http://helpanimals2010.blog137.fc2.com/blog-entry-55.htmlから
2010.11.28(10:04)
チャイナ・スタディ
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html/ref=mp_s_a_1/376-1509952-0083723?qid=1274482722&a=1932100660&sr=8-1
最新アメリカの栄養学によると肉は危険、必要ないとのこと
ベストセラーになり向こうでも有名な本
葬られた「第二のマクガバン報告」(上)
価格:1,890円(税込、送料別)
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マクガバン報告上巻でわかったことを要約してみました
上巻のメインのテーマが動物性たんぱくについてですが
そのほんの一部の抜粋です。
中巻・下巻はまだ読んでいないのでよりあらたな情報がまたわかると思いますが
いったん上巻のメインのテーマについてです。
1983年から執筆中2004年の約20年あまりの研究結果で
メインテーマを説明するために300ページ近くあります
(引用資料の論文等は62件あります。)
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葬られた「第二のマクガバン報告」
著者について
T・コリン・キャンベル(T.Colin Campbell,Ph.D.)
コーネル大学栄養生化学部名誉教授。40年余りにわたり、栄養学研究の第一線で活躍、「栄養学分野のアインシュタイン」と称される世界的権威。 300以上もの論文を執筆してきたが、なかでも本書のもとになっている「チャイナ・プロジェクト」(中国農村部の食習慣研究)は、コーネル大学・オックスフォード大学・中国予防医学研究所による大規模な共同研究であり、「健康と栄養」に関してこれまで行われた研究のうちで、最高峰とされるものである。
松田麻美子(まつだまみこ/訳者)
自然健康・治癒学博士(Ph.D.in Natural Health & Healing)。日本ナチュラル・ハイジーン普及協会会長。
1978年、米国ウェスリヤン大学卒。1992年、アメリカ健康科学カレッジで栄養科学の最高学位を取得。2006年、米国ナチュラル・ヘルス大学卒。
栄養科学、自然健康・治癒学を修め、ヒューストン・ナチュラル・ヘルス協会/ヒューストン・ナチュラル・ハイジーン・ネットワークを主宰。
日本におけるナチュラル・ハイジーンのパイオニアとして活躍。米国ヒューストンに在住。日米間を往復し、「健康な体づくり」のための研究と指導に取り組んでいる。
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・ガンの促進要因はカゼイン(牛乳たんぱく)だった。
・植物性たんぱく質では、たとえ高レベルの量を摂取したとしても、ガンを促進するようなことはなかった。
・アフラトキシンを投与されたあと、通常レベルの20%の「動物たんぱく質」食を与えられたネズミは、すべて肝腫瘍で死んだか、あるいは実験終了の100週後の時点で、肝臓ガンのため死にかけていた。
・5%のタンパク食で育てられたネズミは、すべて100週後の時点でも、毛並みには光沢があり、活発に動き回り元気に生きていた。
・スコアとしては100対0となり、こうした研究では決して見られない現象だった。
・ネズミに与えた動物たんぱくは現代人がいつも摂取している2割程度の比率量で、
癌実験でよくある並外れた量を摂取させたわけではない。
そして小麦、大豆などの植物性たんぱくでは発ガンしなかった。
科学が解明した「真の情報」は、不適切で有害といっていい情報の山に埋もれてしまっている。
すなわち論理的根拠の乏しい「ジャンク・サイエンス」や
一時的なダイエット法、食品業界の宣伝、といった価値のないものの下に隠されている。
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牛乳の神聖なるタンパク質「カゼイン」は、「アフラトキシンを投与されたネズミ」そして「HBVに感染しているハツカネズミ」の肝臓ガンを劇的に促進する、と結論づけるに十分な情報を得たのである。
影響は相当なものだったが、我々はさらに、この影響を一緒に生じさせようとするネットワークも発見した。
略
当時、シカゴにあるイリノイ大学メディカルセンターでは、別の研究グループが「ネズミの乳ガン」について研究していた。
(Wright JD,Kennedy-Stephenson J.Wang CY,et al. Trends in lntake of Energy and Macro-nutrients United States,1971-2000 Morbidity and mortality weekly report 53 Feberuary 6 2004 80-82他2点ありますがここでは省きます。)
この研究は、カゼイン摂取量の増加が乳ガンの発生を促進することを証明していた。
彼らはすでに、カゼインの摂取量が多いと次のようなことが生じるのを発見していたのである。
・実験用発ガン物質「7.12ジメチルベンズ(a)アントラセン(DMBA)」と「N―ニトロソ―N―チメル尿素(NMU)」を投与されたネズミにカゼインを多く与えると、乳ガンの発生を促進する。
・ガンを一緒に増殖させるネットワークを通して、乳ガンの発生を促進する。
・ヒトに作用するのと同じ女性ホルモン系を通して、乳ガン発生を促進する。
●発ガン物質の量よりも重要なもの
略
二つの異なった器官(肝臓と乳房)、
四つの異なった発ガン物質(アフラトキシン、HBV(B型肝炎ウイルス)、DMBA(7.12ジメチルベンズ(a)アントラセン、NMU(N―ニトロソ―N―チメル尿素))
そして2つの異なった種属(ネズミとハツカネズミ)にとって
カゼインは高度の総合システムのメカニズムを使いながら
ガンの増殖を促進するのだ。
例えばカゼインは細胞と発ガン物質との相互作用、DNAの発ガン物質への反応、ガン性細胞の増殖などに影響する。
左記にあげた四つの理由から、この研究結果の深さと一貫性は人間にとっても適合することを強く示唆している。
1.ネズミとヒトの「タンパク質必要量」は、両者ともほとんど同じである。
