Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆諜報大国の諜報機関 『MI6(イギリス秘密情報部)』

2017-11-29 06:01:06 | Weblog

*007の世界は実在していた
 007シリーズでお馴染みのジェームス・ボンドは、イギリスの諜報機関に所属する敏腕スパイという設定だ。
もちろん物語はフィクションだが、この諜報機関は実在する。英国情報局秘密情報部(SIS)---通称MI6だ。
主に国外の諜報活動を行う部門で、007の原作者イアン・フレミング自身がここで諜報員をしていた経歴を持つ。
MI6は外務省の管轄下にに置かれているものの、実際は首相直属のエリート部隊である。
かつてはオックスフォードやケンブリッジといった名門校出身で、尚且つ家柄もいい者だけしか入れなかったほどだ。
尤も、その任務の性質上、職員の個人情報はいっさい伏せられているし、組織の詳細もあまり明らかにされていない。
多くの海外工作員は外交官という肩書きで活動を行い、偽名で口座を作る際には銀行も協力していると噂される。
ちなみに、かつて元MI6職員が海外工作員のリストをネットで暴露したことがある。流出した情報はごく一部だったものの、リストはMI6の活動拠点が世界中にあることを示していた。彼らは巧妙に身分を隠し、世界各地で極秘のミッションを遂行していたのだ。

*ドイツや日本の暗号を解読する
 諜報の分野に於いてイギリスは先駆的な存在である。世界を股にかける帝国を統治する為、16世紀末から諜報活動を行っていたのだ。20世紀に創設されたMI6も優秀だった。第二次世界大戦では「エニグマ」と呼ばれるドイツの暗号システムを解読し、勝利に貢献した。更に、MI6は真珠湾攻撃の情報も入手していた。また、ナチスの大物ルドルフ・ヘスが単独でイギリスに渡るという奇妙な行動をして捕らえられたが、これもMI6が情報操作をしてヘスを誘き出したという。

*ダイアナ元妃を暗殺した?
 とはいえ、MI6の任務の中には人には言えないような秘密工作もある。
1980年代のアフガニスタンで反体制ゲリラに武器を調達していたと見られているほか、様々な暗殺事件にも関っていたとも囁かれている。その中でも最大の疑惑が、ダイアナ元皇太子妃の事故死だ。当時、ダイアナはエジプト人の恋人であるドディ・アルファイドの子供を妊娠している可能性があった。イギリス王室では、外国人の血を引く子供が王室と親戚関係になり、彼らの地位を脅かすのではないかと不安になった。そこで、MI6が事故死に見せかけて彼女を暗殺したのではないかというのだ。イギリス王室はこれを完全に否定しており、デマだと見る向きも少なくない。ただ、ダイアナが乗った車が衝突する直前、緑色をした強烈な光が見えたという証言がある。更に、爆発音が聞こえたともいう。単なる事故にしては不自然な点が多い為、今だにMI6に因る暗殺説が根強く残っているのである。

*堂々と職員公募をするようになる
 第二次世界大戦後、MI6の規模は縮小されたが、アメリカ同時多発テロ以降は再び強化されたようだ。
しかし、イラクが大量破壊兵器を保有しているという誤った情報も流している。
ところが2006年、MI6は世間がアッと驚く策に出た。従来の推薦やスカウトという方法ではなく、初めて職員を公募したのだ。
優秀な人材を集める為とも言えるが、組織があまりにも有名になってしまったので、開き直って公募したとの見方もある。

*画像
 ダイアナ元妃が事故死した際に乗っていた車
 この事故は実はMI6の仕業だという噂がある

 MI6に設置されているアンテナ

               




                                                             本当に恐ろしい地下組織
                                                                 国が率いる秘密の組織

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