君の立場など、どうでも良い 5/26
中断したほうが良かったのか
枝野官房長官は海水注入を中断しなかった事に対して不快感を示されたそうですが、海水注入を中断していれば原発被害は減少していたのでしょうか。
結論は明らかです。
「(吉田所長は)注水の継続が何より重要だ」と考え注水を継続した。
その結果として原発被害が減少し、私たちの生命が安全に保たれたわけです。
東電は吉田所長の処分を含めて検討していることを明らかにしているそうですが、
原発被害を減少させた日本国民救済の恩人を、東電や枝野官房長官は、「愚者」の指示に背いた罪は重大であるとして処罰しようとしている訳です。
日本国民を救済してくれた恩人を、命令に背いた罪として、「愚者」たる東電や枝野官房長官が、日本国民を救済してくれた恩人を処罰しようとしている訳です。
東電と枝野官房長官は恥かしくは無いのでしょうか。
枝野氏不快感「我々も対応に苦慮」注水継続問題
枝野官房長官は26日の記者会見で、福島第1原発で海水注入が続いていたと東京電力が訂正したことについて、「午後2時過ぎに報告があった。事実関係を正確に報告してもらわないとわれわれも対応に苦慮する」と述べ、不快感を示した。(読売新聞)
海水注入「中断しなかった」、東電が訂正
TBS系(JNN) 5月26日(木)18時39分配信
先週金曜日に明らかになった海水注入の中断問題。26日、東京電力が会見を開き、衝撃的な事実を明らかにしました。
「発電所長の判断で海水注入は継続していた」(東京電力 武藤栄 副社長)
震災翌日の3月12日に行われた1号機への海水注入について、政府や東電はこれまで、次のように説明していました。
午後7時4分に海水注入開始、7時25分に注入停止。その後、菅総理らの指示があり、午後8時20分に再開。この「55分間の中断」が、誰の、どういう判断で生じたものなのかが焦点となり、この問題は国会でも取り上げられました。
「海水注入をめぐって、総理の指示で中断をしたのではないかというような報道がある」(自民党 谷垣禎一総裁、23日)
「少なくとも私やそのメンバーが(海水注入を)止めたことは全くありません」(菅首相、23日)
大きな問題となったのを受け、東電は、24日から25日にかけて改めて関係者からヒアリングしたところ、福島第一原発の吉田所長が実際は海水注入を停止していなかったことを明らかにしたということです。
「(吉田所長は)注水の継続が何より重要だと」(東京電力 武藤栄 副社長)
また、東電の武藤副社長は海水注入をめぐる経緯について、当時の状況をより詳しく説明しました。
「(官邸に詰めていた東電関係者から)『首相の了解が得られていない』と。責任者である首相のご判断がない中で実施はできない雰囲気だと」(東京電力 武藤栄 副社長)
この報告で東電本店と現場の発電所がテレビ電話で注水停止で合意しましたが・・・
「所長の吉田が無視したというよりも、注水を継続したほうがより安全だろうと(判断した)」(東京電力の会見)
吉田所長は、「国際原子力機関の調査があり、事実を報告する気になった」と話しているといいますが、東電は吉田所長の処分を含めて検討していることを明らかにしました。
重要な事実が曲げて報告されていたことに枝野官房長官は・・・
「国民の皆さんが疑問・不信に思う。正確な事実関係の把握のうえで、正確な報告をしてほしい」(枝野幸男官房長官)
また枝野長官は、東電の間違った発表は意図的なものでなく、しっかりとした情報共有や意思疎通がなかったことが原因だと強調しました。しかし野党側は、東電にこうした対応を許した政府に対しても批判の矛先を向けています。
「あまりの事実説明の迷走に開いた口がふさがらない」(自民党 谷垣禎一 総裁)
こうした中、海水注入にあたっての「再臨界の危険性」に関する発言内容をめぐって一時焦点となったこの人は・・・
「(海水)中断がなかったら、私はいったい何だったんでしょう・・・。教えてください・・・」(原子力安全委員会 班目春樹委員長)
いずれにせよ、極めて重要な事実が関係者の間で伏せられていたという事態は、国民の信用のみならず、国際的な信用もさらに損ねたと言えそうです。(26日18:28)
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