心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

未知の領域

2019-01-19 23:25:43 | 日記

ほとんど手をかけていなかったシンピジュームの鉢に花芽が出ていた。

人目に触れない場所に追いやられて久しい。

忘れていても、毎年、律儀に花芽をつける。

忘れる方があちらにとっては好都合なのかもしれない。

人が「飼う」とか「育てる」といっても「生きる」のはあちら。

手助けも、かえってあちらには迷惑なことがある。

人との付き合いでも同じことを思う。

「相手の立場になって」というけれど、そんなに簡単になれるものでもない。

座席を譲ることだけでも、どうしたものかと悩む。

お土産も、あちらの気持ちを考えると決められない。

身の回りの あちら は、いつも未知の世界にある。