徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -380

2011-09-24 07:44:30 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -380

13)イランを歩く

日記から-34

12月24日(月曜日) 曇りのち雪

 昨夜は雪が降ると思っていたのに、朝はラッキーなことに雪も降っておらず、あまり寒いとは思わなかった。
歩き出したら、今にも雪か雨が降りそうな上に寒くなって来る。
その後も一向に温度が上がらず、昼ごろから雪がついに降り出す。見る見る銀世界に変わる。
このイランでこんなに良く雪が降るとは思わなかった。
乾燥した砂漠地帯であるから降っても少しであろうと思っていたが、そうでもなく今日は結構雪が降る。

 その雪が降り始めた時にはKashanという所に入る前の検問所にいたのだが、雪が止むのを待つ。
結局、2時間ぐらいそこにいた。
そこでは長くいたので、昼食までご馳走になった。その後も雪は止まず、その後歩いてその町に入る。

 今日はKashanでホテルに泊まる予定であったので、早速ホテルを探す。
見つけた所は1200リアルの所であるが、あまり良い所ではない。Mainのホテルを思い出す。
あそこでは1320リアルで吹き抜けの2階建てのホテルの部屋であった。本当にあれは良かった
ところで、このホテルに入ってくる時、雪が降っていた為に黄色いポンチョを着ていた。
その時は外で雪を払い入って行ったのだが、ホテルのフロントに人は「何者が来たのだ。」と思ったようだ。
始めは泊めてやろうという気がなかったようであった。パスポートを見てしばらく調べてから、ようやく泊めてくれることになった。

 このKashanの市場に行く。
前に通ったKermanの様な古い中東の市場である。そこには良い人々が多いが、たまに変な人がいる。
その変な人とは人として認めたくないような種類の人である。
それはお菓子屋で先客にいたアフガニスタン人か何人か分からない人に対して店の人は客として相手にしないのである。
それだけではなく、怒っていたのである。
そこを出て歩いていると俺を見て何人だかに思ったのか馬鹿にするのである。
それは子供の時のように俺の帽子を奪い取って馬鹿にするのである。
一体どうして人間が人間を馬鹿に出来るのであろうか?
同じ馬鹿な人間同士でどちらが上ということでもないであろう。滑稽でしょうがない。
イランで歩いてきた田舎では皆親切であったのに、この様な小さな町にもこの様な人がいるのだ。

出費 2570リアル