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Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆国書の紛失は故意? 小野妹子の大失態は「完全犯罪」だった!

2021-08-15 04:04:32 | Weblog

●日中外交に貢献した男
 飛鳥時代、遣隋使として隋に渡った小野妹子。彼は、長く危険な航海の末に隋へと辿り着き、先進国であった隋との外交関係を築いて進んだ文化を日本取り入れた人物であり、日本の歴史上に今尚名を残す偉人である。そんな妹子だが、隋の皇帝・煬帝から賜った国書を失くしてしまうという大失態を犯したことは、あまりにも知られていない。その理由は「帰国途中に百済の人々に襲われて国書を奪われてしまった」から。朝廷ではその失態に対して処罰を望む声は少なくなかったが、推古天皇は彼を赦した。本来であれば処罰されて然るべきなのに、何故、彼女は妹子を赦したのだろうか。
●国書は妹子が敢えて捨てた!?
 この事件の根本的な原因は、日本が隋に献呈した国書にあった。日本が「日の出のようにこれから栄華を極めようとしている」隋を「日が沈むように衰退して行く」ように喩えた「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という文面に、隋の煬帝は憤慨。他国を見下しながら外交を進める日本を非難した文章を小野妹子に手渡した。妹子はこの文章を見て思い悩む。隋の皇帝を怒らせてしまったことが明らかになれば、推古天皇の立場がないと考え、清水の舞台から飛び降りる気持ちでその国書を捨てたのだ。妹子が機転を利かせたことを察した推古天皇は、彼の不処分を決定。国書紛失事件は推古天皇と妹子による「完全犯罪」だったのである。


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