shu's bar

趣味や仕事、時には世の中の出来事のこと。心に写りゆく思いたちを徒然に書き綴ります。もちろんメニューはその日のおまかせで。

北へ来た。

2005-01-03 18:29:22 | 旅日記
憧れのトワイライトエクスプレスは約1500キロ、時間にして実に約21時間に及ぶ旅程の果てに朝9時07分に札幌駅に到着した。

大阪を発った時にも流れたが、終着間近に北海道の地で聞く「いい日旅立ち」はまた格別で胸に込み上げるものがあった。

さて、これからどこへ行こうか。

今日の最終便でこの地を離れることは決めていたが、今日どこをまわるかはいくつかプランニングしてはいたが、最終確定はさせていなかった。

しばし考えて下した決断は、白く染まった美しい丘の風景の中でたたずんでみようというもの。

北海道の主要なところは大体訪れている私だが、季節という要素を加えると、なかなかまだ行っていないところはたくさんある。
であれば、まだ出会ったことのないものに出会ってみたい。
出会うために積極的に動いてみたい。

そう思い、私は富良野線に乗るべく、旭川を目指し、網走行きの特急オホーツクに乗り込んだ。

しかし、目的地は富良野でも美瑛でもない。
私が向かったのはその間にある美馬牛というややマイナーな町。これで訪れるのは3度目になるが(冬の訪問は初)、隣の美瑛に比べれば人が少ないので、落ち着いてあたりの空気を満喫できるお気に入りの場所である。

旭川から富良野線の普通列車に乗り、美馬牛駅には昼ごろに着いた。
予想通り、人はほとんどいない。これならかなり満喫できそうである。

着いた列車を見送り、一息ついて、早速散策を開始する。
とは言え、次の訪問地もあるのでそれほど時間は取れないし、季節柄徒歩での散策であるため、まわる時間も場所も自ずと限られてしまう。
なので結局、美馬牛小学校と駅のまわりを少し歩いただけだったが、歩いていて気になった坂の上に思い切って行ってみたら、そこでとても素敵な光景に出会うことができた。
同じく事前リサーチで見つけた気になる珈琲屋にも足を運んだ。
そこでも思いもかけないラッキーにも出会うことができた。
この珈琲屋さん、かなり良い感じで今からリピーターになりそうな気がしている。

今年は思ったことを形にするために積極的に動いてみたほうが良い結果が得られそうだ。

そうこうして今は札幌に戻る列車の中。

今日の1枚は美馬牛駅で列車を見送ったシーンを切り取ってお贈りします。

明日から都の暮らしに復活です。