトである。今ではこの程度のプレイは普通であるが当時としてはホントに凄かったのだ。VocalはMaxであろう。

彼らのサウンドはもちろんかっちょいいが、ヴォーカル専任がいないにも関わらず二人のリードがかなり良いのである。悲しいかなきっとSoulファンからはRockすぎると思われ、RockファンにはRockじゃないと思われたのではいなだろうか?商業的に成功できずにバンド活動に幕を下ろさざるを得なかったのであろう。

未だ二枚のアルバムは復刻されていない。今後も復刻されないのであろうか?悲しい...

彼らは'78年に催されたCalifornia Jam ?と言うイベントに参加していて、そのLIVEアルバムにはLP未収録曲が確か2曲収録されている。これは残念ながら所有していない。
次回は2ndについて語ります。


Blue Eyed Soul #1

2006年04月23日 | Blue eyed soul
Blue Eyed Soulと言う言葉がある。そう言ったジャンルがあるわけではなく、白人が黒人のように歌うスタイルを言うのである。古くは白人が顔に靴墨などを塗り、黒人歌手になりすましてパフォーマンスをするスタイルがあった。日本のシャネルズ(ラッツ&スター)がそれを模倣して成功した。50~60年代ではゴーストのテーマ(Unchained Melody)で有名なライチャスブラザースやエルビス プレスリー、The Animals、(Eric Burdon)、Spencer Davis Group(Stevie Winwood)等がそのように呼ばれていた。

今回は60's後半以降の話である。

60's後半にGroovin'やGood Lovin'のヒットで知られるYoung Rascalsというグループがあった。Felix CavaliereというVocal&Keyb.が中心となっていたグループで、彼の少々しわがれた声がとても魅力的である。70'sに入ってThe Rascalsと改名して二枚のアルバムを残したあと解散するが、最後のアルバムではBuzzy FeitonやRobert Popwell、David Sanborn等が全面的に参加していて、かなりSoul、Funk色が強くなっている好アルバムだ。ただFelixのソロアルバムのような物だが…

もう一つ、60's後半から80年ぐらいまで活動していたSons Of Champlinというバンドがあった。その後Chicagoに参加するVocal、Keyb.& Guitarを担当するBill Champlinが中心となっていた。Felixよりは野太い声でなかなかSoulfulだ。メンバーにHorn Sectionがいたり、5~7人ぐらいで編成されていた。私は昔アルバムを三枚程持っていたが、全部売ってしまった。れらは未だ復刻されていないので誠に残念である。Soul/Rock/Funk/Gospel等がブレンドされた好グループであった。

Daryl Hall&John Oates、彼らはPhilladelphia出身で、Blue Eyed Soulと呼ばれる中では一番成功したグループであろう。すでに故人となった元The TemptationsのDavid RuffinとEddie Kendricsをゲストに迎えたLIVEアルバムで往年の名曲Get Ready、My Girlをメドレーで演奏されたのは非常に印象深い。DarylはMarvin Gayeも大好きだったようだ。Soul的見地から考えると正直技術不足だが、作曲センスや時代を読む能力が高いのであろう。

もう一人Bobby Caldwellがいた。彼のWhat You Won't Do For Loveは黒人アーティストが良くカバーしている曲。Hidekichiも好んで歌っている。この曲はPopチャートよりもSoulチャートの方が上位にランクされたらしい。彼のセンスは結構好きだな。

UKのアーティストにもBlue Eyed Soulと呼ばれた人がいる。結構最近亡くなったRobert Palmerもそう呼ばれたが、私は
彼には全然Soulを感じなかったな。まるで力んで歌う事がSoulと勘違いしているようにしか思えない。Paul Youngも80年代にヒットを飛ばしBlue Eyed Soulとも呼ばれたが、彼も全然問題外だな。

RockバンドのVocalにも非常に高い技術とセンスを持っていた人がいる。No.1はFree~Bad Compony~solo、最近再結成されたQueenのツアーに同行したPaul Rodgersだ。彼の歌はSoulだね。時にクール過ぎるきらいもあるが、Blue note、Minor Pentatonicの使い方は黒人そのもの、Grawlの使い方なんかも今聞いてもばっちりだ。Free、Bad Compony在籍時代は20代であった事を考えると彼の歌がいかに天才的であったことが良くわかるであろう。

スーパースターであるRod StewartはSam Cookeが大好きであったようだ。70's前半に活動していたFaces時代にはTwistin' The Night AwayやYou Send Meなんかをカバーしていた。彼の歌い回しからSamの影響は手に取るようにわかる。最近はJazzスタンダードを中心に歌っているらしい。あまり興味が無いが...

