発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。
12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -363
13)イランを歩く
日記から-17
12月7日(金曜日) 曇りのち晴れ、強風
昨日は雨、今日は風である。まともに歩かせてくれないようである。
昼前(10:00ぐらいだと思う)まで雲が多かったが、だんだん晴れてきたら、今度は風がそれにつられ強くなって来た。
今日はKabutarkhanという所を過ぎるとまた砂漠になり、地形も平らで風を遮る所がない。
普通は雨が降ったら、水が流れる道があり、そこの所が雨が降らない時は低くなり、風を少し遮ることができる。
また、道路とその様な水の道が交差した所は橋の様に空間があるのだが、ここはそこも砂で埋もれてしまっている。
それで、この風は夕方まで続き、テントを張るときに大変苦労をする。
結局、雨が降ったら、水を溜めておく所が少し低くなっているように見えたので、そこでテントを張る。
テントは風でキシム、非常に弱い。大丈夫であろうか?
今日は風が強いため歩くのに余裕がない。
人と話などをすることなく、歩くだけがやっとである。
その他にも昨日歩いた距離は33kmとあまり歩いていないため、今日は45km以上歩かなければと焦っていたこともあり、余裕がない。
かえって昨日の休養(あまり歩かなかったこと)が疲れを呼んでいる様だ。
先ほど書いたKabutarkhanという村にはレストランがあると聞いていたが、それがなかった。
それでも、軍隊の基地があったので、そこでナンと水をもらう。
そこでは始めナンを1枚くれると言ったが、それでは足りないので「3枚売ってくれ。」と言ったら、もう1枚くれた。
とにかく、軍人の人にはありがとうと言いたい。3枚には1枚足りないが、今日はこれで我慢しよう。
足りない分、ご飯を少し焚いて食べることにする。
この前、軍隊の基地で話をしていたら、現在の政治の指導者ホメイニ大統領は駄目だと3~4人で言っていた。
だから前の王様の時代が良いと言うのであろう。この様なことを話してもいいのだろうか?
国の批判は犯罪であるという考えがあるのだが、、、、
面白い国である。
出費 0リアル
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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。
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