大雨の影響で新幹線が遅れた。列車の中で食べようと弁当を買っていた。
1時間ほどの待ち時間ができたので、待合室で食べようとしたが、大変な混雑。
待合室の席が空くのを待つという、へんな状況になった。
運よく眼の前が空いたので、ゆっくり食事することができた。
食後の缶コーヒーを買って乗車。しかし、乗ったとたんに眠気におそわれた。
気づいたら、車内に人気はなく、置いたときのままに缶コーヒーがある。
終点に着いて、乗客は皆降りて、取り残されていた。
大慌てで缶コーヒーをカバンに押し込んで、降車口に急いだ。
混雑のホームをぼーっとしたまま歩いていて、気づいた。
まるで瞬間移動したみたいなもんだ。最短の旅だったんじゃないかな。