shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

6月快晴の尾瀬は山上の楽園だった(その2)

2021-06-14 06:17:31 | 山行・旅行
その1からの続きです)


その2を始める前に、今回の尾瀬行の旅程をおさらいしたいと思います。
1日目(10日) 鳩待峠→横田代→アヤメ平→富士見田代→富士見峠→八木沢橋→見晴(テント設営)→温泉小屋、元湯山荘→平滑ノ滝→三条ノ滝→平滑ノ滝→温泉小屋、元湯山荘→見晴(テント泊)
2日目(11日) 見晴→燧ヶ岳→見晴(テント泊)
3日目(12日) 見晴→龍宮小屋→牛首分岐→山ノ鼻(研究見本園)→鳩待峠

その2では、上記の下線部分、すなわち1日目の午後に、見晴から三条ノ滝を往復したことを記します。
地図は国土地理院の地形図が分かりやすいと思い、用意しました。私が山行で持参した地図も同様のものです。

地図の左下からくねくねと這い上がるように流れているのが只見川です。そして只見川の上に県境線があります。西(左)が新潟県、東(右)が福島県です。
見晴のキャンプ場は、地図の下側に見える見晴十字路(1415m)から東に150mほど入ったところにあります。
そして、目指す三条ノ滝は地図の上部に見えます。

さて、その1で書いたように11時ごろに見晴に到着し、すぐにテントを張り、軽く昼食を摂りました。
そして、三条ノ滝に向けて見晴を出発したのが11時55分でした。
ザックには地図、コンパス、雨具、救急セット、食料などを入れ、飲料水は午前中に0.7L飲んだので、それと同量を持って出かけました。


見晴十字路を北北東に進路を取り、ひたすら木道をまっすぐ歩きます。


しばらくしたら、木道上に1羽の小鳥を見かけました。小鳥はすぐに茂みに入りましたが、近くだったので写真に撮れました。
3週間前に、やはり尾瀬ヶ原で写真を撮ったのと同じ、ホオアカのようでした。


道は真っすぐ続きます。


そして、木道の脇には様々なお花が観られました。
大きなスミレ(オオバタチツボスミレ?)です。


タテヤマリンドウの群生です。この道の周りにはタテヤマリンドウがとても多かったです。


ワタスゲもたくさん咲いていました。


ミズバショウ。


これは珍しいヒメシャクナゲ。木道からやっと顔を出す程度までしか成長しない、常緑矮性低木です。


東電小屋へ向かう道との分岐を過ぎます。3週間前にはこのベンチで尾瀬への名残を惜しみました。


タテヤマリンドウの群生が、次から次へと現れます。




基本標準が尾瀬沼のリョウキンカは、花期がそろそろ終わりです。


この辺りで観られるニリンソウは、いずれも花径が小さめです。


ハクロバイも珍しいかもしれません。バラ科のキンロバイの白花です。


温泉小屋、元湯山荘が見えてきました。立ち寄らずに通り過ぎます。


そろそろ花が開きそうな、コバイケイソウのつぼみです。
おいしそうに見えますが、有毒です。


歩き始めて30分で御池(みいけ)へ向かう道と岐れて、三条ノ滝へ向かいます。
ここからは登山道です。


森に入り、所々でミツバツツジがきれいでした。


歩き始めて40分で、平滑ノ滝に着きました。3週間前より、かなり水量は少ないです。
そして、これから先は初めて歩く道です。手に持って歩いていた一眼レフを、ザックに仕舞いました。


しばらくして小さな沢を渡ります。この先でもいくつかの沢を渡りました。


歩き始めて1時間を過ぎ、再び御池へ通じる道との分岐です。三条ノ滝まで0.2kmとありました。


そして、三条ノ滝の展望台に、歩き始めて1時間15分、午後1時10分に着きました。
誰もいません。ザックから一眼レフを取り出して撮影開始です。


滝の途中で岩に当たって跳ね上がる水しぶきが凄いです。


20分ほど三条ノ滝を独占し、ゆっくり写真や動画を撮りました。




さて、三条ノ滝には20分余りいて、2人が見えたのでそれを機に退散しました。
0.7L持ってきた水が残りわずかとなり、帰り路にそれも飲んだので、水筒は空になりました。
来るときにチェックしていた沢(先の写真とは別)の水で、のどを潤しました。

森を抜け原に出ると、さらに太陽がギンギンに照り付けます。
見晴まで30分ほどと知りながら、無理はいけないと思い温泉小屋に立ち寄りました。
ここで、ポッカキレートレモンを購入し、生き返りました。今回の尾瀬での初の買い物でした。

見晴には3時過ぎに到着。水分をさらに補給したのでした。
(その3に続きます。)
コメント (14)
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