徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-ニュージーランドを歩く編-325

2013-12-18 07:47:19 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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10、ニュージーランドを歩く-42

・日記 32

4月3日 (日曜日)  快晴   32日目

 雲ひとつない天気である。なんていい天気なのだろう。
そして今日はマオリ人の伝統の特別な料理にありつける。
それは朝早くから穴を掘り、始められた。
今日はマオリ人を初め多くの人がいるので、大変大きな四角い穴を掘っているようだ。
その横では焚き木を初め、大きな石、または鉄の塊などを真っ赤になるまで焼くのであるが、この作業でも2~3時間かかる。
焚き木をし終わるのが、10時30分から11時ぐらいであった。
この後、この焼け石や焼け鉄の塊を穴の底に敷くようにならべる。
その上に金属のバスケットの中イッパイに詰めた肉、ぶつ切りの野菜などを入れたものをのせる。
この大きな金属のバスケットも4つほど置く。この金属のバスケットの中には白い水にぬれた布で肉、野菜は四方囲まれている。
そのまた上に濡れた麻袋を何枚かを被せて、掘り出していた土を被せる。
完全に土を被せるので、掘る前のような状態である。即ち、中の物を蒸して料理するということである。
この状態で5時間待つのだそうだ。上までの作業が終わったのが11時30分だから、午後4時30分まで待つことになる。
この作業をした若い人達や見物人は、それぞれに散って行く、この5時間を自分なりに過ごすのである。

 昼過ぎからはビリヤードの大会をしたり、ラグビーをしたりしている。
俺はラグビーに挑戦である。生まれて初めてのラグビーは簡単なものではない。
タックルの仕方が分からず、タックルをしても相手を倒すことが出来ず、走っている俺は相手に簡単に倒されてしまう。
ラグビーとは難しいスポーツであり、大変ワイルドなスポーツでもある。
この日はやはり2~3人は怪我をしたようだ。

 こんなことをして時間をつぶしていると、待ちに待った料理、「ハギ」が出来る。
肉も野菜も大きく大胆なものであるが、非常においしく、また、腹いっぱい食べる。
おまけにデザートまで出て、言うことなしである。
彼らマオリ人達の多くの腹が出ているのも分かるような気がする。


newzealand-5.jpg
マオリ人の伝統的な料理「ハギ」が出来上がった。土の中から出す前。

 夕食後、トランプのポーカーをやる。お金を5セントづつ賭けてである。
夜中12時30分過ぎまでこのゲームをして遊ぶ。
俺は少しだけ勝ったようであるが、これだけいろいろしてもらって、勝ってしまっていいのだろうか?

出費 N$10.00 (フィルム代、コーラ代)

P.C.:その他、時間があるときにはクルミ取りなどもした。クルミが桃のような実の種であったということはこのとき初めて分かった。

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筆者は現在、韓国に住んでいて以下の様な韓国とのビジネスサポートをしています。よかったら見てください。
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