三月二十三日(水)曇りのち雨。
福島の原発の被害が広がっている。野菜や牛乳、そして水までも。福島や水戸産の野菜が売れないのならば、とりあえず政府が一括して買い上げれば良い。後で補償するといっても、農家は現金の収入が早いほど助かるのは言うまでもない。中国などに出していたODAなんか、さっさとやめて、今すぐにでも農家に補償すべきではないのか。
国民は、別にたいしたことがないのだから、野菜なんかどんどん食べればいい。我が家は、ほうれん草が好きなので平気で食べています。豚のほうれん草鍋。土鍋に、日本酒をなみなみと入れて、豚肉とほうれん草だけ入れて食べる。これが美味いんだナァー。是非やってみて下さい。
午前中に、県警本部に拘留されている友人へ面会。ことのほか元気な様子で安心した。でも、懐不如意につき、差し入れが出来ず申し訳なし。今は、物心両面の支援は出来ず、「心」の支援で勘弁して頂く。
午後から、大行社の幹部会議に出席。時間が早かったので、田町の駅にある書店で、嵐山光三郎氏の「文士の舌」(新潮社)を買って、スタバで読んだ。こういった食に関する話が好きだ。以前行ったことのある新橋の鶏料理の名店「末げん」が、そこで最後の食事をとった三島由紀夫と共に紹介されていた。読んでいて、お腹が一杯になる、一石二鳥な本だ。
※読んでいると、本当にお店に行ったような気になるから不思議だ。
一時半から会議が始まる。まず、今回の震災にて亡くなられた方たちに黙祷を捧げた。その席上、地震発生の翌日から、稲川会の関係者が、トラックなど四十台を連ねて被災地へ支援物資を運んだことを聞いた。頭が下がる話ではないか。任侠の精神に基づいた正に、義侠心の発露だ。恐らく他の任侠団体も行なっているに違いあるまい。今は、日本人の心を一つにして、この国難に立ち向かわなければならない。
木川智君から、台湾在住で、最後の大陸浪人(と私は思っている)の安部英樹さんが上梓した「大和男児・台湾に蠢く凄い奴ら」(日僑通訊出版社)を頂いた。台湾に行った際に安倍さんから託されたという。台湾で活躍している五人の人たちのドキュメントであるが、「極道と女に愛されつつけた人生」、大岡喜一郎氏の生き様が面白く、帰りの電車の中でイッキに読んでしまった。しかし定価を見ると「新台幣320元」とあるので、日本では発売していないのかもしれない。
※日本での出版が無理ならば、私の機関誌で少しずつ掲載させて頂きたいと思っている。
会議が終了後、久し振りに会う、同志等と離れがたかったが、明日は胃カメラの検査があるのでまっすぐ自宅に戻った。
余話・今日のDVD二作
「デッドライン・報復の導火線」 2006年・アメリカで制作された映画で、テロ組織AKDおよびその支援を受けた反政府ゲリラと米国およびフィリピン軍で構成された連合軍との死闘を描いた作品。内容は、現代のフィリピン・ミンダナオ島。テロ活動を行っているイスラム系AKDという組織にフィリピン政府軍及び米国海兵隊との戦いを描いている。★★
「ザ・サイレント・ウォー」2010年・オーストラリアで制作された実話に基づいた映画。第1次大戦のベルギー戦線でオーストラリアのトンネル中隊の物語。鉱山労働者が、トンネルに爆薬を仕掛け、ドイツ軍の陣地を爆破する。★★★★