白雲去来

蜷川正大の日々是口実

一週間のハワイ旅行が400万円の時代。

2024-08-18 12:31:13 | 日記

8月17日(土)晴れ。

昨日の台風は幸いに我が家の周辺は雨風共に心配するほどではなかった。まあ我が家が大丈夫だからといって、被害にあった地域もあるのだから素直に喜べない。今日は、台風一過の晴天に猛暑。2,3年前の日記を見ると、夜はクーラーを使わずに扇風機でしのいでいた。まっクーラーも昔ほど電気を使わなくなったようだが、それにしても「勿体ない、贅沢」との言葉が頭から消えることはない。

東京で前回のオリンピックが開催された昭和三十九年、私は十四歳で中学の二年生だった。その頃、外国は本当に遠い国で、まして飛行機で海外に行くなど夢また夢のことだった。この年、政府関係者か業務、留学に限られていた日本人の海外渡航が「年一回、外貨持ち出し五百ドル」までの制限つきで自由化された。当時のドルは1ドル360円だった。日本旅行業協会によると、自由化一週間後にハワイツアーが組まれ、羽田から飛び立った。ハワイ七泊九日の旅で料金が三十六万四千円。大学卒の国家公務員の初任給が一万九千円の時代、現在の物価に換算すると、何と四百万円にもなるそうだ。文字通り庶民には高根の花だった。

 私が、初めて海外に出たのは、平成三年の十二月で四十歳の時だった。野村先生のお供をして連れて行って頂いた香港で飛行機はキャセイパシフィック。成田空港に行った時に、「北ウイング」の表示を見て、中森明菜さんの同名の歌がオーバーラップした。トランクもレンタル、初めて取得したパスポートを持って、香港に着いた時は、感激したものだった。この頃は、飛行機は禁煙ではなかった。いい時代だった。それから、様々な国へ、随分と旅をしたが、成田空港に行くと、明菜ちゃんのその曲が、今でも脳裏を巡る。しかし残念ながら、まだハワイの地を踏んでいない。いつかは、パールハーバーを訪れてみたいと思っている。

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