アメリカのこの地域に旅行の方は、気をつけて
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20190830-00140501/
2005年8月29日、アメリカ南部ルイジアナ州などにハリケーン・カトリーナが襲いました。8メートルに及ぶ巨大な高潮が、海抜0メートル地帯に押し寄せ、死者・行方不明者数が1,800人を超す大災害となりました。
それからちょうど14年たった今、あらたに猛烈な勢力のハリケーンがアメリカ南部に上陸する恐れが高まっています。
ハリケーン・ドリアンの詳細
ドリアンの予想進路 (出典元: 国立ハリケーンセンター)
現在大西洋にハリケーン・ドリアン(Dorian)が発生しています。現地時間29日(木)午後11時点の中心気圧は977hPa、最大風速は48m/sで、カテゴリー2の勢力となっています。
ドリアンは今後、海水温が29~30℃の温かい海上を進むため、急速に発達する見込みです。ハリケーンセンターの予測では、2日(月)には最大風速62メートルのカテゴリー4の勢力で、フロリダ半島東岸に上陸する恐れが高まっています。
● カテゴリー4の脅威とは…
カテゴリー4とは、最大風速58~70m/sで、上から2番目に強い勢力です。この強さで想定される被害は下記のとおりです。
「壊滅的な被害:頑丈な家屋でも屋根や外壁が飛ばされるなど深刻なダメージを受ける。ほとんどの木々や電柱が倒れる。孤立する場所が出てくる。停電は長期間続く。数週間から数か月間にわたって多くの場所で居住不能となる。」