８、オーストラリアを歩く－99

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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８、オーストラリアを歩く－99

・日記　12-78

　1月15日　（土曜日）　快晴　　81日目

　少し昨日よりか暑い。それでも歩くには良い日である。
相変わらずハエは多い。

　昨日話しをした隣の自転車野郎2人は朝、5時ぐらいに出発する。
それにつられて4時には目が覚める。
しかし、5時半からまた寝てしまい、起きるのが遅れ、結局、出発が8時10分である。

　昼の少し前、ロードワーカーの人々がいて、休んでいた。
そこを通りかかったので、親しく話しをする。大変気持ちがよく話しをする。
日本でもそうだが、体を使う肉体労働者はアッサリしていて話しをしても面白い。

　それに比べると彼らとは違いこんな人達に今日も街の中ですれ違う。
彼らは俺が「Hi」とこちらから挨拶をした時、顔色一つ変えることなく話しかけられては迷惑だというように過ぎて行くのである。
この様な人の中には俺が話しかけてもそっぽを向く人もいる。
こんな時には彼らが人種差別をしているのだなと感じ、俺は黄色人種なのだなと思う。
話しもしない彼らは俺を日本人だとも思っていないだろうが、どちらにしても黄色人種を嫌いなことは確かだ。
非常に情けない話しだ。前にも書いたように彼らが可哀想だ。
こんな大きな国で、この人種が良い、この人種が悪いということは何ということだろう。
この国の朝日と夕日を見てみろと言うのだ。
すべての人に雄大で綺麗なその風景が同じように見えるではないか。
それを見ているとそんな差別の気持ちが如何に小さなものか分かるだろう。

ところで気持ちよく話したロードワーカーとは気持ちよく分かれる。

出費　Ａ＄7.10