徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-462

2014-05-12 07:25:55 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-83

3)タイ編

日記から-47

1月3日 (火曜日) 快晴

 今日は朝から調子よく歩ける。足の痛みはもう殆どない。
昨年の暮れには良い人に知り合い連泊し休んだのと食事を一日3回キチンと食べていたからであろう。
今日の昼12時までに26kmと調子よく歩き気分がよかったのであるが、そこで4人の女の先生に会ったのがいけない。
彼女たちとは長く話をしたが、始めは午後2時には歩き始めようと思っていた。
それでも、彼女達はもう少し話したいらしく、彼女達は俺が学校で泊まるようにと言うのである。
ところが、彼女達が警察官と話をしている内に彼女達は俺が警察署に泊まれとも言う。
その後、4人の女の先生の中には結婚をして子供が3人いる人がいてそこに泊まれとも言う。
そして、最終的にその子供のいる女の先生の家に泊まることになったが、そこは3km先にあるので一旦別れて、そこまで歩くことになる。
その家の前で彼女達が待っているということで、そこまで行ったのだが、結局彼女達とは会えなかった。
仕方なく、そのまま歩き続ける。
今日はその4人の女の先生に振り回されたような日である。3時間以上を無駄にしてしまったような気がする。

 根本的に俺が彼女たちのことを見抜けなかったことがいけない。
初めから若い2人の女はただ興味があるだけで、何も親切心から出ているものではなかった。
その2人は何処から見てもよくいる現代っ子である。だから、一度別れるという時に彼女達は何か俺が持っている物をくれというのである。
今まででもそうであるが、歩いている時は今必要な物だけを持って歩いているので、人にあげるような品物を持っていない。
その様な余分があるなら、すぐに郵便局から日本に送るのが常である。
だから、彼女達の要望を聞き入れることは出来なかった。それにしても俺から物をせびる人はあまりいない。
この点、俺が考えるには彼女達は相手の状態を考えることが出来ない現代っ子であると言うのである。

 水田では夕方、日が沈む頃まで人々が稲刈りをしている。その数が少なくない。
まだ機械を使わないで釜だけで刈る人々の姿は夕日に照らされてとても美しく見えるのである。
世界の名画と言われる絵画よりも美しく感じるのである。

 夕食は昨日もらったタイのインスタントラーメンである。
 Watに泊まる。

 出費25B

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