Sam Cookeマナーと言えば、JouneyのSteve PerryはかなりSam Cooke的に歌っている。Rodなんかは目じゃない!Journey加入直後のアルバムで"Lights"と言う曲を歌っているが、まるでSam Cookeである。JourneyってサウンドはまるでPop Rockであるが、実はバンドメンバーはメチャテクだし、歌はかなりSoulなのである。

日本人であるHidekichiにとってBlue Eyed Soulという響きに共感を得たのは、HidekichiがSoulを歌って来たからである。黒人でない我々がSoulを歌うと言う事では近いものを感じる。ただ、彼ら(青目)のように歌いたいとは思わないが...

FUNK#23~EW&F

2006年04月20日 | FUNK
私がSoulにハマった頃、Stevie WonderのLP ”Songs In The Key Of Life" が全米アルバムチャートで#1を続けていた。EW&Fも傑作アルバム"SPIRIT"を発表、悲しいかなStevieを一度も抜けずに#2を続けたのだ。Stevieは12週連続#1だったらしいのでそりゃあかなう訳無し!ラジオではEarthの"Get Away"、Stevieの "I Wish" がどんどんかかってる。Soulにハマりかけてた15歳には鼻血の出る程刺激的だった。

元全日本プロレスの川田利明が俺だけの王道があったなら、俺だけのEarth道があってもいいだろう。

HidekichiにとってSpirit/Get Awayはリアルタイムで#1は揺るぎないが、その頃ラジオで聞いたそれ前のシングル、Mighty Mighty、Shining StarはGet Awayと共に宇宙人の声に聞こえる程のインパクトであった。タイトルが ”宇宙からの使者/Mighty Mighty" だったせいもあるが、何か本気で(宇宙的)そう感じたのである。

新作が待ち遠しかった頃、”All'n All”が発表される。コンセプトが明確で、さらに曲のつながりが見事!当時としては画期的だ。”Jupiter” はGet Awayに並ぶFavorite曲だな。"Brazilian Rhyme" もお気に入りであった。実はこれ以降私にとって超えるものは無いのである。”I Am”はAOR路線に走っているし、The Best に入っているSeptemberなんか当時全然好きじゃなかったね。その後も義理で買い続けたが、全然聞かなくなりました。HidekichiにとってののEW&Fは’78年で終わっていた。10年ほど前に生で見たが、Phillipはまだバリバリの現役であったがMauriceは完璧に終わっていたのは悲しかった。

アルバム "That's The Way Of The World" あたりまではかなり土臭かったのだ。"Open Our Eyes" が一番土着系であるな。そして "Gratitude" は史上最高のLIVEアルバムである。この時代のLIVE DVDがもし出たら卒倒してしまう程だ。このアルバムのOut take集である "That's The Way Of The World" /Alive In '75というアルバムが2002年に出ている。これは絶対的に必聴である。'79年のLIVE音源である "In Rio" もかなりよろしいが、Alive In '75の素晴らしさからみると霞んでしまう。懐古主義的に聞こえるかもしれないが、30年間Soulを追い続けて来たHidekichiの正直な思いである。

HidekichiにとってEW&Fは青春であったのだよ。Stevie同様に...

AXA Roadshow 2006 #5最終回

2006年04月20日 | Gospel
牛タン、牛タンと騒いだが、仙台と言えば昨年プロ野球球団"楽天"が発足している。今年から野村監督が指揮をとっているが、相変わらず戦力不足で弱いことには変わりない。新幹線を降りて階段のあたりに「仙台市は楽天を応援します」と
いう看板があった。頑張って昨年の勝ち星を上回って欲しいものだ。

    =====AXA Roadshow 2006 #5 At さいたまスーパーアリーナ=====

さていよいよ最終日、さいたまスーパーアリーナだ(以下SSA)。4~5年前にSSAに隣接するけやき広場に、二度Gospelの仕事で歌いに来た事がある。そして一昨年、昨年と二度Pride GPを見に来た。正直まさかこの会場で歌う事になるとは夢にも思わなかった。もちろん大きなホールで歌うことはあるが、これほどの規模の物は…

