太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

あはは、じゃないよ。

2020-07-17 12:15:39 | 日記
失業保険のオフィスから、過払いしたので返せ、というお報せが何度もきて、
(その記事はコチラ)毎回言うことが違うし、とうとう頭に来て小切手を書いて送った。

そしたら今日、オフィスから電話があった。
「過払いの小切手受け取ったんだけど」
「ええ、送りましたから」
「まだ失業保険の申請をしているんですよね?」
「してますよ」
「それなら、そこから相殺するから、小切手を送らなくてもよかったのよ」
そこで頭にきたので言ってやった。

「私もそう思ったんだけど、4通も立て続けに催促の手紙を送ってこられたんで
めんどくさいから払ったんじゃないのさ」

電話の向こうで大笑い。
「4通?そんなに催促されたら、ねえ。あはは!」
あはは、じゃないよ。
するとさりげないふうに、その人が言った。

「そうそう、1846ドル(19万円ぐらい)って書いてあったけど、
まだ申請し続けているのなら、1200ドルは返さなくていいのよ。646ドルだけで

( ゚Д゚)ハァ?

1200ドルは、スティムレスマネーといって、
コロナウィルスによるパンデミックで、一人週に600ドルが支給される。
失業保険の申請を始めたのが3月終わりで、
5月6月の二か月間は、職場が特別ローンを借りて、従業員に正規の給与を払ったので、
その間に引っ掛かった、失業保険申請の余剰分が646ドル。
それに伴う、スティムレスマネーが過払いになった、ということらしいのだけど、
7月になって再び失業保険申請を始めたので、
そのスティムレスマネーは、私が受け取るべきもの、ということだそうだ。

「じゃ、その小切手、いらなかったってことだよね?」
「そうねー。どうする?送り返す?それともシュレッダーかける?」
「夫の名義の小切手だし、送り返してもらうとありがたい」
「OK! VOIDって書いて、今日のうちに投函するわね」


無駄骨だったけど、小切手を送るまでは矢の催促が続いたであろうことを思うと、
払ってよかったのだろうけど。
失業保険のオフィスの人たちは、いつ終わるとも知れぬ20万件以上のファイルを、
こうして一人一人やっているのだから、さぞ大変だろうなあと思ったのは、
その人の感じがとてもよかったからだ。
「あなたたちが戦場の忙しさなのはわかってる、一生懸命やってくれてありがとう」
思わずそんな言葉が出てきた。
「いいのいいの、これが私の仕事だし。
だけど、そう言ってくれてありがとう。今日もがんばるわ!」


12万円払わずに済んで、ちょっと得した気分になる私は単純すぎる。




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