那須太社 錦輔 の日記

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中部電力の社員さん、偉い!

2012-07-18 21:47:18 | 政治経済

政府がエネルギー戦略の意見聴取会というイベントを開いているらしい。

テレビニュースで報じられていた映像では、原発反対派のいきり立ったチンピラみたいな市民連中が集まっていて、原発容認側が発言すると、ヤラセじゃねえのか、こらぁ、みたいな怒声を上げている。

そんな会合がアチコチで開かれているようで、そこに各電力会社の社員が個人として参加して思うことを言っている。

今日テレビで流れていたのは、中部電力の社員さんが発言する姿。

決して強面の人物ではなく、緊張した面持ち、普段おとなしい人なのだろうな、という印象。

テレビで流れていたその社員さんの発言は、放射能で亡くなった方は一人もいない、という所だけだったけど、おそらくそのあと反対派の市民が罵声だの怒声だの散々浴びせていたのだろうと思われる。

完全にアウェイである。別に口が達者なわけでもないだろうに、反対派に囲まれてつるし上げられるかもしれない場所に、なぜ一人乗り込んでいくのか。

会社に無理やり行かされたのではないか、と思うと「ヤラセじゃねえのかよ」という発言になると思うがなんとなく社員さんの顔を見ているとそうじゃない、という気がする。

映像を見て感じたことをうまく言葉にできないが、あの人は正義感で出て行ったのだと思う。

大勢が感情的になって、原発は制御できない、危険だ、反対だ、今すぐ全部とめろ、と叫んでいて、そりゃ、反対派も正義感で叫んでいるんだろうけど、徒党を組んでわれこそは正義也、コラぁ、と叫んでいるような人たちより、その中にたった一人で乗り込んでいって、そうじゃないんです、と自分の信じることを伝えたくて、わかって欲しくて行ったあの社員さんのほうがよほど立派だと思う。

原発の是非はともかくとして(自分はすぐに全部とめろ、というのは反対、改良しながら継続利用すべきという意見)、あの社員さんは立派だった。

本来、政治家こそかくあるべし、である。

ポピュリストとか言われる、多数派に迎合する政治家さんたちには中部電力社員さんの姿を目に焼き付けてもらいたい、と思った。

一千万人といえど我行かん、という言葉を思い出した。

コメント
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