スカーレット手帖

機嫌のいい観客

SHOW ル・リアン(思い出し記録)

2016-06-06 | 観劇ライブ記
4/1夜観劇。銀河劇場にて。HP

とても楽しかった。レビューショーだった。
小芝居とか設定もいちおう盛り込まれていたけど、音楽の楽しさを邪魔しない程度でした。
映画の有名曲やジャズのスタンダードナンバーなど、名曲がいっぱいちりばめられていて、
めちゃくちゃノリノリで聞きました。
正直日本語詩はあまり好みではないけど、歌ってるの日本人だし、
英語だと発音がぎこちなくてそっちに気を持っていかれるので、
単純に楽しみたいときは日本語詩でよいのでしょう。

村井くんは、誰よりも足が短いのに誰よりもかっこよく、光を寄せ集め、
やはりこの人が本丸の御屋形様だよなあ、と思いながら見ていた次第です。

平方くんは華がすごいよ。彼を見ていると「照り」を感じる。ポジティブな気が良い。

あと、大貫ダンサーかっこよすぎる。芝居はまあ置いといて(?)、踊り狂う大貫勇輔はかっこよすぎる。

青柳塁人はよい箸休めすぎる。彼みたいな人は重宝するよな。これは仕事が途切れないだろうなあとずっと思ってた。


そして何より、14歳のピアニスト奥田弦くんがうますぎる。
うますぎるっていうか作曲家だしプロだけど。
ピアノってやり始めるハードルはそれほど高くないので、
妙にかじっていた感を醸し出してしまうものである。
自分も習っていたし、今でもまあ頑張ったらなにがしかぽつぽつ弾けるかもね、
みたいな感じなのだが、
しかしまあこういう桁違いにめちゃくちゃに弾ける人を目の当たりにしてしまうと、
はっはぁ~ピアノの本来の機能とはこういうものだったのか、
こんな技量にも耐えられる造作物なのか、すごいぜと思うし、
いやはやちょっとかじった程度でほんの水遊びなのに、おのずから分かってる感を
出してしまうとは音楽とは怖いな、という感じにもなる。

怖くて、面白かったです。舞台は、ラフな中に真髄が横たわっていて怖いよ。

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