発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。
12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -381
13)イランを歩く
日記から-35
12月25日(火曜日) 曇り、夜に少し雪
昨日はクリスマスイブで今日はクリスマスである。しかし、今日も休むことなく歩き続ける。
もっとも、ここはイスラム教の国であり、俺も考えてみるとキリスト教徒ではないのである。
今日は曇りで、昨日降った雪が道路に残り、それが解け、その水がズボンに跳びズボンが濡れる。
せっかく昨日、洗濯したのに今日は泥だらけである。
それでも今日は歩いている間は雪が降らず、だんだん道路の状態は良くなっては来た。
今日はナンが手に入らず、夜まで歩き続ける。その時に雪が降り出した。
不思議なことに今日はカフェでナンを売ってくれないのである。ナンぐらいは売ってくれても良いのにと思うのである。
それで今日は今までのイランとは違うような感じがする。
俺に親切な人はすごく親切だが、そうでない人は俺を極端に嫌いなようだ。
今日のカフェではそこの人が俺を見るなりに、ここに来るなと言われた。
警察は警察でヒツコク俺を調べる。とにかく、今日はナンを売ってくれないカフェが2軒あった。
非常に参ったが、これが普通である。今までがあまりにも親切であったのだろう。
この様なことで今日はナンが手に入らなかったし、雪まで降ってきたが、気持ちを切り替えたのであまり気にしなかった。
水だけを手に入れてテントを張ることにした。幸いなことに今日はあまり寒くないのも助かる。
今日の夕食は昨日のタマネギと本当に少ない米、後はパニール(チーズ)などでスープを作り食べる。
食べてもまだ足りないような気がする。腹減った!
腹といえば、昨日から再び回虫の薬を飲みだした。
それでか昨日食べたパニールとかピスタシオ、レーズンなど消化に悪い物が多かったので、腹が下っていた。
とにかく、今年中には腹の中の回虫を追い出したいものである。
出費 90リアル
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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。
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