80'sのSly(#383)

2008年09月28日 | FUNK
先日初来日して超話題になったSlyだが、'80年の『Ain't But The One Way』を出したっきり、オリジナルアルバムを出していない。George ClintonやJesse Johnson(TimeのGuitarist)の作品にゲスト参加してはいたものの、公な場所にはほとんど姿を現していない。

だから当時の映像はPVぐらいでしか見ることができない、と思っていた。
しかし、これは1984年の映像である。

Sly & The Family Stone - Higher (Live - 1984)



もう一丁、『Jesse Johnson/Crazy』

Jesse Johnson & Sly Stone

A Song For Donny - The Whispers (#382)

2008年09月24日 | LIVE Information


こんな素敵な曲がありました。

Whispers - A Song For Donny (1979)



The WhispersがDonnyの名曲『This Christmas』の歌詞を変えて、こんな素敵なバラードに仕上げていたのです。



こちらが原曲

This Christmas- Donny Hathaway



彼らの最大のヒット『And The Beat Goes On』が収録されているアルバムの1曲目が『A Song For Donny』である。

The Whispers
B000ALJ05K

さらにこのLiveアルバムでも歌っている。
Solar Galaxy of StarsB00001ZT6S

他にはShalamar, Lakeside, Dynastyが出演したSolarレコードのイベントであった。実は私がこのThis Christmasを初めて聞いたのは、The WhispersのこのLiveバージョンであった。


そんなわけで、改めて告知します。

Donny Hathaway Tribute Live

10/1(水) @大塚Welcomeback
Tel & Fax 03-5957-5141
http://www.welcomeback.jp



Charge Advance:2000yen Open 18:30 Start:19:30?(2 Stages)

鹿島/吉田セッション
メンバー
吉田英樹、坂本竜太(Vo.)
鹿島達彦(Bass)
小西真澄(Piano/Keyb.)
阪口誠(Guitar)
山村マキト(Drs.)

☆Guest
阿部実 (Conga)
【SOL】yoshiko, yuri,(Vocal)


10月1日は、70'sを代表するSoul Singer/Piano/ArrangerであったDonny Hathawayの誕生日である。すでに亡くなって30年になるが、生きていれば63歳、まだまだ現役で活動していたと思われる。

しかし彼の歌声は今でも我々の心の中に生き続けている。



WHO'D SHE COO? / OHIO PLAYERS(#381)

2008年09月21日 | FUNK
WHO?'D SHE COO? / OHIO PLAYERS
これも1976年に故糸居悟郎氏の『Soul Freak』のカウントダウンで聞いてハマった曲。曲が始まる前に『Backbone's...』と言う語りがあって、すかさずDrs.のフィルインでスタートするのだが、これが妙にかっちょいい!(ここではSoul Trainの映像なので、BassのMarshall Jonesがちょっと違う事を言ってるようだ。)




ほんでその直後Salsa系の微妙にピッチが怪しいHornが入って来る。Ohio独特のサウンドはこのHornsによるところも大きい。この曲とほぼ同時期に流行ったのが世紀の一発屋【Wild Cherry】の『Play That Funky Music』であったが、どちらもGuitarのリフが印象的であった。もちろんPlay That...の方が遥かにインパクトがあったが...
R&Bチャート#1に輝いた(全米でも#18)。

この時点ではサポートであったGuitarの【Chet Willis】が参加している。

ではついでにもう1曲、『Fire』と並んで彼らの代表曲であり、全米#1に輝いた大ヒットナンバー。
Ohio Players / Love Rollercoaster



やはりChetが参加しているが、彼は1988年の再結成時に参加しており、その後も中心メンバーとして活躍していた。歌もGuitarもかなり巧くて、70's当時からLiveでは欠かせないメンバーであったようだ。

Ohio Playersが最盛期だった頃の映像である。ううう。たまらん!


