徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -363

2011-09-06 06:43:40 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -363

13)イランを歩く

日記から-17

12月7日(金曜日) 曇りのち晴れ、強風

 昨日は雨、今日は風である。まともに歩かせてくれないようである。
 昼前(10:00ぐらいだと思う)まで雲が多かったが、だんだん晴れてきたら、今度は風がそれにつられ強くなって来た。

 今日はKabutarkhanという所を過ぎるとまた砂漠になり、地形も平らで風を遮る所がない。
普通は雨が降ったら、水が流れる道があり、そこの所が雨が降らない時は低くなり、風を少し遮ることができる。
また、道路とその様な水の道が交差した所は橋の様に空間があるのだが、ここはそこも砂で埋もれてしまっている。
それで、この風は夕方まで続き、テントを張るときに大変苦労をする。
結局、雨が降ったら、水を溜めておく所が少し低くなっているように見えたので、そこでテントを張る。
テントは風でキシム、非常に弱い。大丈夫であろうか?

 今日は風が強いため歩くのに余裕がない。
人と話などをすることなく、歩くだけがやっとである。
その他にも昨日歩いた距離は33kmとあまり歩いていないため、今日は45km以上歩かなければと焦っていたこともあり、余裕がない。
かえって昨日の休養(あまり歩かなかったこと)が疲れを呼んでいる様だ。

 先ほど書いたKabutarkhanという村にはレストランがあると聞いていたが、それがなかった。
それでも、軍隊の基地があったので、そこでナンと水をもらう。
そこでは始めナンを1枚くれると言ったが、それでは足りないので「3枚売ってくれ。」と言ったら、もう1枚くれた。
とにかく、軍人の人にはありがとうと言いたい。3枚には1枚足りないが、今日はこれで我慢しよう。
足りない分、ご飯を少し焚いて食べることにする。

 この前、軍隊の基地で話をしていたら、現在の政治の指導者ホメイニ大統領は駄目だと3~4人で言っていた。
だから前の王様の時代が良いと言うのであろう。この様なことを話してもいいのだろうか?
面白い国である。

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