こういう景色を眺めて暮らしたい と、ずうっと思ってる。
そんな思いを絵に描き込んできた。
春はたんぽぽの綿毛、夏は緑葉の風、秋には流れる水の音、冬は雪。
憧れを実現させる努力をしたのだろうか。
そこそこお利口に振る舞って、そこそこ普通に暮らして・・・
そのうち・・・と言いながら、残りの時間はどんどんなくなる。
数年前、夢を叶えたという人のアトリエに招待された。
「やりたいことには ちゃんと向き合わないと」
その言葉はいつも耳の後ろから聞こえている。
自分のやりたいことをやるためには、捨てるものがある。
捨てるものの方が圧倒的に大きい。
そう思ううちはそれらを捨てられないから 今もぐずぐずしてる。
この頃思う、憧れや夢は、そのまま憧れや夢でもいいかもしれないと。
無理して叶える夢は、自分の選ぶ夢ではないと思うようになった。
臆病で怖がりで 夢みるのが得意で ときどき弾ける。それでもいいかな。