ハインツ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)は、ハプスブルグ家が支配していたプラハ北方(現在チェコ)に生まれている。17世紀のドイツバロックを代表すると言われている。
ここにおさめられたいる「ロザリオのソナタ」は学生時代にバロック音楽を聴かせてくれた小さな喫茶店(音響装置は立派であった)で幾度も聴いた。ただし全曲を通しではなかったと思われる。ここにおさめられている「8つのヴァイオリン・ソナタ」の第5番、第16曲のパッサカリアと第6番は耳に残っている。しかしレコードを購入するには資力が足りなかったし、現在もこの曲集全体を聴いてはいない。
このCDは1995年に発売なので、それ以降の購入である。
この煌びやかで華やかな音色に昔はとても惹かれた。今はあまり聴くことも少なくなってしまった。実に久しぶりに聴いてみた。ハープシコード、オルガンとの掛け合いの響きの美しさを感じている。また「ロザリオ・ソナタ」の第6曲のパッサカリアと第6番のソナタの2曲の静かな音色に惹かれる。
ずいぶんと趣の違う曲を揃えたものである。
この表紙は有本利夫の「雲」。購入当時は知らなかった画家だった。
日が射している間はあたたかであったが、やはりまだ日が落ちると涼しい。長袖にベストでは少々二の腕が寒々しく感じた。
明日も20℃という予想気温である。本日とは違い雨の午後となるとの予報になっている。日曜と月曜も雨の予報になった。気温は20℃程度と変わらない。
恥ずかしながら、というか当然というか、明日金曜日は特に予定はない。家でおとなしく読書でもしていろということなのだろう。土曜日は雨は降らないようなので、出かけるのを楽しみにしたいものである。
もっとも出かけるといっても特に行く当てはない。美術館も混んでいそうである。出かけても結局はいつもの喫茶店で読書タイムということで、家にいるのとたいして変わらない。
恥ずかしながら、というよりも悲しいかな、といったほうがぴったりである。