発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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10、ニュージーランドを歩く-32
・日記 22
3月24日 (木曜日) 雨 22日目
朝起きたときは昨日の雨が止んでいて、今日は昨日の様ではないと思っていたが、そううまくはいかない様だ。
テントを仕舞った時点ですでに雨が降り出す。気持ちが重くなる。
この雨について嫌なことは、先ず、靴が濡れることである。
靴の中まで水が入らなければまだ良いが、水が靴の中まで入ると簡単に乾かないので、何日か苦労をする。
次にテントが濡れることである。
それはテントが濡れると水でテントが重くなるので担ぐのに苦労する。
また、テントを仕舞う時にその水を出来るだけ拭き取ろうと苦労をし、時間がかかる。
その次が朝に濡れた靴を履いたり、服を着ることである。
前日、雨に濡れ夜の間、テントの中で服とか靴を乾かすが、ほとんどと言って良いほど乾かない。
その濡れた服を寒い朝に着て、靴を履くのが実に辛い。
特に0℃近い気温の場合などは泣きたくなるほどである。
そして、最後に雨で嫌なことは朝、雨の中に第一歩を踏み出す時である。
冷たい服と靴を履いたが、その上にまたずぶ濡れになりに雨の中に入って行かなくてはならないのである。
これら雨の中で基本的なことはバックパックの中の荷物が濡れないことである。
その為にバックパックの内側にゴミ用の大きなビニールバックを2重にして荷物を保存している。
この荷物が濡れてしまったら、俺の気持ちが参ってしまう。
ところが、乾いた服を持っていることはどこかの屋根を見つけて、乾いた服に着替えたら、本当に暖かくなるという安心感があるからである。
心の中でどんなに体が濡れても乾いた服があるということは気持ちの上で支えになるのである。
寝袋も同じである。寝袋が濡れたら、テントでは泊まれない。
最も毎日雨が降ると寝袋が湿気を吸い濡れたようになりはするのだが、それはしかたがない。
ただし、その湿気を吸った寝袋の中に入るのも、濡れた服を着る様にイヤなものではある。
それでも寝袋に少し入っていると暖かくなり、湿っていても気にならなくなる。
昨日も橋の下でテントを張ったが、夜中の雨で水が増しテントの一部が水に浸かる。
丁度、川の水の通る道にテントを建ててしまったようだ。
夜中ではあるが、テントを移動した。大変であった!
朝起きてみたら、昨日、テントに浸入した水で持っていた食糧の砂糖がやられてしまった。もう食べられない。
それにしても、これだけですんで良かった。即ち、夜中にテントが流されなくて良かった。
靴がビショビショで靴の外側や、靴底が心配だ。水を含むと靴が弱くなり、早く駄目になるであろう。
今日はモーターキャンプのキャビンで泊まる。濡れないところで寝ることが出来るのは幸せだ。
出費 N$14.00
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筆者は現在、韓国に住んでいて以下の様な韓国とのビジネスサポートをしています。よかったら見てください。
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