集合は9時半なので9時20分にさいたま新都心駅改札付近でメンバーと待ち合わせだ。時間の少し前に一人を残し9人が揃った。マ~君が10分過ぎても来ないので先に会場に向かった。Eゲートと言う搬入専用の入り口から入館、控え室に案内されケータリングで用意されたコーヒーを飲んでいるとリハのお呼びがかかる。会場内に入るとレセプション会場である。幕の向こう側がコンベンション会場だろうか?どうやら半分に仕切られているらしい。レセプション会場にセッティングされたテーブルを避けつつコンベンション会場に入る。やはり広いね!最終日は3000人来るらしい。Openingのリハが先に行われるが、マ~君の到着はまだだ。まずい、AXAの担当にもバレてしまう。早く来てくれ~!しょうがないので急遽ワカに譜面を渡し代わりをやらせた。

最終日を迎えて近場なので緊張感が弛んだのか寝坊だろう。彼はHidekichiの弟子であり、プロとしての仕事は昨年のX'masが始めてだった。まだ全然自覚が足りない。ミュージシャンといえども、一社会人として信用を大切に生きていかなければ仕事は来なくなる。Endingのリハが終了してやっと連絡があり、11時半頃到着。この日はHidekichiの奴隷だ。

毎回会場が違うため、場当たりは欠かせない。Endingは初日と同様念入りにリハが進行された。毎回終盤でAXA役員がステージに上がってくる場面があるのだが、前回まではステージ裏側からの登場であったが、会場の作りの関係上ステージ前の階段から上がって来る事になった。後半はリードがHidekichiから佳子嬢に変わるので、彼女が役員達をエスコートすることになった。かなりおいしい役である。

いよいよ最終日本番だ。3000人の前である、初日の緊張感とは違う、なんとも待ち遠しいものである。

Opening:予定通りの時間にBGMが止まり、同時に客電が消える、それは我々が立ち位置に付く合図でもある。客席のざわめきは消え、それと同時にアカペラ用のKey出し&テンポのオケがスタートする。Hidekichi "You Raise me"と歌い始めると三人のコーラスが "Up"と続く、いよいよ最終日のイベントの始まりだ。
Hidekichiが普段やっているようなLIVEは20~50人ぐらいの狭いLIVEハウスだ。本来たくさん動きたい方だが、逆に客の表情が手に取るようにわかる狭いところも大好きだ。逆に動きたい感情を、North West Smithではコンガを叩きながら歌っているので相殺されている部分もある。3000人の客席は壮大だった。今まで1500人の舞台は何度かあったが、そりゃ~最高だね!

さすがにこなれてきて余裕でOpeningをこなし、マ~君の失態もカバーされたかな?
最終日ともなるとなかなかメンバー間もこなれて来て、二時間あるインターバルも和気あいあいと過ぎて行く。控え室に落合さんが訪れ、Endingのスタンバイ時間を伝えにくるが、最終日であったので押しているらしい、結局15時半予定が16時近くに変更になる。

さていよいよ会長の閉幕セレモニーである。オケが始まった途端我々はステージに飛び出して行く。会場の袖では牧さんを筆頭にAXAの企画メンバー、創コミのスタッフが手拍子をして盛り上げてくれている。最高のシチュエーションの中、イベントは閉幕した。

なんて壮大なイベントであろう?ずいぶん苦労をさせられたがこのイベントに参加できて本当に光栄である。我々は刺身のツマのような存在ではあったが、きっと鮨のお伴のガリ程度の働きは出来たであろう。このイベントにかけるスタッフの思いが集結した結果である。

今回本当にいい経験をさせて頂きました。AXAさんとも今後も良い付き合いが出来れば良いと思うし、こういう機会が他にあっても十分に出来る自信が出来ました。そして9人+1人のメンバーに感謝したい。お疲れさま!この準備期間でよくこれほどのパフォーマンスができた。また機会があったら誘うからみんなよろしくね!

