徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-678

2014-12-27 08:44:07 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-299

10)バングラデシュ、インド、ネパールを歩き終わって見て

再度インド-1

 再度インドに入ったすぐは俺がネパールから出て来たネパール人に見えたのか、人々は俺をあざ笑ったり、汚く言ったり、石を投げられたりした。
俺はネパール人がインド人より悪いとは思わないのになぜだろうか?
それよりかその様に人種差別している彼らよりか俺の方がましな人間ではないかと自分に言い聞かせるのであった。
また、俺が本当は何人(ナニジン)であろうと関係がないではないかと思っていても、
「俺は日本人だ。」と言いたい気持ちにも問題があると思うのである。
それは俺自身の中に「お前らよりましな日本人だ。」と俺も人種差別をしている馬鹿げた考えがあるからである。
情けない話である。この考えを無くそうとしても子供が石を投げられれば、またその考えが出て来るのである。
とにかく、人間であれば自信というものが必要であるが、それをインド人がネパール人を差別する様な馬鹿げた方法ではいけないと思うのである。
俺は「地球人」だ。

 また、この再インドでは病気で体が動かなかった。
2~5km歩いて休みを取らなくてはならなかった。一日30km歩くのが辛かった。
オーストラリアを歩いた時の毎日70~80km歩いたことからすると考えられない。
そして、この時期は暑かった。その暑い中でも歩いていて微熱が出ていて寒気があった。
そんなある日、雨の中を歩き、夜は高熱が出た。
俺はこのインドの田舎では病院を信じられないので、町の病院に行きたいから、無理をして歩いたのであった。

 そして、体が動かないのにやっとニューデリーに着いた。!
そこでは安心したからだろうか?すべての病気が出たように思う。
10日間ベッドの中でただ熱を出そうと必死に冬に使う寝袋で汗を出した。
その前に回虫がいることを予想し虫下しの薬を飲み、みごとその回虫の大きいものが出た。
この時期は本当に健康のありがたさを実感し、人間の体のすばらしさを感じた。
とにかく、一日、一日と体がよくなっていくのを感じたのであった。自然の神秘である。

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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