面白いし、戦中戦後史の勉強にもなった。
しかしいま一つ、納得がいかないのが本書に示される歴史観。
吉田茂や辰巳栄一、白洲次郎などの立場で書いてあるので、親英米の歴史観なのである。
というか正しくは親英米ではなく、損得で考えれば英米と組むべきだった、ドイツと組んだのは間違いだった、という考え方。
自分としては、アジアに広大な植民地を持ち、中国にも進出していた英オランダなどと日独と戦争を始めたかった米国が、我が国を叩き潰すために、開戦にふみきらざるを得ない状況に、むりやり追い込んでいった、という認識なのでいくら損得で英米と組んでいれば良かった、と思ってもそのために譲歩に譲歩をかさねて、結局叩き潰されたのではないか、と考える。
したがって、損得から英米につけば良かった、という考え方・歴史観には賛同できない。
しかし、本書を読んで、戦中戦後史を自分がまったく知らないことに気づかされた。
戦中戦後史についてちゃんと勉強しておくべきだと思った。
知らなかったことばかり。
以前、読んだPHP文庫の「鈴木貫太郎 昭和天皇から最も信頼された海軍大将」という本も同じように、戦中の政治ではこんな事があったんだ、と思った記憶がある。
海外の政治と国内の政治とを関連づけしながら簡単に理解できる本って何がいいのかな。
しかしいま一つ、納得がいかないのが本書に示される歴史観。
吉田茂や辰巳栄一、白洲次郎などの立場で書いてあるので、親英米の歴史観なのである。
というか正しくは親英米ではなく、損得で考えれば英米と組むべきだった、ドイツと組んだのは間違いだった、という考え方。
自分としては、アジアに広大な植民地を持ち、中国にも進出していた英オランダなどと日独と戦争を始めたかった米国が、我が国を叩き潰すために、開戦にふみきらざるを得ない状況に、むりやり追い込んでいった、という認識なのでいくら損得で英米と組んでいれば良かった、と思ってもそのために譲歩に譲歩をかさねて、結局叩き潰されたのではないか、と考える。
したがって、損得から英米につけば良かった、という考え方・歴史観には賛同できない。
しかし、本書を読んで、戦中戦後史を自分がまったく知らないことに気づかされた。
戦中戦後史についてちゃんと勉強しておくべきだと思った。
知らなかったことばかり。
以前、読んだPHP文庫の「鈴木貫太郎 昭和天皇から最も信頼された海軍大将」という本も同じように、戦中の政治ではこんな事があったんだ、と思った記憶がある。
海外の政治と国内の政治とを関連づけしながら簡単に理解できる本って何がいいのかな。