エンターテインメントとは #1

2006年04月19日 | Weblog
=====エンターテインメントって #1=====

音楽の世界に限らずプロである限り、芸能、スポーツなどの世界でもエンターテインメント性というのが重要になる。最近プロレスで試合終了後のマイクアピールというのが当たり前になっているが、昭和時代の馬場、猪木時代には考えられなかったことだ。猪木は引退後はずいぶん語るようになったが、全盛期はここぞという所でマイクアピールをしていた。しかし今のプロレス程ではないし、『ダア~!』をやるだけで会場は究極に盛り上がった。カリスマ性が高かったので言葉は必要なかった。馬場さんは無口であった、そのかわりリングに上がるだけで『おおっ!』という程でかかったのでやはり言葉は要らなかった。

元々格闘技系を中心としたアスリートからプロレスに転向してくるわけだから口下手な人が多い。しかし本場USAではかなり昔からTV(ケーブルを含む)放送でのマイクアピールは欠かせないものであった。WWEではストーリー性を重視(台本があるらしい)するためしゃべりがダメだったり演技が出来ないと生き残って行けないのだ。190cm、120kg級のムキムキな体格プラス演技力を求められる、そりゃあホントに大変なことだ。

日本ではプロレスのマイクアピールは女子プロレスで早い時期に定着していた。そりゃ体育会系の男子よりは女子のほうが口達者なのは当然である。昨年プロレス大賞を受賞した佐々木健介の嫁、北斗晶(最近バラエティー番組でも有名な鬼嫁)の現役時代は凄かった!当時無敵のあのブル中野に噛みついて、肝心の試合では勝てないのだが毎回マイクアピールで圧倒していた。

男子だと昨年ノアで引退した全日時代のラッシャー木村を忘れてはいけない。木村のつたないトークが当時の全日にとっての唯一のエンターテイメントな瞬間であった。国際プロレスの最後のエースであったラッシャー木村が国プロを離脱してターゲットにしたのは、アントニオ猪木率いる新日本プロレスである。アニマル浜口(アマレスの浜口京子のパパで、気合いだ~!で有名)と寺西勇を従え、新日のリング上に登場。会場内も緊張感たっぷりの中、木村がマイクを持つ。そして開口一番『新日本プロレスファンの皆様こんばんは!』である。正直「ぶっ殺してやる!」ぐらいの啖呵はあってもいいだろう。なにしろ国際の最後のエースであり、金網の鬼と呼ばれ、デスマッチをやらせたら一番強いと呼ばれていた木村である。ラッシャー木村の人の良さがこの瞬間人生を変える程裏目に出た。

当然のごとく新日マットで成功するはずもなく、猪木の当て馬扱いを受けたのちに馬場さんの全日本プロレスに殴り込みをかける。この頃馬場さんはすでに全盛期を過ぎてジャンボ鶴田にエースを明け渡していた。一騎打ちは実現したが、全盛期を過ぎた二人に期待できるわけもなかった。しかし木村は死んでいなかった。自分を地獄の底に陥れた、死ぬほど苦手なマイクを握ったのだ。当時のプロレスファンはあの事件を忘れてはいない、木村は開き直ったのか地でしゃべった。会場は爆笑の渦である。この瞬間ラッシャー木村は蘇った!その後馬場さんとファミリー軍団を結成、新しい全日のスターとなった。人生ホントに分からないものである。

最近ではハッスルやインディー団体でもエンターテイメント路線が流行している。さらに総合格闘技のリングでもマイクによるアピールは不可欠になって来ている。実はこれはPrideやK-1のリングでも同様、真剣勝負の直後気の利いたマイクアピールが出来なければ一流にはなれない。何しろトレーニングの鬼でなければあんな何でもありの怖いリングには上がれない。そしてついこの間までアマチュアであった人達が多いのだ。その彼らにマイクを持たせて気の利いた事を言えと言うのは酷な話。しかし今時はただ強いだけでは客を呼べない。PrideやK-1などのメジャーどころではめちゃくちゃ強い+キャラクターが求められる。さらに負けが込んだりしょっぱい試合をすると出して貰えなくなる。なんと過酷な世界であろうか?

しかしどんな世界でも金を取って見せると言うことは過酷なことである。今の世の中、エンターテイメントと言っても同業以外にもたくさんのライバルがいる。お笑い、音楽、格闘技、すでにそれを仕切るラインなどぶち壊されているのであろう。時代を読んで努力する、そんな人間や団体、プロレスで言えばノアのような団体が生き残っていくわけだ。

Hidekichiももっと時代を把握しなきゃいかんな、反省…