2.タンパク質はネズミの体内とほとんど同様の方法でヒトの体内でも作用する。
3.ネズミの腫瘍の成長を促す「タンパク質摂取量」のレベルは、ヒトが摂取している量と同等である。
4.ネズミにとってもヒトにとっても、ガンは「形成開始期」より「促進期」の段階のほうがずっと重要である。
私たちは日常生活の中で発ガン物質にさらされている可能性がきわめて高いが、この発ガン物質がやがて完全な腫瘍を生じさせるかどうかは
腫瘍の成長を促進させるか、させないかによって決まるからである。
●動物実験と人を対象とした研究データの一致 長いので前略します。
慢性的にB型肝炎ウイルスに感染している人は、肝臓ガンリスクも高い。しかし我々の研究結果は「B型肝炎ウイルスに感染している人々で、動物性食品を食べていないウイルス感染者より、肝臓ガンになることが多い」ということを示していた。
「実験動物による研究」と「人を対象とした研究」が完璧に一致したのである。
健康にとって精製・加工していない丸ごとの植物性食品は有益であり、
一方、動物性食品は有益ではない。
・植物性食品には健康で、身長が伸びる効果があるうえ、私たちの身の回りに蔓延している病気や早い時期での発病を避けられるといった、信じがたいほどの効果がある。
植物性食品以外の食事選択では、効果があったとしても、その効果はほんのわずかでしかない。
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この研究結果をわかりやすく手短にまとめると
「発ガン物質」で癌の「発生」原因「癌の芽」ができて、
「カゼイン」がその癌細胞を劇的に「促進」する
(妊娠牛のインシュリン様成長因子IGF-1もそうです
※ごっちゃになってる方が多いようですが
IGF-1は外国等の酪農で注入している成長ホルモンとは別です。)
なので癌の芽が出来ている癌患者に
栄養食品として乳製品・牛乳を推奨することは
命とりになることは明らかですね。
※インシュリン様成長因子IGF-1については、
「乳がんと牛乳」コメント欄にて解説が補足されています。
http://helpanimals2010.blog137.fc2.com/blog-entry-56.html
葬られた「第二のマクガバン報告」 ~ その1 ~ からその3まで
http://mshiko.blogspot.com/2010/03/blog-post_07.html
http://mshiko.blogspot.com/2010/03/blog-post_09.html
http://mshiko.blogspot.com/2010/03/blog-post_12.html
感想をアップしてる方がいらっしゃいました
こちらでもちょっと立ち読みできます
あと、食物繊維についてとりすぎるとミネラルも排泄されるという説がありますが・・
食物繊維の研究結果もちょっとだけ
チャイナプロジェクトで、アメリカ人のおよそ3倍
日本人の2.3倍食物繊維を摂取している中国人が鉄不足どころか
鉄がどれだけあるか示す指標ヘモグロビンが食物繊維摂取量が多くなるにつれ増加していることがわかったのである。
精白米ではなく高度食物繊維食品は鉄分も多く含んでいるため食物繊維を多く
摂取すればするほど鉄の摂取量も多くなるというわけである。
食物繊維の次の項目に
「食物繊維をたくさんとればコレステロールは減っていく」
食物繊維を豊富にとるということは、直腸や結腸のガンの罹患率が低いことと
きわめて深く関係していることが明らかになったのである
また、食物繊維の大量摂取は血中コレステロール値が低いことも関係していた
もちろん食物繊維をたくさんとることは
植物性食品の摂取量が多いことを反映している。
豆類や葉物野菜、全穀物(精製処理をしていない穀物)といった食べ物はすべて食物繊維が豊富だ。
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医学的データに基づく食事健康法
http://www.tam-d.net/annai/syokuyou/samazama_medical.html
マクガバンレポートの概要
* 多くの慢性疾患の原因は肉食中心の誤った食生活であり、薬では治らない。
* 高カロリー高脂肪の食品(肉、乳製品、卵)が多すぎる。
* 精製しない穀物や野菜果物が好ましい食
* 江戸時代の日本の食(非精製の穀物、野菜、小魚など)が理想的な健康食。
日本の伝統食
医学博士の島田彰夫氏や管理栄養士の幕内秀夫氏は、生態学的に人の食を理解し臨床的データを積み重ね、日本の伝統食が自然の摂理にあった食事法であると主張しています。
幕内式食の十か条
1. ご飯はきちんと食べる
2. 穀物は未精製のものに
3. 副食は野菜中心にする
4. 醗酵食品を食べる
5. 肉類を減らす
6. 揚げ物は控えめに
7. 白砂糖の入った食品は避ける
8. 砂糖や塩は未精製の物を使う
9. できるかぎり安全な食品を選ぶ
10. 食事はゆっくりよく噛んで
「マクガバン・レポート」から 「デザイナーフーズ」へ(2)
http://www.nissui.co.jp/academy/market/01/02.html
日本の厚生労働省・国民栄養調査では、日本人の1日あたりの野菜摂取量は、
ここ10年間で徐々に減少傾向であるのに対し、
アメリカでは'95年の時点で国民1人あたりの野菜消費量が日本人の摂取量を上回りました(図表3)。
'80年代でははるかに及ばなかった野菜の摂取量が飛躍的に伸びたのです。
また奇しくも'90年代に入ると、アメリカ国民のがん罹患率・死亡率が減少していくことになります(図表4)。
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ちなみに教授の書かれている「ジャンクサイエンス」
ちょっとだけ例ですが日本の場合こんなのでしょうか(笑
http://helpanimals2010.blog137.fc2.com/blog-entry-57.html
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おまけ
卵乳製品使ってるけど良いCM
「畑の肉と呼ばれる、大豆。
先進国では、その多くは家畜の飼料となっている。
それを私たちが、直接食べたなら、
はるかに多くのタンパク源を、人類で分かちあうことができる。
地球上の健康の問題に、「大豆」が答えていく。