スロベニアの首都はリュブリャナ

昨年の５月からフリーの数式処理システムMaximaの学習記録を公開しています。このソフトウェアはMIT で開発された数式処理システムMACSYMAが起源で、その後はテキサス大学のSchelter 氏がCommon Lisp 上に移植しました。彼の死後、開発はヨーロッパを中心に多くの賛同者が協力して進められています。私の見える限りでは、その旗振りをしているのがリュブリャナ大学のAndrej Vodopivecさんのようです。「アンドレイ・ヴォドピヴェッチ」とお読みするのでしょうか、写真を拝見するとまだ30代の若手の研究者らしい。
旧ユーゴスラビアが崩壊、内戦を経て独立したスロベニアの首都がリュブリャナであることは知りませんでした。関西に住む人が関東における群馬・埼玉・栃木の位置関係が分からないのと同じでしょうか。「スロヴェニア共和国」というまとまった記事を読んで概略を知ったばかりです。

見出しの画像は首都リュブリャナの紋章ですが、中世のおとぎ話に出てくるようなドラゴンとお城、少しも怖そうでないのが良いですね。
知らない国に出会った時にまず興味を持つのが食べ物と音楽です。蕎麦とワインが特産品のようですが、日本にあるスロベニアレストランは京都の「ピカポロンツァ」だけです。京都に遠征する機会があったら訪問したいと思います。

音楽はLaibach（ライバッハ）を探しました。リュブリャナはオーストリア・ハンガリー帝国支配下ではドイツ語でLaibachと呼ばれていました。従ってスロベニアの人々はLaibachと呼ばれるのを嫌います。実験音楽集団ライバッハはあえてこの名称を使い、全体主義を皮肉ったコスチュームを着てます。


題名の"Tanz Mit Laibach"は英語なら"Dance with Laibach"でしょう。次の曲はビートルズのカヴァーです。


映像の作りが秀逸です。

一昨日、Vodopivecさん宛てにメールを書きました。恐る恐るです。こちらのページに

Tutorials

Here is a collection of tutorials contributed by wxMaxima users. If you wish to contribute a tutorial to the list, send it to me and I will add it.

と書いてあったからです。直ぐに返信があって、Other documents の最後に私のブログを加えて頂きました。今後、スロベニアにも注意を向けたいと思っています。

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