自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

ポーランドとバルト三国の旅ー2日目午後・トラカイ城へ

2019-09-26 | 海外旅行
午後1時半くらいにドーム前にて解散となり、私たち4人はオプションへは参加せず。
とはいえツワーのオプションのトラカイ城へ自分たちで公共の乗り物を使って行って来た。
ガイドにバス乗り場の事を聞いて、ヴィリニウスの大きなバスターミナルまで路線バスで行った。
ところがトラカイ城へのバスが出たばっかりで、40分も待合室で待つ羽目になった。
トラカイ城へまでのバスは30~40分かかったけど、たったの2ユーロでしかも指定席で驚いた。
ヴィリニウスの以前にリトアニアの首都だったというトラカイへは約30kmの道のりだった。
バスを降りてからは看板を見ながら、坂の多い道を30分程歩いた先にあった。
途中に教会がいくつもあって、なかなか絵になる建物だった。
旅行中はどうしてもバス移動が多くて運動不足になるから、いい運動になった。
道中目を楽しませてくれた花たちだが、ディスプレイが上手過ぎて感心してしまった。 
近くに多くの湖と森があって豊かな自然景観が素晴らしくて、湖の周りをゆっくりと散策したくなった。   
トラカイ城へは橋を2つ渡って。
お城が近くなったらすごーい人で、私たちのツワーの人たちともばったり会った。
湖上の城なので、水に映る赤いレンガのトラカイ城は想像通りに美しかった。
トラカイが首都だった14~15世紀のゴシック様式の城で、まるでおとぎ話の城のようだった。
湖が天然の堀として城を守ってきたという点は日本の城と同じだ。
城の中へは帰りのバスの時刻の関係で、入り口付近のみで引き返すことに。
入場料を払って、大公の居住だった本丸の大広間とかが見られるはずだった。
例にもれずお土産物屋さんも賑わっていたが、チラ見で帰りを急いだ。
また来た時と同じようにバスでヴィリニウスに戻り、夕食が6時半だったのでそこからは4人でタクシーでホテルへ。
夕食はポーク料理だったが、肉はボリュームがあり柔らかかったけど、デザートのチョコレートケーキがお腹にずしんと来た。
コーヒーと時差のせいで眠れず、フリーWIFIなのでスマホで夜更かし。
ヴィリニウスの旧市街は東欧では最も広い旧市街の一つみたいで、石畳の道が多くて細くて不規則で歩くのに疲れた。
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ポーランドとバルト三国の旅ー2日目・リトアニアのヴィリ二ウス

2019-09-26 | 海外旅行
2日目はバルト三国の中で位置的に一番南にあるリトアニア観光。
そもそもバルト三国はエストニア、ラトビア、リトアニアの3国をまとめた通称だ。
3カ国共に中世の面影を色濃く残す魅力的な国なので、以前から行きたいと思っていた国々だ。
バルト海に面したエストニアは他国からの移住者の影響を受け、色鮮やかな文化を育んできた国であり、
真ん中に挟まれたラトビアは手付かずの自然、幾多の歴史が残り、バルトの貴婦人と謳われる美しい国であり、
ポーランドと国境を接するリトアニアは大小約4000の湖を有する森と湖の国だ。
3カ国共に首都の旧市街が世界遺産に登録されているという共通点を持つ。
だが民族・言語・歴史は異なり、それぞれは小さい国だけれど、独自の魅力のある国だと感じた。
海外に出ると決まって朝早くに目が覚めるので、朝食前に散歩に出た。
古い建物と新しい建物が混在した街並み。
毎回楽しみな食事だが、ドイツを思いだす大きなソーセージやハム類がたくさんでご機嫌だった。

教会が多くて深い緑に囲まれた首都ヴィリニウスの観光は、聖ペテロ・パウロ教会から。
内部の天井から壁面を埋め尽くす2000以上の漆喰(しっくい)彫刻が圧巻だった。
これらの彫刻は物語形式で表されていて、当然聖書から題材を得ていると思われた。
歴史、神話、架空の生き物のほか、天使と悪魔など、興味深かいしっくい彫刻の数々に圧倒された。
礼拝所も見学できて、リトアニアの王子お墓もあり、隣が博物館になっていた。   


続いて400年の伝統を伝える学府・ヴィリウス大学へ。
語学と歴史がメインの大学で天文学も有名だとか。
12棟の建物(ゴシックやルネッサンスなど様々な様式の建物)と13の中庭からなる、広大な敷地に建つ歴史ある大学。
でも学生たちが中庭で何やら活動していて、中に入っての見学はできず。

大学の次はユダヤ人街へと抜けた。
壁にユダヤ人の絵が描かれていた。
何でもユダヤ人95%が処刑されたという町だけど、今では多くの大使館がある雰囲気のよい町並みに変わっていた。
歴史的な悲劇がここに記されていた。

旧市庁舎はどこの国でもどこの町でも同じだが、広場に建っていて
レンタサイクルや2階建てバスが走っていて、さすが町の中心という感じで活気があった。
14世紀末の建立だそうだが、19世紀からは劇場として使われているようだ。   
ヴィリウスの街の雰囲気は落ち着いた洗練された印象だった。
それにローマカトリック教の教会が町のあちらこちらに。
バルト三国の中で唯一海に面していない首都・ヴィリ二ウスだが、リトアニアは北海道の80%くらいの国土。

今度は近くのギリシャ正教とは違ってロシア正教の教会の中へ。
ロシア正教は建物の上にある十字架が、下の方に小さい1本が多いから区別が付く。

見どころはイコン。
3人の聖人のミイラが安置されていて生々しくてビックリ、ドッキリで、今まで見て来た教会とは明らかに雰囲気が違った。
ほんとにそこかしこに教会があって、それらがごちゃごちゃになりそうだった。

散策しながら夜明けの門に着いた。
9つあった門のうち今ではこの一つしか残っていない。
ひとつだけ残っているわけは夜明けの門の裏側に、キリスト像のイコンがあるから。
ゴールドに輝くイコンに祈る為、行列を作って待つ人々に、信仰の深さを感じさせた。

ガラッと変わって今度はハレス市場見学でフリータイムとなった。
路上や建物の中にそれこそ何でもありだった。
今回の訪問国3か国はすべてユーロなので、分かりやすくてよかった。
自分の庭に咲いている花とか、自分の家の畑で作ったものとか、様々なものが売られていたが、特に大きいスイカが印象に残った。

ヴィリウス観光はほとんど教会巡りみたいで、パウロ2世も来たという最後に入った教会。
外装はたいしたことないけど、ひとり1ユーロの寄付をして中に入ってビックリ。
外装に7年内装に30年もかけたというが、わざわざイタリアから職人を連れて来てまで。
絵にも金銀がふんだんに使われていて、豪華絢爛。
今の時代にこれだけのものを造るのは難しいのでは……と思った。

ランチタイムはコルドゥナイというリトアニア料理。
皮の固い餃子みたいなもの。
それとボルシチみたいな、パンのような中にひき肉の具が入っていたものと、喉通りが悪いからかスープ付きだった。
うーん、私的にはあんまり美味しくなかったかも。

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