SOUND YOUR FUNKY HORN (#380)

2008年09月19日 | FUNK

SOUND YOUR FUNKY HORN / K.C. & THE SUNSHINE BAND 1973


私がSoul/FUNKに傾倒するきっかけになった曲である。

32年前、4歳上の姉が買って来たシングル。DiscoでSoul系の曲ばっかりかかっていた時期である、短大に通っていた姉はDisco通いもしていた(爆)。

まあそれはいいとして、このシングルを聞いてぶっ飛んだ!

???

世の中にこんなかっちょいい曲が、音楽があるのか???


それがこの【Sound Your Funky Horn/ K.C.&The Sunshine Band】であった。

後で白人だった事を知って愕然したが、そんな事はどうでもいい。


まあ聞いてみて下さい!

Very Best of KC & the Sunshine BandB0000087ZG


Shake Your Rump To The Funk / The Bar-Kays(#379)

2008年09月18日 | FUNK
シングル【Shake Your Rump To The Funk】


私が高1の頃に流行ったThe Bar-Kaysのシングル曲で、確か故糸居悟郎氏の番組『Soul Freak』のカウントダウンコーナーで、数週に渡ってチャート入りされていたのを聞いてハマり、小遣いを握りしめてレコード屋に走ったのである。当時はLPが2500~2800円、シングルが500~600円の時代。レコードはかなり高価な物であったのだ。この1976~79年ぐらいまではほとんどシングルを買っていた、って言うかLPは正月を待たなければなかなか買えなかった(笑)。


アルバム【Too Hot To Stop】


あまりにこの曲を気に入ってしまい、LPを買う予定であったが、実際に手に入れたのはかなり後になった。
このアルバムは残念ながらCD復刻されていないので、ベストアルバムを貼付けておこう。

The Best of Bar-Kays

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The Bar-Kaysって物まねバンドとしてかなり有名なため、過小評価されがちだが、実際はかなり良質(?)なヒット曲がたくさんある。まあ物まねには変わりないので、史上最強のB級FUNKバンドと呼びたい。しかし、この【Shake The Rump...】はあまり評価されて無いように思う。しかしこれを聞いてくれ、カッチョイイから!

Shake Your Rump To The Funk / The Bar-Kays



Donny Hathaway Tribute Live(#378)

2008年09月17日 | LIVE Information
Donny Hathaway Tribute Live

10/1(水) @大塚Welcomeback

Tel & Fax 03-5957-5141
http://www.welcomeback.jp

Charge Advance:2000yen Open 18:30 Start:19:30~(2 Stages)

鹿島/吉田セッション

メンバー

吉田英樹、坂本竜太(Vo.)
鹿島達彦(Bass)
小西真澄(Piano/Keyb.)
阪口誠(Guitar)
山村マキト(Drs.)

☆Guest

阿部実 (Conga)

【SOL】yoshiko, yuri (Vocal)


10月1日は、70'sを代表するSoul Singer/Piano/ArrangerであったDonny Hathawayの誕生日である。すでに亡くなって30年になるが、生きていれば63歳、まだまだ現役で活動していたと思われる。

しかし彼の歌声は今でも我々の心の中に生き続けている。

私が大学2年の頃、初めて自分のバンドでLiveをやった時にやったのが、Donnyの『Little Ghetto Boy』と『What's Going On』であった。忘れもしない、全4曲。あとの2曲はHummingbirdの『Fire And Brimstone』とStuffの『My Sweetness』(インスト)。何と当時はGuitar&Vocalであったのだ。これ以降ステージではほとんどGuitarは持っていない(笑)。


曲はDonny Hathaway Liveの曲を中心に、Donnyゆかりの曲をたっぷりやらせて頂きます。



I Get Lifted(#376)

