Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

国立西洋美術館

2019年08月07日 21時01分24秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 本日は上野の国立西洋美術館に10時から15時過ぎまで滞在した。夏休みということもあり、中学・高校の学生の集団や家族連れでかなりの混雑であった。特に松方コレクション展は大勢の人でにぎわっていた。

 午前中は松方コレクション展、松方コレクションの成り立つなどを、 プロローグ、ロンドンでの収集、第一次世界大戦と松方コレクション、海と船、ベネディットとロダン、パリでの収集、ハンセン・コレクション、北方での収集、第二次世界大戦と松方コレクション、エピローグと10のコーナーに分けて155点を見ることができた。
 常設展で普段目にすることのできる作品以外の作品も多く見ることができた。今回の展示は、松方コレクションとして購入されながらも昭和金融恐慌等で売却された作品、フランスに残された作品も展示されている。



 今回は特に修復されたモネの「睡蓮、柳の反映」は是非とも見ておきたかった。上半分が失われてしまったままでの復元と、ネガや後期のモネの筆致から全体を復元したものとが並んでいる。
 さらにゴッホの「アルルの寝室」(1889、オルセー美術館)、マティスの「長椅子に座る女」(1920-21、バーゼル美術館)、ゴーガン「扇のある静物」(1889、オルセー美術館)を直に見ることができた。

 西洋美術館内の「カフェすいれん」にてオムライスを食べるという、私にとっては驚くべき体験をしたのち、13時からは日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念「モダン・ウーマン -フィンランド美術を彩った女性芸術家たち」展を鑑賞。こちらは空いており、ゆったりと鑑賞できた。

 ヘレン・シャルフベックほか8名の画家・彫刻家・版画家の作品を見て回った。シャルフベックは2015年に東京芸術大学美術館で大規模な展示がなされていた。チラシのの「黄色いドレスの女性」(1926、フィンランド国立アテネウム美術館)はその時も展示されておりなつかしく思い出した。



 エルガ・セーセマンという画家のが気になった。特に両目がわざと黒っぽく塗りつぶされたような「自画像」(1946、同美術館)が印象に残った。

 いつもみなとみらい地区の神奈川大学のエクステンション講座でお世話になっている中村宏美氏に、10時から15時過ぎまでの長時間の解説をしてもらい、大変勉強になった。
 詳細は後日また記載したい。



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