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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -379
13)イランを歩く
日記から-33
12月23日(日曜日) 快晴のち曇りのち雪
今朝はまたカフェで朝食まで出してくれた。
俺は彼らに何も出来ないから、せめて写真でもとって送ろう。
丁度、アキパールに送る為にテヘランでプリントをしようと思っている同じフィルムであるから丁度良い。
カフェで働いている親切な人
そう言えば、2年前の今日はオーストラリアの砂漠で暑さの為にノックダウンした日であったことを思い出す。
あの時は人々に正確な情報を聞かず、地図の名前を頼りに行ったのだが、そこには村も家もなく精神的にもショックを受け参ったことを思い出す。
それはある一人に「この地図に名前のあるこの村には食糧、水を手に入れられるのか?」と聞いたのだが、彼は「ある」と言った。だがそこには人家さえもなかった。
やはり、人々に聞くには最低3人ぐらいに聞いて行かなくてはいけないと思ったものであった。
さて、今日はその暑くて死にそうな気候ではなく、反対に夕方からは雪である。
しかし、思ったほど寒くない。不思議である。昨日の方がもっと寒かったように思う。
感覚的には少し山から下りて来たようで、標高は昨日よりも低いからだ思うのである。
昼はまた国道沿いのカフェで昼食を取ったが、すごく感じが良い所である。
おじさんとその子供がいて、そこでは食事と多くのチャーイを飲み、ガンド(紅茶の時の氷砂糖)を買う。
それにしても今日はよく車が止まった。
止まって話す度にいろいろなことを訪ねられるが、その後でみかんなどをもらう。
人々は本当に親切で優しい。こんなことで良いのであろうか?このまま、親切だけを受けていて良いのであろうか?
大事なことを忘れていた。
一台のトラックが止まったのだが、セーターとマフラーをくれるというのである。
彼の話ではこれから先はもっと寒くなるから、これでも着ろと言うのである。
彼は俺が道路を歩いているところを何回も見て来て、俺が本当に歩いてイラン横断していることを見てこの後寒くなるから、心配してくれているのだ。
彼のその親切な心に本当にありがとうと言いたい。大事に使います。
今日は岩陰にテントを張ることが出来た。
風は少し遮ることが出来るが、心配なのは雪である。この後雪が積もらなければいいのだが、、、、、、
出費 300リアル