2008年09月13日 | FUNK

Hip-Hop系のSamplingネタとして有名なこの『K.C. & The Sunshine Band/I Get Lifted』、あの『Rock Your Baby』のヒットで有名なGeorge McCraeもカバーしていたのをご存知であろうか?って言うかHip-Hopファン以外でこの曲知ってる人は、真性オヤジかかなりの通?であろうが(笑)。

実は私がSoul/FUNK系にハマるきっかけになったのは、このK.C. & Sunshine Bandであったから特別であるのだ。

K.C.のバージョンではGuitarのシングルノートカッティングであるが、GeorgeのほうはBassがやっている。まるでHerbie Hancockの『Chameleon』でのPaul Jacksonのようだ。

K.C.もGeorgeもけして歌は上手くないが、この曲はK.C.の方がカッチョイイなあ。マイナーセブン(m7)のコードになぜかBassがルートからメジャーセブン(M7)に下りて来るライン。これは彼らの大ヒット曲である『That's The Way』のラインと一緒である。この怪しさがまたFUNKなのである。

まずはGeorgeのバージョン

George McCrae - I Get Lifted



K.C.のバージョンはやっぱカッチョいい!

K.C. and the Sunshine Band - I Get Lifted


Slyのお宝発見!(#375)

2008年09月06日 | FUNK
今の家に引っ越してきて二年弱になるが、やっとLPレコード用の棚(専用ではない)を買った。そこで押入の奥にしまってあったLPを棚に移す作業をしていたところ、お宝を発見!


先日来日して、東京国際フォーラムを熱狂の渦に巻き込んだSly & The Family Stoneの譜面集である。

         



これは私が高校の修学旅行(確か1977年)で最終日に東京に寄った時、楽器屋さんで購入したものだ。



譜面なんぞ今でも苦手な私、当時は通常は興味が無かったものの、Slyの譜面集ともなれば買わずにはいられなかった。もちろん本来の譜面としての使用はほとんどせずじまい(爆)。




 

日音から1972年に発刊されたもので、【暴動】が発売された直後に出されたものである。





新譜である【暴動】から中心の選曲

1. Brave And Strong
2. Dance To The Music
3. Everyday People
4. Family Affair
5. Higher
6. Hot Fun In The Summer Time
7. I Want To Take You Higher
8. Life
9. M' Lady
10. Runnin' Away
11. Sing A Simple Song
12. (You Caught Me)Smilin'
13. Stand
14. Thank You Falettin Me Be Mice Elf Agin
15. Underdog





ガラクタやゴミ同然のものが多い中、私が持っている書籍では一番のお宝であろう。


貴重ではある、しかし今じゃあ譜面としてとてもじゃないが使えないが...

東京Jazz # 2(#374)

2008年09月05日 | soul,r&b

東京Jazz~8/31の国際フォーラム、前回はSlyの話で終わってしまったので、今度は同じ日に出演したRobben FordとSam Mooreについてもレポートしてみよう。


まずオープニングを務めたのはFusion-Blues系のギタリスト、Robben Fordのトリオでのパフォーマンスだ。Robbenのギターのプレイや音色はさすがではある、しかし、いかんせん声が良くない。別に下手ではないのだが、正直つまらないのである。特にシャッフル系のBluesをやるとまたそれが顕著になる。唯一B.B.Kingに捧げると言ってた曲が良かったかな?B.B.と言うわりにはBlues色が薄くて彼に合っているような感じだ。

残念ながらBassの音がボワボワしてたのがまた聞き苦しかった。


Guitarは超一流だけに、もったいない!歌はあまり歌って欲しくないな~と思います。



二番目はSam & DaveのSam Moore、すでに70歳を超える高齢ながらも、未だ現役バリバリである。さすがに動きは老人的であるが、多少衰えたとは言え、声を出せばパワフルそのものである。

選曲はSam & Daveの曲よりはカバーの方が多かった。覚えている中でもKnock On Wood、I Can't Stand The Rain、Mr.Pittiful、I Can't Turn You A lose等…
Sam & Daveの曲からはYou Don't Know Like I Know、Soul Sister Brown Suger、Soul Man、I Thank Youをやったぐらいで、Hold On I'm Comin'はやらなかったのはちょっと意外と言うかがっかり。

しょうがないからこれを貼付けちゃえ!


