shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

恒例の赤城山ハイキング

2024-02-13 05:30:04 | 山行・旅行
毎年1月か2月の恒例となっている赤城山・黒檜山(標高1828m)のハイキング。今年は2月9日に出かけてきた。


8時ちょうどに赤城山大沼湖畔の駐車場に到着した。装備を身につけ8時6分に出発。
途中の新坂峠の温度計はマイナス7℃を表示していたが、風がないのでそれほど寒くは感じなかった。
数日前に降ったドカ雪のお陰で積雪は十分にありそうだった。驚いたのはこの時期に大沼が全面凍結していないこと。暖冬とはいえこんなことは珍しい。
氷上ワカサギ釣りの解禁も例年より3週間遅れたようだった。

 

8時25分に黒檜山登山口に到着。ここでアイゼンを装着し、暑くなりそうなのでアウターを脱ぎ、ザックにしまった。
歩き出しの急登はいつもしんどい。ゆっくり登る。途中二手に岐れている道では直登ルートを選んだ。
 

支尾根に出ると大沼を見下ろせる。赤城神社の付近はまだ氷が張っておらず、ワカサギ釣りのテントが北側に点在していた。


支尾根を登る途中で、幹を激しく叩くキツツキの音が聞こえてきた。この辺りはアカゲラの生息域だ。
しばらく登ると「アンテナ山の左に富士山」の標識が現れる。アンテナ山とは地蔵岳(標高1674m)のことだ。山頂にたくさんの電波塔が建っている。
空には雲が多かった。さて、富士山は見えるだろうか?


私が富士山を確認する前に、先行して休んでいた登山者が私の姿を見つけて西の方向をを指さしてくれた。
私もそれに応えて「見えますか?」と声を掛けた。
見事な富士山だった。


富士山が見えると何だか得をした気分になる。西の空に雲がないのは天気が持つことの証拠でもある。
この先は急登になり、汗を搔かぬようネックウォーマーを外した。二重にはめていた手袋はとうに一重にしていた。
この時期、この辺りから樹々に霧氷が付くことが多い。しかし今年は霧氷が見られなかった。カメラをザックにしまった。


山頂付近まで行って漸く僅かに霧氷が出てきた。多くの登山者がカメラを向けていた。


10時14分山頂に到着。ほぼコースタイム通りだった。山頂では休まず絶景スポットへ向かった。
 

たまたま7年前の写真が Facebook から届いたので、ご覧いただこう。この年は寒くて、霧氷もきれいだった。
 

7年前から今年に戻る。
先ず目に止まったのが浅間山(標高2568m)だ。外輪山もよく見えた。小浅間山の辺りに雲がかかっていた。


浅間山から南に目を向けると八ヶ岳連峰がよく見えた。写真は逆光となるが、赤岳(標高2899m)、横岳(同2830m)、硫黄岳(同2760m)が見える。


浅間山の右に見えるのは北アルプスだ。ここまではっきり見えるのはこの時期だけだろう。
正面に見えるのが槍ヶ岳(標高3180m)で、その左に大喰岳(同3101m)、中岳(同3084m)の3000m峰が続く。槍ヶ岳の右に見えるなだらかなピークは大天井岳(2922m)のようだ。大天井岳からの尾根を左に辿ると、中岳の手前に常念岳(同2857m)が見えている。
手前に見える黒い影のある山は湯ノ丸山(標高2101m)のようだ。なるほど手軽に登れて北アルプスの展望を楽しのに、絶好の位置にある。


さらに右を見ていくと四阿山(標高2354m)が大きい。その右に根子岳(同2128m)がある。


さらに右を見ていくと志賀高原、草津、上越国境の山々が見えるが、いずれも雲がかかっていた。


上州武尊(標高2158m)は雲が無くはっきり見えた。


尾瀬の山々もきれいに見えた。至仏山(標高2228m)と燧ヶ岳(同2356)だ。
 

関東最高峰の日光白根山(標高2578m)もよく見えた。


一通り山を眺めた後、昼食とした。用意してきたのはカップヌードル・カレーで、身体が温まり水分も取れるので、冬山には最適の食事だと思っている。行動食にチョコレートを持っていったが、これも冬にはよいと思う。

天気がよいので駒ヶ岳(標高1685m)まで足を伸ばすことにした。
振り返って黒檜山を眺めた。その先でダケカンバの幹に止まったコゲラを観た。鳥撮りのカメラがあれば絶好の標的になっていたはずだ。
それにしてもこの時期、この辺りで見かける鳥はキツツキばかりだ。


駒ヶ岳山頂と、そこから観た大沼。
 

駒ヶ岳から観た黒檜山と地蔵岳。地蔵だけの背後に北アルプスが見える。
 

その後も雪を楽しみながら歩き、12時30分に駒ヶ岳登山口に下山した。
 

行動時間:4時間30分(うち休憩59分) 距離:4.8km 累積標高差:562m 

撮影:2024/02/09
コメント (12)
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