徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-764

2015-03-29 08:41:01 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -385

13)イランを歩く

日記から-39

12月29日(土曜日) 曇りのち晴れ

 朝はまた今日も一日中曇りかと思っていたのだが、だんだん晴れて来た。
ところが、晴れてくると寒さが増して来るのである。晴れれば寒く、暖かければ曇りである。
なかなか晴れて暖かくはならないのが残念だ。

 また、普段は昼食を食べようと思う時は不思議とカフェがなく、昼の前とか腹がイッパイな時にはカフェがあることが多い。
これもままならないことである。それでも今日は腹が減って何でも良いから食べたいなと思っている時に1台のトラックが止まった。
彼は「何をやっているのだ。」と俺に話しかけて来て、ナンとみかんなどをくれて大変助かる。
俺は今、現金が少なく節約して歩いているので、一日に朝、昼、夕食と3回もカフェで食べることはしたくない。
今日はまだカフェに入っていないが、このトラックの運転手のおかげで今日は昼飯が浮いた。助かった。
この様なことで俺は本当に貧乏性なのだろう。一日3回カフェに入って食べるのは贅沢だと思っている。
貧乏旅行者はカフェに入らずナンを買って自炊すればいいと俺は思うのである。
しかし、これから寒くなるとカフェで食べ、そこで泊まらせて貰い、昼にはカフェで食べる時に冷えた体を暖めることが出来る。
今後はカフェで食べないといけないであろう。

 今日はその様にカフェで泊まることになる。
夕方になった時に一人のイラン人が近寄ってきて一緒に歩いたのであるが、その人がカフェの人であった。
俺と一緒に歩いている時に彼はいろいろ訊ねて来て答えていたのである。
彼はカフェの主人の子供でそのカフェで働いているのである。そこに今日も働きに出かける時に俺に会ったという訳である。
彼は夕食にチェロカバブを奢ってやるというのだが、俺は奢ってくれなくてもいいから、ここの床にでもいいから寝かせてくれと言う。
それでここで泊まらせてくれることになった。
その後、そこの主人のおじさんはいろいろとペルシャ語で話しかけてくるのだが、訳が分からなかった。
それでもおじさんと話をたくさんした。だから非常に疲れるので、早く寝かせてもらうことにした。
それにしてもここは客が来ないカフェである。これで食っていけるのだろうか?
(客の来ないカフェで泊まる。)

出費 400リアル

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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