Sam and Dave live - Hold on I'm coming




バンドは4管にPerc.を含む9人編成。コーラスが4人と総勢13人と豪華である。
ラストナンバー『I Thank You』では客席を総立ちにさせる熱いパフォーマンスになった。

全体的にはコーラスに歌わせる場面も多かったが、元気なSamを見ることができてホントに良かった。また次があるかわからない年齢になってきているから尚更だ。きっかけをくれたSlyに感謝したい。


ところでSlyは9/2のBlue Note公演では、1st、2nd共に3曲づつしか歌わなかったそうだ。2ndなんぞステージに10分しかいなかったそうだ。

なんか【舌切り雀】を思い出してしまった。大きいツヅラ(Blue Note)と小さなツヅラ(国際フォーラム)。あの距離で見られる事自体凄いし、人によってはSlyが挙げた手にさわったと言う話を聞いた。
しかし私にとってはSlyが日本に上陸する事自体が奇跡、前回も言ったがおとぎ話的な出来事。若いファンにはわからないだろうが、近くになんか恐れ多くて、ましてや手に触れるなんて考えられない事だ。


改めて申し上げると、8/31、東京Jazzに行って本当に良かった!


最近はねえ、以前なら来日自体奇跡的だったり、ホールレベルでないとやらなかった大物アーティストが、BN、Cotton Club、Billboardあたりのハコで見ることができ、さらには数年前まで海賊ビデオでしか見られないような貴重な映像が、youtube等で見れてしまう。

ありがたみってのがすっかり薄れてきている今日この頃、憂いを感じているのは私だけでは無いだろう。





行って来ました!東京Jazz #1 ~Sly(#373)

2008年09月05日 | FUNK
行って来ました!

伝説、いや、おとぎ話の世界でしかありえなかったSlyがとうとう、日本降臨。


奇跡だ!


私がSoul/FUNKを聞き始めた頃、新譜は【Well I'm Back】でした。
でも最初に買ったのは【暴動】だったな、 まあいいか...

There's a Riot Goin' OnB000MTFG1W



あれから30数年、まさかこんな日が来るとは!


時折歌詞を忘れたり、回転椅子でグルグル回ったりとお茶目なSlyであったが、もう十分満足させて頂きました。欲を言えばSlyの歌で『Dance To The Medley』(Dance To The Music~Music Lover)と『You Can Make It If You Try』が聞きたかったなあ。

生スライ、下向きっぱなしでも、声が出なくても(思ってたより全然出てた)、アンコールに顔も出さないヘタレでも、


私は言いたい、


Sly、ありがとね~!



そしてRosie、Cynthia、Jerry、あなたたちがいたからSlyも復活出来たのでしょう、ほんとにありがとう!

Jerryは特に現役バリバリな感じ、Cynthiaも全盛期と変わらないパワフルなプレイで魅せてくれた。Hornのアレンジも今時のアレンジになっていたが、年を全く感じさせなかった。


そして若いFamily Stoneのメンバー、素敵なサポートありがとう!

特にRosieの娘、つまりSlyの姪である Lisa Banks "Stone"は本当に素晴らしいシンガーであった。

感謝、感謝、感謝、感謝、感謝、感謝、感謝

Sam Mooreもかなりおじいちゃんになってたけど、最高!数年前の映像よりは結構衰えた感じ、やはり70歳過ぎると1年が大きいのかも?

しかしそれなりの深みを感じさせてくれました。オフマイクのパフォーマンスもやってました。まだまだ現役ですね!

SamとSlyにはかなりの影響をいただいてます。

長生きしてほしいものです。


ありがとう~!