徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-219

2013-08-28 07:55:56 | 世界徒歩旅行

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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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8、オーストラリアを歩く-54

・日記 12-32

12月 2日 (木曜日) 快晴 37日目

 朝は大変寒い。吐いた息が白くなる。こんな日もあるのだなと関心をする。
しかし、昼は風もなく暑い。

 Yalata に着く。
日本人自転車野郎が俺の来るのを待っていた。
いろいろな人から俺が歩いているという情報を聞き、彼はどんな日本人か会ってみたいということだった。
やはりこの道は一本道だからこの様なことができるのだ。
彼との会話は久しぶりの日本語であるが、前ほどの感動はない。
自由に会話ができるだけである。
それより、彼は面白いやつで、オーストラリアを自転車で一周しているのだそうだ。

 もう一つここに着いてから興味深いことは白人家族がロードハウスから少し離れたところでキャンピングカーに住んでいる。
ここはオーストラリアの原住民、アバリジノ人の居留地であるYalata Missionという。
その白人はアバリジノ人に興味をもち一時を一緒に暮らし彼らからいろいろなことを勉強したいということだ。
その白人の話しでは彼らアバリジノ人が昔はここから北の広い土地で住んでいたのに、強制的にこの小さな居留地に押し込められたのだそうだ。
その北の広い土地には資源が多くあるから彼らを追い払ったというのである。
また、その広い彼らの昔からの土地では英国が原子爆弾の実験もしていたそうで、彼ら、アバリジノ人にとってはかわいそうな話である。

 ここでは白人の先生がアバリジノ人を教えているのだが、先生は彼らが勉強をしないと嘆いているそうだ。
しかし、彼らはここで勉強をして都会に行っても就職できる所もないのが現実である。
それよりもここで大自然の中で生きていく方法を彼らアバリジノ人から勉強するほうが価値はあるのではないかと良い白人は言うのである。

 この白人はコーヒーのマメを挽いたものを水で煮て野生的だがおいしいコーヒーを作ってくれ、それを飲んだ。
また、アバリジノ人から聞いたという水がなくても生きていける方法を教わる。
それはユウカリの木から水を飲む方法である。
茂っているユウカリの木を見つけその根っこを1mほど掘り出し、切り出して口の上にかざせば水が滴り落ちるのである。

 カンガルーもアバリジノ人が獲って来たものであれば、ここで食べられるそうだが、今日はない。残念!

出費 A$6.50

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