Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

予備校生

2021年06月05日 20時29分19秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 風もなく、太陽がときどき顔を出す天気。気温は25.9℃。これで湿度が低いと過ごしやすいのだが、残念ながら湿度は60%もあり、だいぶ汗をかいた。
 自宅から遠まわりをして横浜駅へ、混雑している地下街は避けて駅から15分ほど離れた新田間川沿いの喫茶店に久しぶりに入った。サクラが見ごろだった時以来だから、2か月以上行かなかった。店の外のテーブル席で1時間半ほど。ウォーキングのあとの水分補給と休憩、そして読書タイム。

 隣のビルが予備校なので、高校生や浪人生が盛んに行き交うが、全体的には静かな雰囲気である。私の座った椅子の背中側はガラスを隔てて、私服姿の予備校生が一生懸命鉛筆を走らせていた。
 多分私にはもう解けないものが多そうだ。私の受験した数学・物理・化学・英語もほとんど全滅間違いない。一番得意だった数学、物理、化学がその程度だ。もっとも不得意だった英語はまったく歯がたたないと思われる。世界史、現代文、古文はどうだろうか。想像すらできない。

 しかし未だに三角関数、微積分、物理、化学で習った思考方法は忘れられない。「因数分解、微分積分が何になる」と大臣がふんぞり返っているが、「だからあんたの政策はダメなんだ」と返事するしかないようだ。自分の思考を分析できない大人にはなってほしくないと、予備校生を見て思った次第である。

 私が高校生のころ、「砂をかむよな味気ない‥」「サイン、コサイン何になる‥」と歌うフォークソングがあった。心情はとてもよく理解できて、私も口ずさんだけれども、だがしかし当時から「因数分解」「関数」「三角関数」「微積分」「対数」‥がこの上なく好きだった私である。今は問題も解けなくなったが、あの分析的思考を学んだことは確実に生きている。



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