271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

桑の接木(その1)

2012-03-22 06:30:17 | 博物
昨年の6月に桑の実を大量に摘ませて頂いたお宅から連絡があったのが先月の末でした。桑の芽が動かないうちに接木をしよう、という忠告です。昔は桑畑を養蚕組合の貸していましたが、組合も高齢化には勝てず消滅、桑がどんどん生長し、今ではドドメを採るしか利用価値がありません。
桑の木は沢山生えていますが、その全てに美味しい実がなるのではありません。果実用の品種ではないからです。実が少ししか実らず、それも毛虫のように細長く美味しくない桑もあります。桑の品種には詳しくないのですが、良かったのは「一ノ瀬」らしい。この枝を穂木として他の桑に接木して収量の増加を企んでいるのです。しかし私には知識も技術もありません。そこでご指導をお願いしたのが「ジャズとブルースの伝道師=関口かっちゃん」です。

まず穂木を用意しておくこと、のこぎりや剪定ばさみで落とした枝を拾って、これを40cmにカットします。それを冷蔵庫の野菜室に保存して当日まで保存して置かねばならないのですが、我が家の冷蔵庫には入りません。それで庭の北側に穴を掘って埋めました。こうすれば温度も上がらず湿度も保たれます。

春分の日を迎えて群馬でもやっと梅が咲き始めました。関係者が揃って現場に到着したのが10:30頃、まず接木の作業手順を教えてもらいますが、春の温かい日差しが気持ちよく皆ピクニック気分で作業ははかどりません。

アブラナを摘ませてもらったり、隣の畝からはサトイモを掘ってもらいました。どちらも美味しかった。

回りにはハナダイコン(ショカツサイ)が一面に生えていました。僅かですが薄紫の花も見ることが出来ました。本格的な春ですね。

器用にナイフを使っていた伝道師が鼻をかみ始めました。見上げると杉の大木が3本、花粉を沢山溜め込んでいるのが分かります。

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