shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

秋晴れの赤城山ハイキング - その①(利平茶屋~鳥居峠)

2022-09-28 05:30:05 | 山行・旅行
赤城山にこれまで20回ほど登っているが、ほとんどが黒檜山と駒ヶ岳をを周回するコースだった。このコースは、距離が5.0kmで、累計標高差は560m、標準コースタイムが3時間半の初級者コースでだ。
千葉から出掛けるので、これだけでは勿体ない。そこで今回は、桐生市側の利平茶屋から登ることにした。このコースでは、距離が10.6km、累計標高差は1026mになり、秋の一日を楽しむには十分であった。
実際に歩いた軌跡をyamapのログでご覧いただきたい。


では、登山道の様子や道端の花を、歩いた順にご覧いただきましょう。
9月26日、7時4分に利平茶屋森林公園の駐車場を出発。駐車場には私の他に車が1台駐まっていて、年配の夫婦らしきペアが先に歩き出していた。
 

すぐに2人をパスして登山道に入る。2人は登山道とは違う方へ歩いて行った。
 

利平茶屋から鳥居峠(後述)まで、かつて登山鉄道(ケーブルカー)が敷かれていて、登山道はそれに沿って歩くのかと思ったが、そうではないらしい。鉄道跡を下に見て高度を上げていく。岩が露出した所や、いくつか沢も越えるが、よく整備されていて危険なところはない。
 

ここまでの登山道に、お花はほとんど見られなかった。僅かに沢の周辺でノコンギクとアザミを観ただけだった。
 

1時間足らず歩くと、ケーブルカーの跡に出た。ここで道は2つに岐れている。道標はケーブルカーの軌道跡を跨ぎ、その先の沢を渉るコースを示していた。
 

地図を見ながら思案したが、先ずはケーブルカーの軌道跡を登っていくことにした。田中陽希氏が百名山の時に通ったルートだ。
この軌道跡を通ると、鳥井峠までのコースタイムは20分になっていて、実際きっちり20分かかった。
  

初めまったく見えなかった鉄道の駅跡が見えるようになり、徐々に大きくなっていくのは嬉しかった。最後の2枚は階段を登り切った所から、下を見て撮った。
  

この鉄道跡であるが、太陽光がよく当たるためか、思いの外植物が多かった。
■ナンタイブシ(キンポウゲ科トリカブト属の多年草)
赤城山にはヤマトリカブトとナンタイブシが生育しているが、葉に深い切れ込みがあること、雄しべに軟毛が密生することから、ナンタイブシだと思われた。
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/wp-content/uploads/report2017_P50.pdf






■ダイモンジソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草)




■アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属の多年草)


■ノコンギク(キク科シオン属の多年草)


鳥居峠に8時37分に到着した。ここから観る覚満淵と大沼の景色は、バランスが取れていて、赤城山を代表するビューポイントのひとつだ。


また、標高が1390mあるこの峠へは車で来ることもできるので、行楽シーズンの週末は駐車場がいっぱいになるほどだ。
峠には大きなレストハウスも建っている。帰路にレストハウスに立ち寄ったので、内部の様子を簡単に紹介しておこう。

レストハウスの収容人数は60名で、ラーメンやけんちん汁などの食事がとれる。壁に登山鉄道(赤城山鋼索鉄道)の大きなパネルがあり、37年前に廃線となったケーブルカーの往時の様子が分かる。
 

鳥居峠で一休みした後、赤城山の最高峰、黒檜山を目指して再出発した。長くなるので、続きはその②でご覧いただきましょう。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする