shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

サザンカ(千葉県白井市)

2022-10-21 10:01:53 | みんなの花図鑑
■サザンカ(山茶花、ツバキ科ツバキ属の常緑高木)
図鑑によっては低木あるいは小低木となっているものもある。
原種は本州(山口県)、四国、九州、沖縄に自生する日本の固有種である。原種の花色は白である。一方、古くから園芸用の品種が開発されて来ている。

園芸種のサザンカは、「サザンカ」「カンツバキ」「ハルサザンカ」「タゴトノツキ」の四つのグループに分けられる。
このうち、ハルサザンカは、サザンカとヤブツバキの自然交雑により生まれたと考えられている。

サザンカ群、カンツバキ群、ハルサザンカ群、タゴトノツキ群のそれぞれの特徴は次の通り。
■サザンカ群
〔開花期〕10月~12月、〔花色〕白~紅、ぼかし(白が基本)、〔大きさ〕小輪~大輪、〔花弁〕一重~半八重(雄蕊弁化なし、〔花の香〕強い、〔蕊苞〕開花時には落下、〔葉の大きさ〕小型~中型、〔樹形〕多くは立性
■カンツバキ群
〔開花期〕11月~3月、〔花色〕白~紅、まれに縁紅ぼかし、〔大きさ〕小輪~中輪、〔花弁〕八重~獅子咲(花形は多種)、〔花の香〕弱い、〔蕊苞〕開花時には落下、〔葉の大きさ〕中型、〔樹形〕多くは横張性
■ハルサザンカ群
〔開花期〕12月~4月、〔花色〕白~紅、縦絞り、縁紅ぼかし、〔大きさ〕小輪~大輪、〔花弁〕一重~千重咲(花形は多種)、〔花の香〕ほとんどないものから強いものまで、〔蕊苞〕多くは開花時には落下、一部は着生、〔葉の大きさ〕小型~中型、〔樹形〕立性~横張性
■タゴトノツキ群
〔開花期〕11月~12月、〔花色〕白、〔大きさ〕小輪、〔花弁〕一重咲(雄蕊弁化なし)、〔花の香〕弱い、〔蕊苞〕開花時には落下、〔葉の大きさ〕大型、〔樹形〕立性で横にも張る
■ツバキ(参考)
〔開花期〕10月~5月、〔花色〕白~紅、縦絞り(紅が基本)、〔大きさ〕小輪~巨大輪、〔花弁〕一重~千重咲(花形は多種)、〔花の香〕ほとんどない、〔蕊苞〕落下後に落ちる、〔葉の大きさ〕大型~巨大型、〔樹形〕立性~横張性
※出典:国立歴史民俗博物館資料

近くの公園を散歩したら、サザンカが咲いていた。上記の分類ではサザンカ群の花だと思う。
10月になると冬の花サザンカが咲き出すのは知っていたが、あらためて冬が近いことを感じた。もう少し秋の柔らかな日差しを楽しみたいものだ。




2022/10/21
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする