心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

ライブ風お絵描き 「色を織る」 その 1

2022-04-25 23:15:53 | 美術

今回はモデルなし。色の刺激を頼りにイメージだけを織り上げる。

織る素材は薄茶の紙と4色のマーカー。

前回使ったグレーから2色と 茶と青。

織物を糸の色でデザインするように、紙の上に色をつないで何かをつくる。

まずは薄いグレーで ぼんやりとしたかけら。

これを少しずつ盛り上げていこうと思う。

描きながら次を考えるので、とても気楽。

何より失敗がない。何でもあり。自分が自分を楽しむようなもの。


和装の文様

2022-04-24 23:07:54 | 美術

以前、古めかしい柄だなぁと思って仕舞い込んでいた羽織り。

探し物をしていてふと見ると、なんか可愛い。あれ ? こんなんだった ?

白と緑の松、緑と紅のもみじ、梅の花、菊の花、そして多分桜。そして鳥。

季節を限定しないで着られるようにいろいろな模様が入っている。

夏は ? と探して気づいた。夏は暑いから羽織りは着ないのか。

実に合理的な文様。そして控えめ。

下に着る着物との相性を考えて、あえて控えめにしているのかもしれない。

着物の仕立て自体、とても合理的にできている。

そして、羽織りの文様にもこんな工夫を凝らしているのか。

今は贅沢品のようになってしまった着物。

こんなに馴染みやすくて合理的なものなのに、なんで着なくなったんだろう。

着方とか季節合わせとか、決まりを作りすぎたからなのかなぁ。

若い人たちが個性的な着方をして、着物も見直されている気配もある。

洗練された和装の文様に、また出逢いたい。


カーネーション

2022-04-23 23:30:47 | 日記

2週間後は母の日らしい。花屋の看板でそれを知る。

新しい部屋着が欲しくて探していると、やたらエプロンが並んでた。

今思えば、母の日のプレゼントに買ってもらおうと言うことだったのか。

死後の母に白いカーネーションを供え、参列者に配ったのが始まりという。

キリスト教では赤はキリストの血の色を指すというが、仏教徒には関係ない。

昭和の学校では、死んだ母にだけ白いカーネーションとなった。

今はそれも差別ということで 赤いカーネーションに統一された。

カーネーションということは揺るがなかったんだな。

母の日の赤いカーネーション、クリスマスの白いシクラメンは定番になった。

どちらも素敵な花だから何の文句もない。

でも、他の花だって素敵だよ。

どんな理由でもいいよ。とにかく花を買ったり贈ったり飾ったりしよう。


憧れの景色

2022-04-22 23:22:03 | 日記

こういう景色を眺めて暮らしたい と、ずうっと思ってる。

そんな思いを絵に描き込んできた。

春はたんぽぽの綿毛、夏は緑葉の風、秋には流れる水の音、冬は雪。

憧れを実現させる努力をしたのだろうか。

そこそこお利口に振る舞って、そこそこ普通に暮らして・・・

そのうち・・・と言いながら、残りの時間はどんどんなくなる。

数年前、夢を叶えたという人のアトリエに招待された。

「やりたいことには ちゃんと向き合わないと」

その言葉はいつも耳の後ろから聞こえている。

自分のやりたいことをやるためには、捨てるものがある。

捨てるものの方が圧倒的に大きい。

そう思ううちはそれらを捨てられないから 今もぐずぐずしてる。

この頃思う、憧れや夢は、そのまま憧れや夢でもいいかもしれないと。

無理して叶える夢は、自分の選ぶ夢ではないと思うようになった。

臆病で怖がりで 夢みるのが得意で ときどき弾ける。それでもいいかな。


白樺樹液

2022-04-21 23:07:19 | 日記

白樺樹液100%という飲料を買ってみた。

ほの甘く、とろっとした感じもある。

珍しさで飲んではみたけれど、効能やアレルギーについては知らない。

化粧水として使うこともあるらしい。

いちばん気になるのは採取方法。

長野県林業総合センターによると、直径1㎝の穴を開けて管を入れるとある。

少しずついただくことで樹の命は守れるそうだ。

採取できるのは春の1ヶ月だけ。

なんだか とても貴重なものを分けてもらっているようだ。

樹液でよく知るのはメイプルシロップ。美味しいな。

どちらも古くから採取されていたらしい。

ゴムや漆も樹液。意外と我々の身近にある。

樹と人との関係は長いし深い。

樹を好きなのは、樹に癒された歴史が遺伝子に組み込まれているからかも。